不安や不公平さが引き起こすもの
「実際やってみないとわからない。」
よく聞く言葉でありながら、『本当にそうだな』と実感する言葉です。
「投資」の世界に参加することで知ったこと
昨年、家を購入するか検討していると、ある動画に出会ったことがきっかけで、「投資」を始めることになりました。(その結果、家は購入しませんでした。)
「投資」と聞くと、拒否反応をしてしまう人が多いです。ちなみに、私もその一人でした。
※私の言う「投資」は、FXや株などの短期での売買を繰り返すものとは違います。投資信託を毎月一定金額コツコツと購入して、何十年も運用していくものです。
始めたてのころは、毎日、日経平均株価とニューヨークダウ平均を張り付いて見ていました。(いま思うと意味のない行動です。)自分の資産が増えたり減ったりすることに一喜一憂している初心者でした。
それが数ヶ月前からコロナ流行をきっかけとした大きな下落を経験したことにより、私は投資家として一歩成長したのです。
世間で言う人の感情、『不安感や先行きの不透明さ』により株価は変動しているんだと知りました。
人の感情は経済を動かすかもしれない
コロナは、私たちに先行きの見えない不安を与え、人々の安心を奪いました。世界が良くない方向に向かっているのではないかと人々にストーリーを作らせたのです。
自粛による閉塞感から、一部の人を不公平だとSNSで非難することが起きてしまいました。私たちはこのままどうなってしまうのだろう。
しかし、今株価はどうなっているでしょうか。
(SBI証券ホームページより引用:日経平均株価)
明らかに底からプラスに動いています。
では、いま私たちは何を思っているのでしょうか。
アフターコロナを前に、なんとかこの状況を克服しようと行動を始めています。
私たちは昔から様々な困難を乗り越えてきているのです。また安心できる未来がやってくる。そんな希望を持って今日を生きています。
このような循環が起きるので、人の「経済活動」「経済発展」は止まらないなと推測されます。
であるならば、「投資」というものを続けていってもいいのかなと思えたこの頃です。(この先、何が起こるかは誰もわからないです。)
終わりに
「いい社会勉強ができたな。」と思っていると、とてもかしこい経済学者が真剣に『経済と人間の真理』について書いている本を発見!
『人間の行動が合理的でない限り、経済は変動する』ということを書いています。今回私が考えていたこととほとんど一致します。人は昔から同じことを繰り返しているんだなと勉強になりました。
しかし、この本は難解で今の私には、内容を全て理解することができません。
そこで、本書で気になった文章を紹介して、終わりにしたいと思います。
“資本主義は、人々が本当に求めるものを売るだけではない。人々が欲しいと思っているものを売る。こうしたプロセスは、すべて物語で動かされる。人々が自分に言い聞かせる物語、自分についての物語、他人の行動についての物語、そして経済全体の動きに関する物語も、すべては人々の行動に影響する。こうした物語は一定でなく、時間とともに変わる。”
ありがとうございます!