【未来編】日本とか世界とか意識しないで生きれる人材を育てたい サムライカレーができるまで その3
その1、その2はこちら
2020年以降、景気の冷え込みが予想されており、すでに就活戦線には異常が出始めています。
私は、いわゆる「就活氷河期世代」と言われる世代で、同年代に就活でつまづき、その後も苦労している人がたくさんいます。
しかし、私自身は、好き勝手やって生きていくことができました。
それは、海外で、外国人と仕事をすることに躊躇がなかったからです。
私は、そういう人材を育てるために、サムライカレーをやっています。
日本の人口は減っている。しかし
日本人の人口は減っていても、世界全体の人口は増えている。
日本人の平均年収は減っていても、世界全体の平均年収は増えている。
私が所属していた日産自動車が、車の9割以上を外国で売っているように、世界全体を相手にビジネスをすれば、成長産業はたくさんあり、日本が不況になっても余裕で生きていけるわけです。
ちなみに、外国人との仕事は、別に海外に住む必要はありません。
私は、日産の厚木の山奥事業所で1日6時間外国人とテレビ会議していましたし、今も、日本からスマホでカンボジアのスタッフに指示を出しています。
また、観光で日本に来る外国人も、コンビニ定員からIT技術者までいろんな仕事のために日本に住んでいる外国人もたくさんいます。
住むところはどこでもOK。日本人以外の人もお客さんにして、日本人以外の人と協力して仕事ができるようになればいいんです。
日本人は「ガイジン怖い」
では、なぜ多くの日本人がそれをやらないのか?
それは、「なんかよくわからないけど、ガイジン怖い」だからです。
なんでよくわからないか?
それは、外国人と話をしたり、一緒に仕事をしたことがないからです。
だから、体験して欲しいんです。
実際に外国に住んでみて、外国人に話を聞いて、彼らがどんな生活をしていて、どんなことをしたら喜んでくれるか知って欲しいんです。
一緒に仕事をして、協力して、一緒に何かを成し遂げることができる仲間だと知って欲しいんです。
これを、体験として自分の中にインストール出来れば、外国は怖くなくなります。
東京から大阪に行く感覚で、プノンペンにいくことができるようになります。
一緒に仕事をする相手の国籍なんてどうでもよくなります。
言葉の壁は、技術によってどんどん低くなっています。
新聞記事やメールの文面、契約書なんかは、すでにGoogle翻訳がかなり正確に訳してくれます。
スマホが同時通訳をしてくれるようになるのも時間の問題でしょう。
でも、どんなに正確に言葉ができても、伝えるモノがなければ何も生まれません。
相手を喜ばせるための何かを、提供できるようになる必要があるんです。
だから、サムライカレーでは、カンボジア人に何かを売ります。
カンボジア人の9割は、日本人の9割が好きな、ジャパニーズカレーライスが嫌いです。彼らにとって、カレーの匂いは、納豆の匂いみたいなもんです。
まず、「自分がいいと思うものを、お客さんがいいと思うとは限らない」ということを体感してもらいます。
そして、「じゃあ、お客さんは何を求めているのか」を知るための方法を身につけてもらうのです。
それ以外のプログラムも、
現地の人を喜ばせるためのなにかを探す
現地の人と協力して成し遂げる
という点は共通しています。
国境を意識せずに、自分の周りの人を幸せにできる人材を育てるため、我々のプログラムは日々、進化していきます。
そして、たくさんの日本人が、自分たちで創った商品、サービスを、世界中の人たちに提供し、喜んでもらえるようになれば、その時には、また豊かな日本がかえってくるはずです。
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