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2021/3/29 セルフ・キャリアドックをオススメする理由

【セルフ・キャリアドックをオススメする理由】


「セルフ・キャリアドック」は、一部のコンサルタントやキャリアコンサルタントにとっては、ある程度馴染みがある言葉ですよね。

では、それ以外の人は?

経営者交流会で出会った約200人の個人事業主・中小企業経営者に「セルフ・キャリアドック制度を知っていますか?」というアンケートを独自に行ったところ……

「知っている」が20%、「知らない」が80%、という結果でした。
(※アンケートは、取る側の恣意的な意図が入りやすく、そもそも経営者交流会に来ていない母数の情報感度が高い可能性も否めません。参考の上、ご自身でご自由に考察してください)

また、「知っている」人の多くが、「イコール、助成金」というイメージを持っていることがわかりました。

そのイメージの基になっている助成金、もう終了してしまっていますよね……。

そして、「知らない」人の多くが、「セルフ・キャリアドックという言葉の意味がわからない」という第一印象を持つこともわかりました。


ここでセルフ・キャリアドックの言葉の意味をおさらいしましょう。

「セルフ・キャリアドック」とは、企業がその人材育成ビジョン・方針に基づき、キャリアコンサルティン グ面談と多様なキャリア研修などを組み合わせて、体系的・定期的に従業員の支援を実施し、従業員の主体的なキャリア形成を促進・支援する総合的な取組み、また、そのための企業内の「仕組み」のことです。(厚生労働省のホームページより)

中小企業のキャリアコンサルティングを行うことが多い私は、キャリアコンサルティングは一度の研修で終わらせるべきではないと思っています。研修後のフォローアップ、キャリコンと従業員の一対一の面談、そこからの課題抽出、インプット、アウトプット、研修……その繰り返しを継続的に行っていくことで、高い効果を発揮するのがキャリアコンサルティングというものです。


人は、たった一度のキャリアデザイン研修で大きな変化を遂げることは稀です。

キャリアは=人生です。

コンサルタントが傾聴、伴走し、その人自身に適合したアドバイスを繰り返し、自走することを促してこそ、その人らしいキャリアが形成されていくのではないでしょうか。


セルフ・キャリアドックは、企業も従業員もともに幸せになれる非常にいい制度だと思っています。

ただ、コンサルタントが商品として提案する際のハードルが多すぎるのです。どんなにいい制度でも、商品として扱う場合、その商品名を見てすぐにイメージが浮かんでこなければ、相手に選択してもらうことは非常に困難になります。

私たちキャリアコンサルタントが、企業にセルフ・キャリアドックを導入してもらいたいと考えた時、どのようなニーズと合致させればいいのでしょう?


答えは次回。


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