クニエ漫画グランプリ２０２１の話

クニエ漫画グランプリ ノミネート6作品の中に選ばれました！！

Twitterのフォロワー数を増やす足しになるかと最近ちょこちょこ短い漫画を描いてはアップしてみたりしてたわけですが（結果フォロワーはあんまり増えてないけど…^^;）、
『クニエ漫画グランプリ』はそうして応募していた賞レースのひとつで、
6つのテーマに沿って応募された作品の中から各テーマごとに1本がグランプリ候補として選出され、半年の連載を経てグランプリが決定する、というもの。
つまり、9月から半年間の月イチ連載が決定したってことです！
しかも、原稿料も出ます！！（←ここ重要）

いや正直言うと、選ばれるとは思ってなかった。
他の応募作を見ると（他人の応募作が見れてしまうのがウェブ公募の面白いところですよね）、やはりほっこり癒されたり元気になれるような作品、知らない世界が見られたり共感性が高かったりするものなどが、ウェブでの反応が良くイイネやRTも多いわけで。同テーマだけで見ても、そーゆー作品はいくつか見られた。
ひるがえって僕のはというと、まずテーマのとらえ方がひねくれていて暗い（いきなり仲間死んでますからｗ）、登場人物が男だらけ、漫画家を主人公に据えてはいるけど漫画家あるあるが見られるわけでもない…と、いわゆるバズりそうな漫画じゃない。
しいて言うなら、テーマを深掘りしようとした姿勢が認められた…のかな？
だとしたら嬉しいですね。
前述した「ウェブで受けそうな要素」に走らずに、「自分がこのテーマで描くなら」を追求した結果できたものなので。

さて、そんなわけで現在、9月からの連続掲載に向けての準備作業中です。
連載はノミネート作と同テーマ・同世界観が条件で、6話完結。
ノミネート作の続きを描くもよし、スピンオフ的に別キャラ視点などで描くもよし…なのですが、正直選ばれると思ってなかったんでノープランだったんですよねぇ…
シチュエーション的に同じこと繰り返せるような話でもないし。（今度は〇〇が死んだ…とかってわけにはいかないですからｗｗ）

まあ全く同じストーリーを細部を膨らませて６分割、もアリだという話なんで、基本的にはその方向で。
とはいえ、そのまますぎては面白くないんで色々と考えたいところ。

連載にあたっては、協賛？の漫画家支援プラットフォーム「コミチ」さんが編集やサポートを行ってくれるのですが、
なんとジャンプ作家の樹崎聖先生も編集者としてアドバイスをくれています！
最近では「10年メシが食える漫画家入門」「カタルシスプラン」などの著者として後進育成や業界発展に尽力されている樹崎先生ですが、僕なんかはやはり子供のころジャンプで読んでたあの漫画の作者さんが目の前に！って思っちゃいますね。（特にデビュー作のピアニストの主人公が指の股を切るシーンの衝撃が忘れられない…）

そんな先生のご意見などもいただきつつ、とりあえず８月半ばまでに全６話分のネーム、そして８月末には１話の原稿、と急ピッチで作業中です。

頑張って面白い作品に仕上げたいと思っていますので（やるからにはグランプリも狙いたい！）、応援のほどよろしくお願いします！