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人生、転職、やり直しゲーム 第1章

【もっと殴って大人しくさせる】

俺は乱子ちゃんを何度も殴った。
しかし、乱子ちゃんの頬の骨を殴ったとき、
俺の拳の握り方が甘かったのだろう、
人差し指を痛めた。

俺は息を切らせた。
疲れた…
もっと効率よくおとなしくさせられないだろうか。
俺は深夜スーパーのビニール袋を
乱子ちゃんの頭からすっぽりかぶせ、
カバンからガムテープを取り出し、
ビニール袋の端っこと乱子ちゃんの首を固定して離れなくするため、
ぐるぐる23周も巻いた。

密閉され、酸素が足りなくなったのか、
「ヘコーッ」と乱子ちゃんが息を吸うと、音がした。
また、手でガムテープをはがそうとしたので、
手をガムテープで固定しようと押さえつけた。
暴れた乱子ちゃんの頭が俺の顎を下から思い切り打ち付けた。
その拍子に俺は下を噛んだ。
俺が固まっていると、
乱子ちゃんは、歯でビニール袋をかみ切り、
穴を開け、手で引きさいて顔を出した。
すぐに俺の横をすり抜け、扉を開けて逃げた。
しまった、まだ、そんな元気があったのか。
俺が追いかけて部屋を出ると、
乱子ちゃんは狭いアパートの台所で振り返った。
手に持った、たこ焼きを回転させる千枚通しで俺の喉をついた。
俺は両手をばたばたさせて止めようとしたが、
手はむなしく空を切った。
抵抗する俺を見て乱子ちゃんは、
俺の顔、喉、胸元を何度も刺した。
俺は崩れ落ち、気管から空気と血をごぼごぼ不快な音をたてて流しながら
痙攣して絶命した。


BADEND たこ焼き

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【ゲームの取り扱い説明書を見る】に戻り、
最初からやり直す。

このページは「闇金ウシジマくん 2巻」を参考に書きました。

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