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わたしの味噌story(前編)

今日もお立ち寄りくださりありがとうございます。

私の家の玄関には、こんなバケツが置いてあります。

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この中にはお味噌が入っていて
昨年11月に仕込んだものです。
置いておくこと約10ヶ月、9月過ぎる頃には食べごろになります。
味噌バケツを置くようになって4年目になりました。

どうしてお味噌をつくるようになったのか、
そのお話を綴ろうと思います。

さかのぼること約15年前、私は宇宙を題材に
幼小中高の先生向けに授業づくりのサポートをしている方々の
庶務アシスタントとして働いていました。

そこで、いつも楽しそうにしている先生に出逢います。
歩いている姿、話している姿、その場にいる姿、常に楽しそう。
野菜の切り口の種の並び、どうやって受粉して実ができるのか、楽しそうに教えてくれる先生の姿に、こんな先生に教わっていたら理科がもっと好きになっていただろうな〜と思っていました。
先生の雰囲気や人となりが大好きでした。

その仕事を辞めて、7年ほど経過したころ、
当時一緒に働いていた同僚から連絡が入ります。
先生が今自宅療養しているので、一緒に会いに行かないか?
恐らくその再会が最後になるかもしれない、という連絡でした。
二つ返事で行くことにしましたが、
私が先生を好きだったことを覚えてくれていたのは
本当にラッキーとしか言いようがありません。
そして7年ぶりに先生と再会します。

久しぶりに会った先生は変わらずの笑顔で穏やかでした。
トマト、きゅうりの切り口から種の成り立ちを楽しそうに教えてくれました。
あまり食べ物を食べれない先生が、「うちのお味噌汁おいしいんだよ!」と一言。
急な言葉に先生の奥さんは「今はお味噌汁作っていないから出せないわよ」
「じゃあ、お味噌持って帰りなよ」と先生の返し。
そして先生のお家のお味噌を初めていただきました。
麹がたっぷり入っていて、ひとくち口に入れるとほんのり甘みを感じるお味噌。

家に帰って早速お味噌汁も作りました。
尖っていない丸くて甘みのある
優しい気持ちになる味になりました。

つづく。


#お味噌
#出逢い
#つくるまでのストーリー
#やってみよう

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