WEEK10〜サービス設計の流れ〜後編
前編に続き、サービス設計の流れをアウトプットしていきます。
前編にて4P分析まではご説明済みとなりますので、市場分析から説明していきます。
1、3C分析 2、SWOT分析 3、4P分析
◎市場分析 4、デプス調査 5、ペルソナ設定
◎市場分析
〜市場規模とは〜
サービスを必要としている人数×そのサービスに支払うお金=市場規模
まず、その展開しようとしているビジネスの市場規模を把握せずに戦略を立てることは不可能です。
この市場規模を把握する調査が、次に説明する、デプス調査です。
(自分の中での推測だけでなく、”他人による”答え合わせが必要)
しかし、デプス調査を行う前に、「ニーズ調査」を行う必要がありますので、それも踏まえて説明します。
4、デプス調査(聞き込み)
《ニーズ調査》
多くの人に「こんなサービスあったらどう?」とシンプルに質問する
この際は必ずカテゴリー分けをする(主婦、サラリーマン、アルバイトなど)
《デプス調査》
ニーズの中から特定のカテゴリー層からニーズが確認できたら、そのカテゴリー層から5人〜10人と直接面談して、より詳しいヒアリングを行う(リラックスした環境での調査が必須)
〜デプス調査のヒアリング順序〜
①スモールトーク
・日常会話でリラックスさせることが重要
・自分のことを多く話して、相手に安心感を与える
②ライフスタイル質問
・趣味、家族構成、職業、出勤時間、帰宅時間、子供の保育園の時間、などを平日、休日に分けて1日のスケジュールを聞き出す
③ワンアヘッド質問
・年収、家庭の経済状況、ローン残高など踏み込んだ質問をする
④サービス評価質問
・実際に考えているサービスについて意見をもらう
・なぜ必要なのか、不必要なのかなど必ずWHYを3回は繰り返すようにする
※インタビュー中の重要事項
・ポロっと口にした言葉をしっかりと拾う
・自分のサービスに対する評価は、”必ず最後”に行う
5、ペルソナ分析
・デプス調査から、一番共通点を持つ人物像を勝手に作り出す(これがペルソナ分析)
・実際にその人物が存在しているかのように、リアリティのある詳細な情報を設定していき、狙うべきターゲット層を想定していく
→年齢、性別、移住地、職業、役職、年収、趣味、特技、価値観、家族構成、生い立ち、休日の過ごし方、など
ペルソナ設定から、実際の市場規模を数字に落とし込む場合、、、
ペルソナ × 利用意向 × メンタルアカウンティング = 市場規模
・ペルソナ(サービス需要規模)
・利用意向(何人中何人が利用したいか)
・メンタルアカウンティング(そのサービスにいくら払うか)
(例)
ペルソナ × 利用意向 × メンタルアカウンティング = 市場規模
2万人 × 80%(10人に8人)× 2.5万円/月 = 4億円/月
《実際に店を出した時の普及率》
・実際にデプス調査、ペルソナ分析を行った上で、出店したとしても、
”100%中16%”しか、新たな店へ冒険訪問はしない
→残りの84%の人は、いつも通り、いつもの店にいく
だからこそ、この ”16%の人” をいかにして取り込むかが重要で、そこからは「口コミ」による派生効果が期待される
この16%を獲得するには、興味を惹く『キャッチコピー』が重要
特に、スモールスタートには、〇〇専門店+キャッチコピー(ニッチなPR戦略)が必ず必要となる
例)日本唯一の「高級チョコとコーヒーの店」
以上、ここまでが、サービス設計のアウトプットになります。
次回は、このサービス設計スキルを使って、事業計画書についてアウトプットしていきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
⬇️高森領介のInstagramはこちら⬇️
https://www.instagram.com/morisuke85/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?