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理学療法士、ギランバレーになる

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※過去の記事を書き直しています。 さらに読みやすく、伝わりやすくと修整しております。 理学療法士1年目で神経難病のギランバレー症候群になり、患者の立場となる。 突如、歩けなく…
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#闘病

⑥気持ちがついていかない

⑥気持ちがついていかない

歩ける人が羨ましい入院中はリハビリと検査以外の時間はやることがないのでテレビを見る時間が増えました。

そこでファッションショーが開催されましたという内容のニュースを見ました。

私は見ていて羨ましくなりました。

普通は

きれいまたはかわいくていいなぁ

スタイルが良くていいなぁ

あの服かわいいなぁ

なんてことを思うでしょうが私がその時思ったのは

あんなヒールの高い靴を履いてるのに普通に

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⑤私にはリハビリが必要なんだ



私は歩けるの?入院して数日、私は車椅子で過ごしてました。

歩けないという衝撃、この状態をどう処理したらいいのか分からなかったけど「私は今歩けるの?」とどうしても気になって考えてしまいます。

回診の時に医師に聞いてみました。

私「歩く練習していいですか?」

医師「1人で歩いちゃいかん!!」

めっちゃ否定されたな・・・って感じでした笑

でも理学療法士がつけばいいという事で許可をもらえま

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④死ぬかもしれない



体幹失調がある20代で突然歩けなくなるなんて、そうある事ではありません。
血液検査やレントゲンなどから始まり、MRI、神経伝達速度(末梢神経に異常がないか調べる)を何度もしました。

自分の症状はなかなか的確に評価するのは難しいなぁと思っていましたが、私は浮遊感と体幹失調と呼ばれる症状が強い事に気づきました。

初めて気づいたのは回診で「目を閉じて立ってられる?」と聞かれたのがきっかけでした。

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