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今の仕事を楽しく、やりがいのあるものに変える「3つの視点」

こんにちは、森田由美子です。

「毎日ただやらされている感じがする」「何のために働いているのかわからない」「やりがいどころかストレスしか感じない」…そんなふうに感じることはありませんか?
もしそうなら、まずは知ってほしいことがあります。それは、どんな仕事でも少しの工夫で、もっと楽しく、もっとやりがいのあるものに変えられるということです。その秘訣が「ジョブ・クラフティング」です。

ジョブ・クラフティングとは、自分の仕事に新しい意味ややりがいを見つけるための工夫や考え方です。どんな仕事でも「少し視点を変える」だけで、日々の仕事に新たな魅力を見いだせます。
例えば、ディズニーランドの清掃員「カストーディアルキャスト」の方たちは、「清掃」という業務を「ゲストが快適に過ごせる夢の空間を守る」と捉えて仕事をしたり、水で地面に絵を描くアート清掃を披露したり、写真を撮ってあげたりして、笑顔や驚きを引き出しています。そういったこともジョブ・クラフティングです。
私たちも、仕事を単なる作業にするのではなく、以下の3つの観点から仕事を再構築してみませんか!

ジョブクラフティングの「3つの視点」

①仕事のやり方を工夫して、仕事の内容を充実させる
 『作業クラフティング』

----- 例 -----
・朝一番に達成感のあるタスクを選んで取り組み、モチベーションを高める
・仕事の効率化を図るために新しいツールを活用してみる
・スケジュールを見直して隙間時間を有効に活用してみる
・目標時間を設定して取り組むことで、ゲーム感覚で仕事を進める 等


②人との関係性の質や量を変化させて、仕事に対する満足感を高める
 『人間関係クラフティング』


----- 例 -----
・同僚や他部署との交流を増やし、新しいアイデアや視点を得る
・自分のスキルを活かして他者をサポートする、または逆に助けを求める
・仕事に関するアドバイス、フィードバックを複数の先輩から受けるようにする
・一緒に働く人に「ありがとう」を、目を見て伝えて、人間関係をより良好にする 等


③自分の仕事がどのように価値を生んでいるのかを考え、
仕事の意味を再認識する『認知クラフティング』


----- 例 -----
・自分の仕事が最終的に誰の役に立っているかをイメージする
・過去に達成した仕事や感謝されたエピソードを思い出し、仕事の意義を実感する
・仕事の中で自分がたいせつにしている価値観に繋がる部分を見つける
・自分の仕事がチームや会社、顧客にどう影響しているかを考える 等

カストーディアルキャストは、単なる清掃作業を越えて、ゲストの体験を支える「ホスピタリティのプロフェッショナル」としてのやりがいを感じています。
「あなたがするのは、掃除ではなく掃除というショーだ」といったことがマニュアルにも書かれているそうです。「ショー」と考えると何かワクワクしてきますね。
このように工夫をすることで、モチベーションや仕事への誇りが高まるのです。

上司の方へ。部下をサポートするためにできること

部下がジョブ・クラフティングに取り組もうとするときは、ぜひサポートしてください。
上司としての役割は、彼らがやりがいを持って働けるように支援することです。サポートのポイントは、まず「部下の話をしっかり聞くこと」です。彼らが何に困っているのか、何を変えたいのかを理解する中で、支え方のヒントが見つかるはずです。また、上司自身もジョブ・クラフティングを実践して、仕事に新たな発見を加えてみてはいかがでしょうか。

「やりがい」は自分の手で作り出せる

仕事がつまらなく感じるときこそ、少し視点を変えてみるチャンスです。
今の仕事でどんな工夫ができるか、何が得意で好きなのかを考えたり、誰かと相談してみたりすることで、新しい発見があるかもしれません。
まずは、今日から少しずつチャレンジしてみませんか!!

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