人生、転職やり直しゲーム 第1章

【日にちのミス】



俺は、激怒した。

俺が書類を作ったり、

サラ金の督促に怯えながら

金策に翻弄したのに、



どうして課長を呼ばなくてはならないんだ。



俺は唾を飲み込んでから言った。

「どうして…

俺は全てを犠牲にしてまで

こんなに頑張っているのに、

アンタ達の態度はなんだ?

仕事もしないで

ゴルフ三昧か?

俺が、天誅を下してやる」



「ゴルフ?なんのこと?」



俺は土下座しながら、

おれの横に無造作に積まれた金物の中で、

使い勝手の良さそうなハンマーと

箱から出て散らばった釘があったのを思い出した。



素早くハンマーを握りしめ、

血走った目で俺を見つめる優順(ゆうじゅん)さんの

目を狙って

ハンマーの釘抜きする先端で

思い切り叩いた。



「ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!」

さっきまで俺を罵倒した優順さんが仰け反った。

「がはははははははは、

いひひひひひひ!」





『悪い!間違えた!戻れ!』


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