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『Gold 』一攫千金の実話

昨日、妻が買い物序でに買ってきた巨大なテレビを夜操作していて、何故か気がついたら手をとめ、いつの間にかテレビで放映されているマシューマコノヒーの映画「Gold」を観入っていた。。。

僕は昔からテキサス出身のマシューマコノヒーが大好きなんですが、あのテキサス訛りが良いんですよね 笑。彼は高校時代にダラスから車で2時間東に走った小さな町Longviewで育ったみたいです。大学はテキサスのオースティン。

前にもこのGoldは観た事あったんですが改めて観るとやっぱり良い映画だなと思った。この映画は金を掘り当てる男2人組の一攫千金の話なんですが、一攫千金というところが何だかテキサスに吸い寄せられる男達に通じるものがあるかなと。。。

いまのアメリカって昔の自由と成功のイメージからはだいぶかけ離れてしまった様に思うんです。ビザの制限、政治が絡んだ戦争、物価高、各州の巨大な財政赤字で夢を失ってる人多いのではないかな。

そんなアメリカでもテキサス州を中心に広がる広大な南部は今のアメリカ合衆国に属していないかの様な勢いがあり、自由と成功がまだまだ残ってる様に思えるんだな。例えばテキサス州ダラスは大きな街なのにDFW空港から車で20分も走れば豊かに広がる自然もあるし、オイルという資源も世界的に見ても豊富、州の法人税と所得税が無税と税制が良い為多くの金融やIT関連の大企業が優秀な人材と共に吸い寄せられてきている。ダラスの不動産は安くて広くて新築も多いのに学校レベルが極めて高い。新しく街を開発するにあたり山がなくフラットな大地が永遠と続いてるので生活圏が限定されずにどこまでも無駄な費用をかけずに開発ができると地の利にも恵まれている。

もしかしたらテキサス州ダラスの50年後の未来は、世界でも他に類を観ないほどの巨大都市圏が産まれてるかもしれない。と言ってもテキサス人は誰も驚かないだろう 笑。こればかりは現地を訪れないと解らないものだ。

実際米国の主要ハブ空港から20分でこんな場所が他の大都市にあるだろうか? アメリカは広いけど、こんなに揃った場所他にないと思う。アメリカで勝負するならテキサスを含めた南部エリア以外に考えられない、だから今急激に人口増加をしている訳だが、

裏を返せばこのデジタル化で他州の大都市に住むメリットが急激に無くなっているのも大きな原因なのは間違いないし、シンプルに地形から考えても他の大都市では改善策や街の再開発案も更地がないため、残念ながら多くのオプションは残されてはいないのが現状だろう。

テキサスはオイルも大地の地下深くに眠っていて、それを当てた多くのオールドマネー達がダラスに沢山住んでいる。二代に渡って大統領を務めたブッシュ家もその名家の一つで、彼を讃える様に北ダラスには彼の名を付けた有料高速道路も立派にダラスの主要交通インフラの一つを担っている。

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外せばゼロ、当てたら巨万の富という夢と希望に満ちたタフな男達を魅了するのもわかる。今もテキサスのオイル事業は絶好調に盛んだし、素晴らしい税制で金融やITの領域でも今後ニューマネー達がどんどん生まれていくだろう大都市圏、それがダラスだ。

元々アメリカはヨーロッパから船で荒波に揉まれながらアメリカ大陸に渡ってきて、馬車に家族と全財産を乗せて自分たちが住む町を、過酷な大自然の中探し求め旅をし、ここに住もうと決断した開拓者達がルーツだ。

冒険者こそが報われるのがアメリカだと思う。

子供の頃に冒険者になりたかった男の子多いんじゃないかな?。僕もインディージョンズを観て宝探しに憧れたしね。

宝探しをするなら先ず自分に知識を持ちたいし、冒険心と自分を信じ抜く強い信念がないと途中で旅を諦めてしまうだろうし、最後にと言わず何度も宝を掘り当てたいじゃない。その宝がどれ程の価値があるのか大体想像してゆく訳だが、人生を賭けて宝探しをする位だから恐ろしく価値が高いモノを狙う訳だよね。

冒険者は今も昔もきっと掘り当てた時を、何度も目を閉じて想像していて感触さえも知っていると思う。でも今の時代は掘り当てるモノにもよるが、掘る前にこの先を掘ると自分たちが想像している以上の計り知れない財宝がそこから出てくることを確信してる場合も多いと思う。テクノロジーの進化だよね。今は宝が視えてる場合も多いのが現実だ。アナログとデジタルの深い谷の様なギャップが確かに存在している。

冒険家は生涯冒険家なのだと思うが、「GOLD」という映画を通してワクワクさせらた。死に直面しながらもクレジットカードの残高の$1500を使って当てた訳だが、どんでん返しもあったりと良い映画だった。

もし僕が主人公であったならきっと同じ様にクレジット枠全て使って自分の運に賭けたと思う。自分が居た国に飛行機で帰れる様にとカードの残高を最後まで取って置きはしない。

自分が自分らしく生きれないなら死んだも同然。偶には迷うこともあるかもしれない。だけどいつだって自分を信じ抜きたいよね、それが一攫千金のチャンスに賭ける冒険者なのだと思う(主人公のことね)。

実はこの話1990年代にアメリカで起きた『Bre-X事件』を題材にした実話の様です。お薦めです。



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