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実は妖怪なんです。うそです。

どーも。私の名前は妖怪・発酵させたがり。

趣味である観察から手足を少しずつ伸ばして、植物加工の観察の楽しさを知ったのは、確か… えっと2年くらいかなー、いや、あ、3年?5年かな

ま、いいや。

植物の加工が楽しくて、色々と遊んでもらっています。最初はお茶だったかなー。煮出すことでの色や香りの変化、効能などに夢中になりました。その後は、チンキを作ったり、Ayurvedaを学んでいる事もあってオイル作りが楽しくて。それまではスリランカやインドの医師が作ったオイルを輸入したのを使っていました。それはそれは素晴らしくて、当たり前ですが効果があるものでした。でも、途中で気が付いたんです。それは私にとって大発見でした。

「ここ、日本だな」って。

「私、そういえば日本人だった」って。

あの時は驚いたなぁ。

半径200㎞(先生によって距離数違います)以内の植物を食べる様に言われているのに。気候も文化も全く違う国の植物を使うという違和感が大きくなって。で、身の回りの植物に興味を持ったんです。授業でインドやスリランカの薬用植物は効能含めて一通りお勉強していましたが、「身の回りにいてくれて、小さな頃から遊んでもらっていた植物たちを見ていなかった」という当たり前な気付きの後から興味が一気に変わったのでした。

そうしたら、楽しくて楽しくて。採取のタイミング、場所、群生の中からどの個体の力をかりるか。加工のタイミング、火加減、オイルやお水の量、寝かせ方、使い方、使った後の反応。オイル作り用の銅鍋も銅板叩いて手作りしたり。元々が変態気質なので、深く深く観察を続けて遊んでいました。

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施術に使うにしても、お会いした事がない方が行った事のない土地の植物から作ったオイルと、全工程を知っているオイルとでは違うんですよね。協力体制もこちらからの信頼度も。植物に対する感謝もね。

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私の興味は、モグモグ咀嚼して飲み込み排泄すると、すぐに他に移ります。それを繰り返し、積み重ねて自分の経験の隙間に色んな存在たちの知恵も入れながらカタチないものを作っています。これが私の宝物。

欲しい方がいればシェアだってできるし、シェアすれば減るどころか増えちゃう。こんな楽しい宝物はないと思います。みんな喜んでくれるし。

あ、話を戻しますね。

オイル作りを繰り返していたら、また気付いたのです。

「あれ?この植物の効果って植物だけのものではない。何か付加されてる。これ何だろ?……あー!!」

ということで、やっと人間の私の目には見えぬ存在の偉大さに気付いたんです。

で、お水と糖分と温度を加えて発酵実験が始まったのでした。採取したて、水洗いしたもの、乾燥したもの、ちぎるか全草か、月や星との関係も楽しい反応があります。糖分も砂糖、蜂蜜、ジャグリ、色んなもので観察。季節ごとに様々な植物を発酵させています。部位ごとに分けたりしながら。だから、私の部屋は瓶だらけ。困ったもんです。

先週はたくさん出てきたスギナを。

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今日は、shatavari に発酵してもらっています。

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写真は仕込んだばかりのものですが、今は両方プクプク元気です。


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