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マネーフォワード クラウド会計・確定申告から「残高照合」機能リリースのお知らせ&使い方

マネーフォワード クラウドのカスタマーサクセスを担当している森田です。

先日、マネーフォワード クラウド会計・確定申告内に、「口座の残高照合」機能をリリースしました🎉

取引日ごとの銀行口座残高と、会計上の帳簿残高を突合し、ズレを確認しやすくする機能です。この記事では新しく追加された「残高照合」機能の使い方についてお伝えします。

機能リリースの詳細は、以下の記事をご参照ください。

残高照合作業とは

マネーフォワードクラウド会計・確定申告では、連携しているネットバンキングの取引を自動で取得することができます。

しかし、これまでは以下の理由等で、ネットバンキングの口座の残高と会計上の残高に差異がでるケースがございました。

・連携した取引が「対象外」(※1)になってしまっていた。
・ネットバンキング側で再ログインを要求されているため、連携がエラーになった状態がネットバンキングの取引明細保持期間を過ぎてしまい、間の取引の取得が漏れてしまった。

(※1)マネーフォワード クラウド会計 使い方ガイド「登録済一覧の説明」内の「明細一覧>自動取得した明細のステータスを確認する」の項をご参照ください。

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通帳の残高と計上の残高に差異が出てしまった場合、ネットバンキングとクラウド会計を連携しているにも関わらず、通帳と会計上の残高を目視で確認する必要がありました。上図のような作業を残高照合作業といいます。

今回リリースした「残高照合」機能により、定規等を使って目視で残高照合していた作業が不要になります!

「残高照合」機能とは

以前のマネーフォワード クラウド会計・確定申告において、画面上で確認できる残高は、ホーム画面に表示されている「ネットバンキング上の現時点における口座の最終残高」だけでした。

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この残高では残高照合作業を行うことはできません。残高に差異があったとしても取引毎の残高を確認することができないため、前項のようにネットバンキングの取引明細や通帳を確認する必要がありました。

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今回リリースした「残高照合」機能では、上図のように、画面左側は通帳と同じ取引日時点の残高が表示されます。あわせて画面右にはその口座が登録される補助科目の元帳が表示されています。

つまりこの画面だけで、口座の残高と会計上の残高に差異が発生している原因が確認できるようになりました。

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加えて上図のように、残高に差異が発生した取引明細がハイライトされるようになりました。どの取引を修正すべきか、簡単に確認することができます。

残高の差異を解消する方法

下図の赤枠内のように、「過不足額」と表示されているときは、実際の銀行残高と会計上の残高に差異がある状態です。

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このとき、「残高照合」機能では残高の差異をハイライトするだけではなく、その差異の解消手段を3つ備えております。

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①対象外解除
「自動で仕訳」で対象外にした取引を、再び仕訳候補に戻す操作です。
「対象外」とは、銀行の取引明細を仕訳として入力せず無視することを選択した状態なので、その分銀行残高と帳簿上の残高に差異が発生します。「残高照合」機能を使うことで、誤って対象外にしていた取引を発見し、仕訳として登録できる状態に戻せます。

②仕訳登録
「自動で仕訳」で未登録の状態で残っている取引を仕訳として登録する操作です。
①の操作で対象外を解除した取引も未登録状態になります。仕訳登録のボタンが表示されている取引を登録することで残高の差異を解消できます。
ボタンをクリックすることで「自動で仕訳」の画面に遷移するので、取引を確認の上登録してください。

③仕訳紐付
「自動で仕訳」をする前に該当取引と思われる仕訳がすでに登録されている場合に、仕訳が重複しないよう、連携取得した未登録の取引と、すでに登録されている仕訳を紐づける機能です。
ボタンをクリックすると明細の日付と同じ日付の仕訳が候補として表示されるので、その仕訳を選択することで残高の差異を解消することができます。

おわりに

「残高照合」機能は、ネットバンキングとの連携をご活用いただいている皆様の業務を軽減することができます。ぜひご活用いただき、日々の助けとなれば幸いです。

※「残高照合」機能は、次のプランをご契約いただいているお客様へのご提供となります。

・マネーフォワード クラウド会計「ビジネスプラン」
・マネーフォワード クラウド確定申告「パーソナル」「パーソナルプラス」


各プランについては以下のリンクをご確認ください。
マネーフォワード クラウド会計の料金(法人のお客様)
マネーフォワード クラウド確定申告の料金(個人のお客様)
※「残高照合」機能をご活用いただく場合も、口座残高の分かる原証憑との突合を定期的に行っていただくことを推奨します。
※一部、取引後の口座残高の取得に対応していない銀行がございます。


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