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即興詩(散文詩)

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シンガーソングライターが即興で書く詩。 時々これは詩なのか?と思いますが、詩です。 無料で読めます。一日一作が目標。 全作ここに入っております。 月毎のマガジンに整理中。そちらも…
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2022年2月の記事一覧

【即興詩】2022/02/28「葦」

【即興詩】2022/02/28「葦」

人間は考える葦である、とはパスカルの言葉であるけれど、その真意を深く知らなかった。
知らなかったら知らなかったで本ではなくネット記事を漁るというのが習わしになってしまったけど、誰がどんなふうに書いたかわからない記事なんかいくらでもあるわけで、そこから知識を仕入れようとするのは多分浅はかなんだろうと思います。

いろんな記事がありますね。
誰かが主張したいだけなのか、誰かに伝えようとしているのか。

【即興詩】2022/02/27「こころひとつ」

【即興詩】2022/02/27「こころひとつ」

くだらないことを
おもしろく
うっとおしいことを
いとおしく

こころひとつで
ゆたかないのち

ワンマンライブまで、あと1ヶ月。
一日一日を、丁寧に噛み締めて生きようと思います。

【即興詩】2022/02/26「単純」

【即興詩】2022/02/26「単純」

こうしたら ああなる
ああしたら こうなる

そんな単純な話じゃないんだよ
世の中は

戦争状態の現在を、酷く憂いでいます。
世界の大きな価値観が、今まさに変わろうとしている。
一度落としてしまうと、それがデファクトスタンダードになる。そういうもんだと思います。

けれど、最近の日本の状況をみても、以前より幾許か暴力性が強くなってきたのは確かで。
単純に、人とのつながりや関わりが減ったからではない

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【即興詩】2022/02/25「路上」

【即興詩】2022/02/25「路上」

屋根もなく
椅子やテーブルもなく
雨の滴るような場所でも
そっと生きることはできる

生きていることに意味はない
あるのは紙一重の
喜びと 苦しみだけ

西成のスーパー玉手の前にゴロゴロしていた路上生活者のことが、時々ふと頭をよぎります。
彼らはどう感じて、どう生きているのか。
人によっては「そんなことを思うなら支援の一つでもしてやれ」と思ったりするのでしょうが、きっとそれぞれ感じることも違うでし

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【即興詩】2022/02/24「直感」

【即興詩】2022/02/24「直感」

形も 色も
知らないことが多い
けれどもそれが
今必要か
私が求めているものなのか
それは 私は判断できる

もっとねーーー、直感の通りに行きたいですね。
立ち止まるのと同じくらい大事。

【即興詩】2022/02/23「もしも」

【即興詩】2022/02/23「もしも」

"もしも"は きっと
過去ではなく
未来に使う言葉

今日はライブでした。
お客さんから差し入れいただいて、本当に嬉しかった。
心のやりとりができた時って、何にも代え難い喜びだなと思います。

【即興詩】2022/02/21「恋よりも」

【即興詩】2022/02/21「恋よりも」

ふしだらな幻想に罪はなく
欲求が生まれるのは
自然を生きている証拠

けれどたぶん
恋よりも愛を優先したほうがいい
あなたにとっても わたしにとっても

つまらぬ恋に溺れても壊れない愛なのであればいいんでしょうが、世の中で許容されている不倫は、誰かの愛の一部分が必ず壊れていると思う。

僕は未だに原田龍二さんを憐れみの目で見てしまうんですけど、なんでなんですかね...。
嫌いじゃないんです。テレ

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【即興詩】2022/02/20「けじめ」

いつまでもだらだら
わかっちゃいるけど
やめられない
だって 心地いいんだもの

だから僕は
ここでだらだらと お別れする
出会ったら お別れしなきゃ
だらだらも 人も

無意識に続けてしまっていること、やめた方がいいこと。
気づける自分でいたいものです。

【即興詩】2022/02/17「ピント」

【即興詩】2022/02/17「ピント」

本当に気が合う人なんか、なかなかいない。
気が合うというより、気が許せるかどうか。

【即興詩】2022/02/13「freiheit」

【即興詩】2022/02/13「freiheit」

囚われの身だ
いつからだろう
そう思うようになったのは

勝手な話だ
母は私を丈夫に産んでくれた
父は世界の自由さを教えてくれた
なのに

なんで
なんで
私はこんなに
不自由を感じているのだろう

それは、他ならぬ自分が自分の人生を縛り上げているだけなんですが、それに気づけるかどうかは行動の先にあるのでしょうね。

【即興詩】2022/02/12「happy birthday」

【即興詩】2022/02/12「happy birthday」

時間なんてものも、人が都合のいいように尺度を決めたもの。
何かよりも早く死ねば「まだ若いのに」、長く生きれば「往生」と、それそのものの良し悪しのように考えるようになり。

だとすれば、1週間で死ぬセミは不幸か。
たぶん、そんなわけない。
あの耳につく大きな鳴き声に、その生命の全てをかけている。
それこそが、生きるものが見習うべきそれなのではないだろうか。
セミに対する敬意が尽きない。
どれだけ歳を

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