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ソウルイノベーションパークと、日本/韓国/台湾のソーシャルセクターをつなげようと奮闘中の友人について

ソウル市恩平(ウンピョン)区にある、ソウルイノベーションパークを訪れる機会を得た。

といっても、ここにオフィスを持つ友人にちょろりと案内してもらっただけなのだけど笑、この場所も、彼女の事業もとてもユニークかつ意義があるなあと感じているので、紹介をしておきたい。

ソウルイノベーションセンターとは?

ソウルイノベーションセンターは、社会問題を解決するイノベーションを促進させるために、2015年にソウル市が設立した。疫病管理本部(現在は別の場所に移転)があった敷地内に、大学キャンパスのようにいくつもの建物が散在している。
(公式ウェブサイトはこちら。*韓国語、英語のみ)

各建物にはイノベーションセンターをはじめとするサポート組織や、社会的企業、NGO、市民グループなどが200以上の団体が入居している。いまはコロナ対策で閉鎖されているけれども、市民がいつでも集まれるスペースや図書館、お昼寝ペース、カフェなども併設されている。コロナ禍以前は中庭スペースで、1年中イベントや集まりが開催されていたらしい。

スタイリッシュなデザインや、入居者が自由に使えるキッチンにイートスペース、プロジェクターを設置し映像をみるスペースとしても使える階段部分、中庭にあるバスケの全体的にお洒落で居心地がよさそう。シリコンバレーのGoogle本社っぽい感じをイメージしてるのかな〜と想像。

(昨年放映した韓国ドラマ『スタートアップ』に出てくるSAND BOXみたいだった笑。というかあっちがここを意識してたのかな?)

(余談だけど、海外スタディツアーの仕事で、Google本社、2016、2017にちょろりと訪問したことあります!広大な敷地に低層の建物が散在していて、キッチン、ジム、ボーリング場、出張マッサージなどが完備されてて、働き心地最高そうだった。。自慢です!笑)

アジアのソーシャルセクターをつなぐ

案内してくれた友人は日本出身、台湾の大学卒、新卒でいきなり韓国に現地就職というユニークな経歴の持ち主。いまは韓国と台湾、そして日本の社会的企業/NGO/市民グループのつながりをサポート・促進する事業を展開すべく、奮闘中。

一見、ほんわかした喋り方とやわらかい笑顔からは想像できないぐらい、エネルギッシュでパワフル。ひとまわり以上歳下なのだけど、彼女から見る韓国や台湾、両国のソーシャルセクター関連のことなど、いつも全然知らなかったような話を聴かせてもらっている。

ちなみに、彼女はソウル市の支援事業に選出されるべく、事業計画書を書いたり、プレゼンをするほどの韓国語の持ち主でもある。でも、高校のときにちろりと習った以外は独学。仕事をするなかで覚えてきた、とのこと。すごすぎる。。

友人いわく、韓国と台湾には政府や行政機関がソーシャルセクターをサポートする基盤があって、法律や税制が整備されていたり、イノベーションパークのような物理的な拠点が提供されたりしているらしい。一方、日本は分野ごとに個別の団体が奮闘していて、横のつながりや行政との関わりは薄い印象とのこと。

環境が似ていることもあり、韓国と台湾のソーシャルセクターのつながりはできつつある一方、日本とはあまり連帯できていない。だからこそ、彼女は韓国、台湾、日本、しいてはアジア全体に連帯を広げ、社会問題解決という共通課題に向けて協業できる基盤をつくりたい、という。

素敵すぎる!彼女のようなバックグランドと経歴をもつひとはなかなかレアだろうし、彼女の情熱とエネルギーをもってすれば、絶対に今後前進していく事業だと思う。力一杯共感するし、応援したい!!!

彼女にイノベーションパークを案内してもらったあとは、すぐ近くのカフェを手伝っている友人のもとへ。その友人も素敵な活動をしているので、別途また紹介する記事を書きます。

友人の事業や韓国のソーシャルセクター事情に興味をもった方は、ぜひ彼女のnoteも覗いてみてください:):)

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