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洗濯表示に新しい記号が追加されたって知ってる?

衣類についている、洗濯するときの取り扱いについて表示されたタグを見たことはありますか?

いろんな記号が並んでいるタグですが、今年(2024年)8月から新しい記号が追加されたそうです。それがこちら!

新しく追加された記号

「液温は30℃を限度とし、手洗いができる」の記号

関西人がみたら、バケツにツッコミを入れているように見えなくもない?そんな記号ですが、意味は「液温は30℃を限度とし、手洗いができる」だそうです。

「底面温度120℃を限度としてスチームなしでアイロン仕上げができる」の記号

洋服をハンガー等にかけたままシワがのばせると最近はやりのスチームアイロンが使えないのかな?と想像してみたのですが、意味は、「底面温度120℃を限度としてスチームなしでアイロン仕上げができる」というもの。
当たらずといえども遠からずでしたね。

ところで、そもそもどんな種類の記号があってどんな意味があるのか?ご存じでしょうか?

なんとなく「✖」がついていたらダメなんだろうな、くらいは分かるけれど、詳しくは分からない方がほとんどではないでしょうか?

という私も、そのひとり。

この機会に、この記号についてすこし調べてみました。

まず初めに

これらの記号は「洗濯表示記号」、またこのタグは「ケアラベル(取扱い絵表示)」というそう。

この洗濯表示記号は、日本産業規格(JIS)で定められていて、世界と共通なんだそうです。

2016年12月以降に生産された衣類から世界共通のマークが使われるようになったそう。けっこう最近のコトなんですね。
それまでに生産された衣料で日本への輸入品には、日本と海外の洗濯表示2枚のタグがついていることがあるそうです。

記号の種類

記号の種類は、現在全部で43種類もあります。

これは、ちょっと覚えられないですよね、でも大丈夫。

洗濯記号は、基本の記号と付加記号、数字が組み合わさってできているので、コツをつかめば理解できちゃうんです。

基本の記号5つ

基本となる記号は、全部で5つ。表示される順番も決まっています。

どれも洗濯するうえで欠かせない項目ですね、洗濯とアイロンは見た目のイメージどおりですね。

△の漂白、□の乾燥、〇のクリーニングはどうやって覚えるか…完全に個人的なイメージですが、私はこんな感じで覚えています。
 △は漂白剤の「まぜるな危険」のマークのイメージで
 □は乾燥機のイメージで
 〇はクリーニング店にある大型の洗濯機の窓イメージで

付加記号はいろいろ

基本の記号に追加して表示されるのが付加記号で、強さや温度を表しています。

「-」は増えると作用が弱くなるので、マイナスバーと覚えるとよいそうです。

この記号の中の「点(・)」の数は、アイロンの底面温度の上限を表していて、「・・・」210℃まで、「・・」160℃まで、「・」120℃までとなっています。

他にも、洗濯+手の記号は手洗いとか、乾燥+タテ線はつり干し、乾燥+ヨコ線は平干しなどのバリエーションがあります。

タンブル(タンブラー)乾燥の記号は?

乾燥+〇を組み合わせたマークがタンブル乾燥に関する洗濯表示です。

タンブル乾燥とは、コインランドリーなどで見かける「衣類を熱と共に回転させながら乾燥させる乾燥機」のことを言います。最近人気の家庭用ドラム式の洗濯乾燥機もこれにあたります。

ニットやウールなどの素材で出来た「おしゃれ着」は、型崩れや縮みなどが起こる可能性があるので、このマークがあったら気を付けてください。

衣類を大切に

モリトグループでは、このような洗濯表示ラベル等を扱うグループ会社があります。大切な思い出とつながっていることも多い衣類を洗濯で失敗しないためにも、ぜひ、このタグをご覧になってみてください。

ちなみに、新しく追加された2つの他にも、意味が変更されていたり、デザインが少し変わっているものもあるそうです。

どこが変わったのか?見つけられるでしょうか???かなり微妙な変更なので、気づいた方、すごいです!

広報担当のナギがお届けしました。