見出し画像

Polaris

"Polaris"
僕がもう少し健康で、身体を自由に出来て、心穏やかになることが出来たのなら、最後にバンドで出そうと思っていたシングルの名前だ。結局は2曲入りのカップリング・シングルになったけれど…。でも出せてよかった。

僕はとある曲がきっかけになって、名前を知られることになった。結局そのバンドの曲はなかなか評価が高かった(当時高校三年生でメンタルが弱っていて、薬の副作用で震える指で無理矢理録音したやつだから、僕はあまり思い出したくはない)。ただ、曲の良し悪しとかではなく、その名前を知られるに至った経過をリアルタイムで聴き手と僕自身が共有出来たからだと思っている。

その後、バンドという形が自分にとっては、とても合っていないことが分かり、弾き語りを始めた。全国行脚も行った。「○○だったら、行きたかった!」みたいなのを見る度に「あー、そこ行ったよ?」となるのは、きっと僕だけじゃないと思う。ただでさえ起き上がっているのが大変な僕が、大きいステージの上に立って歌う。とても烏滸がましく感じていた。

調子が乗ってきたのか、僕はまたバンドを始める。それもなんだかんだ合った。自己破壊的な僕が中心を務めていることで、バンド全体の流れとしても、半ば驚く程に突然の報告になった。あわよくばエイプリルフールでした、とかにするつもりだったんだろうか。本当に生粋の狼男だ。申し訳なさだけが募り、かつての同じ方向を向いていたメンバーにさえ、「もう二度と関わってほしくない」とも言われ、散々だなあと思いつつも僕が僕である限り、それも致し方ないかと。

もう僕は誰かと音楽をすることを諦めているし、年齢も年齢だから、次は若い子を育てたり、今までの自分の人生経験を話したりすることも大事なのかも知れない。そのための趣味だ。趣味と言っても、自分が生きる為に必要な生活費を削って出来るだけ、そっちに回しているし、お遊びみたいなバンド(プロ)を見ては、そういう音楽なら、僕の方がよっぽどプロだわ、とか考えることもあった。そもそもアマチュア、プロの線引が難しくなっている。音楽はサブスクリプション制が基本で、収益は良質な音楽を作ることではなく、かわいくて女子高校生が持っていても自慢出来るようなグッズ作りになったりする。それをプロとか呼ぶなら、僕は一生プロにならなくていいし、なりたくもなければ、趣味で死ぬ気になって少しでも面白い音楽をやった方がよっぽどマシだ。とか言いつつ、僕もそれでは生活出来ないので、お互いに変な騙し合いにならないような音楽のあり方をずっと模索している。

早く全身のストレス性皮膚炎直したい!(なんのストレス?)

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

4
niw : Vocal, Guitar, Songwriter

この記事が入っているマガジン

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。