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子会社があるオランダを紹介します!

こんにちは 広報担当サトです。

今日はモリトグループの子会社であるMORITO EUROPE B.Vがあるオランダについて少しお話したいと思います。

みなさんがオランダについて、主に知っておられる事といえば、「チューリップ畑がきれい」、「風車がたくさんある」、「ゴーダチーズが美味しい」、「ミッフィーが誕生した国」などではないでしょうか?

日本にいるとオランダに関する情報はあまり多くはありませんが、それ以外にもオランダにはたくさんの魅力があります。
実は、私、サトはロッテルダムに約11年間駐在していまして、オランダは第二の故郷だと思っています。そんなオランダの魅力についてご紹介していきます!

オランダの魅力① 人が優しい!

江戸時代の五人組のような助け合いの精神が残っています。
例えば、家具を購入して車から降ろそうとしていると、ご近所さんが自然と集まり、一緒に家の中まで運んでくれます。

また、別の日には、車のバッテリーがあがってしまい、ボンネットを開けていると、ご近所さんがブースターケーブル片手に手伝いに来てくれます。

冬は寒い日でマイナス10度前後まで気温が下がる事もあるので、車を数日使用しないとバッテリーがあがる事が多いのです

日本でバッテリーがあがった経験がなかったので、手伝ってもらえ助かりました。

外で少しでも困っていると、それをすぐに察知して、手伝いに来てくれるご近所さんなのですが、

「なぜ困っている事が、そんなすぐに分かるのだろう?」

と当初は不思議に思っていました。なぜだか分かりますか?

その理由は、「カーテンがない」からです。

オランダの家は窓が凄く大きいのですが、みなさんカーテンをつけていません。本当にビックリするくらい中が丸見えです。なので、外で、がちゃがちゃ何かをしていると、中からすぐに外の事が分かるという訳です。

カーテンをしない理由は、諸説があるようですが、プロテスタントの美徳とされる清貧さと清廉さを見せる為だと聞きました。

オランダの魅力② フルーツと野菜が美味しい!!

世界一、ビニールハウス栽培が進んでいると言われているオランダでは、たくさんの種類の野菜とフルーツが年中販売されています。日本の大根もありますし、フルーツでは柿も「Kaki」として販売されています。ちなみに椎茸も「Shiitake」として売っています。
フルーツは甘くておいしいのですが、特にメロンは、ひと玉200円くらいで、日本では考えられないくらい気軽にメロンを食べる事ができます。生ハムを巻いてみたり、少しシャーベットにしてみたり…とメロンは身近なフルーツでした。

野菜のイチ押しは、ホワイトアスパラガスです。すごく肉厚で、春のシーズンになると、レストランではホワイトアスパラガスのメニューが盛だくさん。ソーセージやハムとの相性は抜群です。

ゴーだ

夏になると毎週、ゴーダではチーズ市が開かれています。

オランダの魅力③ 道が用途別に分かれている!!!

オランダでは基本、車道があり、その横に自転車道、歩道、田舎に行くと馬道があります。オランダに赴任当時は、間違って自転車道を歩いたりしていたのですが、その都度、注意されました。

自転車道には、原付バイク・ローラーブレード・スケボーなど、様々な種類の自転車(?)が快適に走る事ができます。歩道も自転車が通らないので、ゆっくりと落ち着いて歩く事ができます。田舎に行くと厩舎がたくさんあり、1000円~5000円くらいで馬を借りる事ができ、馬道でトレッキングを楽しむ事ができます。コロナ以前から、自転車やローラーブレードで通勤される方がたくさんおられました。私もローラーブレードで遠出をして良い汗を流したり、馬を借りてみたりと、それぞれの道の魅力を楽しませていただきました。

チューリップ1

4月末になるとチューリップ畑が綺麗です!

チューリップ2

仲間はロッテルダムにいます!

そんな魅力あるオランダの第二の都市ロッテルダムにモリトグループの子会社MORITO EUROPE B.V.はオフィスと倉庫を構えています。

MORITO EUROPE B.Vは3つの部署から構成されています。
ヨーロッパのファッション・スポーツ・作業着ブランドへ副資材を販売するアパレル部門 (AP)、主に日系の自動車メーカーに半製品や副資材を供給する輸送部門 (TR)、カメラケースなどを販売するプロダクト部門(PD)です。

ファッションの副資材をメインに取り扱っているのに、なぜフランスやイタリアではなく、オランダに子会社があるのか不思議に思われる方もおられるかもしれません。

オランダ進出のきっかけは大阪府

1985年にMORITO EUROPE B.V.を設立したのですが、きっかけは、MORITOグループの本社がある大阪府と関係があります。当時、大阪府が地元の企業が世界に進出できるきっかけになればと、ロッテルダムに大阪府の出張所を構えられ、大阪の企業向けに貸しオフィスサービスを開始されました。
私たちはその貸しオフィスに先ずは事務所を構え、数年間、市場調査を開始しました。そして、自分達だけでビジネスができるという確信を得て、事務所兼倉庫を自分たちで借り、現在に至ります。

大阪府が欧州の出張所をロッテルダムに決められたのは、以下の理由だそうです。

・オランダ人はバイリンガル、マルチリンガルの方が多く、英語が通じる。
・法人税が欧州諸国の中でもかなり低い。
・30%ルーリングという、駐在員向けの優遇税制がある。
・ロッテルダムに欧州最大のハブ港がある。
・水よりもビールの方が安い(笑)?

私たちもこれらの恩恵を受けて、35年近くロッテルダムで事業を拡大してきました。

運河

オフィス近くの運河

MORITO EUROPE B.V.は、社員数が少ないオフィスですが、国籍は、オランダ・フランス・ボスニアヘルツェゴビナ・ポーランド・南アフリカ・ラトビア・日本と多種多様です。
スタッフ全員が話せる言語を合わせると、なんと10か国語以上にも及びます!3か国語を話せるのは、ほぼ当たり前で、なかには5か国語を流暢に話せるスタッフもいます。改めてオランダはマルチリンガルで、多文化共存社会だと感じます。

そんなロッテルダムから欧州全域、北アフリカに商品をお届けしています。欧州で小さな副資材から、縫製関係商品、自動車・ボート関連のパーツ等々をお探し、お困りの方がおられましたらお気軽にお問合せ下さい。様々な言語を駆使して対応いたします!