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その31〜昇進するには、味方になってくれる上司と関係を築くべき〜

※忙しい人向け、この記事の要約です。

この記事では、昇進に必要なリーダーとの「スポンサーシップ」の重要性について説明しています。
スポンサーシップを成功させるためには、メンタリングやコーチングを統合し、心理的安全性を築くこと、ネガティブな思考に陥らないこと、弱いつながりを活用し、共通の経験を探すことが有効です。

子育て世代は、子育てや趣味などの共通の経験を持つ上司を見つけ、コミュニケーションを築くことで、昇進への道を切り開くことができます。


「出世とか昇進とかそんなものはどうでもいい!」

と思いながらも、

「このまま報酬が増えないのはちょっと…」

と考えてジレンマに陥ってしまうこと、ありますよね。

そして、
「出世するためには、上司に媚び売らなきゃいけないんだろ?そんなのは嫌だ!」

というのもわかります。

ただ、出世するには、上司に「自分のスポンサー」になってもらい、昇進のための支援をしてもらう必要があるのも事実ですよね。

今日は、昇進のための上司のとコミュニケーション(スポンサーシップ)に関する論文をご紹介します。

タイトルは、
昇進に欠かせない、リーダーとの関係を構築し持続する方法

気まずい時期は避けられないと認識して辛抱する

です。

早速見ていきましょう!


論文の要約

この記事は、若手従業員が昇進するために必要な「スポンサーシップ」の重要性について述べています。
リーダーは自身と似た人物を選びやすいため、特定のグループはスポンサーを見つけにくい傾向があります。
そこで多くの企業が制度的なスポンサー制度を導入しています。

この記事では、スポンサーシップを成功させる4つの戦略が紹介されています。
まず、「メンタリング、コーチング、スポンサーシップを統合する」ことが推奨され、心理的安全性を築きながら幅広い話題を通して関係を深めることが重要です。
また、「悪い方向に考えない」ようにし、ネガティブな思考からスポンサーシップを諦めないことも大切です。
「弱いつながり」を活用してスポンサーとのコミュニケーションを定期的に取ることや、
「共通の経験」を探して信頼関係を深めることも有効です。

成功するスポンサーシップは時間と忍耐が必要であり、単に2人を組み合わせるだけではなく、関係を育む努力が重要です。

https://dhbr.diamond.jp/articles/-/10754より抜粋して改編


前提としてこの論文は、
「スポンサー制度」というものが職場にあるケースで、どう活用していくか
ということがベースになっていますが、
そういった制度がなくても応用できる内容かなと思いました。

そもそも、メンタリングとコーチングの違いがよくわからない!
という方もいらっしゃると思います。
こちらが参考になりましたので共有いたします!

メンタリングとコーチングの大きな違いは、対話のなかでのアドバイスの有無です。
コーチングは、質問や問いかけなどを傾聴することで、対象者本人の中から答えを導き出し、アドバイスや経験をシェアすることは含まれません。

一方、メンタリングは、メンターが人生の先輩やロールモデルとして、メンティの課題に対してアドバイスや経験のシェアをおこないます。
経験や知見をシェアすることで、課題解決のスピードをあげることが可能です。

https://prtimes.jp/magazine/mentoring/#より引用

要約に書いてあったのは、
これらと、昇進のための支援を全て統合しましょう
ということですね。

「悪い方向に考えない」
というのは、スポンサーである上司とのミーティングの時間を「相手にとって負担になっていないか?」と考えすぎない、ということです。

「弱い繋がり」
というのは、適度な距離感を保ちながらも、関係はずっと続けていく、ということです。
頻繁でない、定期的なコミュニケーションをとっていく感じですね。

「共通の経験」
に関しては、公私問わず、同じ経験をしていると共感しやすいということでした。

こういった四つのポイントを押さえておくと関係性を構築できる
という内容でした。

子育て中の人はどうすべき?

なかなか上司との関係も築きにくい、と感じる子育て世代ですが、
「共通の経験」、要は子育てを頑張ってきた上司がいれば、その人にスポンサーに(とまで言わないまでも仲良く)なってもらうことが大事だと思います。

もしくは、お孫さんがいる方でも良いかもしれないですね。

あとは、子供と趣味が一緒(スポーツなどが多いと思います)の上司を選んでも良いかもしれませんね。

何か共通の経験を見つけて、コミュニケーションを取りに行く、ということが求められるのではないでしょうか。

またそういった経験をしておくことで、自分が上司になった時にもアドバイス、サポートができるようになると思います。

これから子育て世代になる若い人たちのためにも我々世代が昇進して、道を示せるようになっておくと、悩みを抱える人が減るのではないかと思います。

まとめ

本日は「昇進のための上司とのコミュニケーション(スポンサーシップ)」をテーマにした論文をご紹介しました。

子育て世代にとっては、実践が難しいことではありますが、昇進を目指す人にとっては避けて通れない道だとは思いますので、少しずつ行動してみましょう!


それではまた次回。

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