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仕事そのまま亀岡移住:仕事と自然との調和がもたらすワークライフバランス

森の京都での暮らしのヒントとなるような情報を発信する「森の京都 移住・定住マガジン」がスタート!!

今回は京都市から亀岡市に移住された岡本祐一さんにお話を伺いました。
岡本さんが都会の喧騒から逃れ、生活にゆとりを持つために亀岡市に移住したエピソードをご紹介。京都市からの移住を決意した背景や亀岡市を選んだ理由、都会と自然の調和がとれる環境によるワークライフバランスの向上など、移住を考えている方へのメッセージが詰まったお話をお聞きしてきました!




プロフィール

岡本祐一さん
 京都市出身。都会の賃貸マンション暮らしから、新住居と新たな環境を求めて2008年に亀岡市篠町の新興住宅地に移住。癒やしのある自然の素晴らしさと、暮らしの中で様々な人とのつながりに気づかされるような、ちいさな街ならではの「やさしい関係」に魅力を感じて暮らしている。

仕事を変えずにゆとりある生活を求めたことがきっかけ


―亀岡市に移住されたきっかけは?

岡本さん:生活にゆとりを取り入れたいと思ったからです。以前は京都市内に住んでいたのですが、結婚して7年ほどが経過したタイミングで、当時は賃貸物件に住んでいたのですが、家賃や管理費、駐車場代を払っているということは、住宅ローンを払っているのと一緒だなと感じはじめ、それであれば家を建てたいなと思い、また、生活や環境の中にも都会では得られないゆとりを求め、亀岡市に移住することに決めました。

―生活にゆとりを取り入れたいと思われたことがきっかけなんですね。移住を検討する際に亀岡市以外の地域も検討されたんですか?

岡本さん:はい。滋賀県になるのですが、瀬田や南草津あたりも検討していました。

―滋賀県内も検討されたんですね。比較された結果、どのような理由で亀岡市を選ばれたのでしょうか?

岡本さん:一番は都会的な利便性を有しながらも豊かな自然に恵まれているという点ですね。私の母親の田舎が和歌山の日高川町というところで、子どもの頃に夏休みなどでよく帰省していたのですが、そのときから自然豊かな環境に魅力を感じていて。

移住に伴い転職等は一切考えておらず、当時の職場が京都市内であったため、通勤にも非常に便利かつ日々の生活から自然を身近に感じることのできる亀岡で家を建てることに決めました。

―亀岡市は都会と田舎、どちらの良いところも持っていますもんね。移住された当時が京都市内、現在が長岡京市内まで電車通勤されていますが、実際に通勤されてみてご負担等はないですか?

岡本さん:はい。京都市内に住んでいるときは仕事の日は帰って寝るだけという日々を過ごしていたのですが、亀岡に住んでからは通勤のときにも自然の景色をみれたり、虫の鳴き声が聞こえたりして、ほっとした気持ちになることができています。移住前に比べて、仕事と生活の調和が図れるようになったと感じています。

亀岡の魅力は自然とコミュニティの結びつき

―岡本さんが実際に住んでみて感じられている亀岡市の魅力について教えていただけますでしょうか。

岡本さん:たくさんあるのですが、特に魅力だと感じていることは2点あります。

1点目は、日常の生活のなかで自然を感じられることです。実は移住後に仕事がとても忙しく心身ともに疲弊してしまい会社を休まざるを得ない時期がありました。

その時期は朝7時に出勤して夜の23時に帰るという毎日で、自身に課せられた責任を果たせるよう頑張っていたのですが、気力がもたない状態になってしまい、働きたくても働けなくなってしまいました。

その時にリハビリを兼ねて自宅近くの山を散歩するようにしたのですが、オオムラサキという蝶々を目にして感動したり、様々な動物に触れることで、自身もそんな動物のひとりなんだなと気付くことができ、一気に気持ちが楽になったんですね。

気持ちが楽になったことで仕事に復帰することができ、今でも継続して働くことができているのですが、もし移住前の京都市に住んでいるときに同様の状況に陥っていたら、きっと仕事に復帰することができなかったと思うので、亀岡に住んでいて本当に良かったと感じています。

2点目は、人との繋がりです。

京都市内に住んでいるときは地域のなかで人との繋がりを実感するということはなく、私がその地域に住んでいることを、多分誰も知らないし、どんな人だろうが全く関係ないという感じだったと思うんです。

一方で亀岡は身近なコミュニティが充実していて、人と人の距離が非常に近いです。人と人の距離が近く、地域のなかに繋がりがあるため、ひとりひとりがお互いへの思いやりを大切にしており、日常から助け助けられの関係を築くことができています。

実際に私が代表を務める市民団体「Team DO IT!!!」の活動で、約5,000個のチューリップの球根を用いてチューリップアートに取り組んだときに場所の確保に苦労したのですが、人との繋がりからサンガスタジアム近くの畑を貸してもらえることができました。

亀岡には困ったときだけでなく、何かを始めたりチャレンジしようとするときにも応援して下さる人がたくさんいるので、新たに何かを始めようと考えられている方にはとてもおすすめの街です。

▲実際のチューリップアートの様子。
▲市民団体「Team DO IT!!!」さんは、チューリップアート以外にも子どもから大人までが参加できるサツマイモの収穫体験など様々な活動に取り組まれています。亀岡に興味をお持ちになられた方はまず「Team DO IT!!!」さんの活動に参加してみてはいかがでしょうか。

「叶えたい暮らし」の明確化と地域に足を運ぶことを大切に


―最後に移住を考えている方へのアドバイスをお願いします。

岡本さん:まずは「叶えたい暮らし」というものを明確にすることが大切ではないかと思います。「叶えたい暮らし」が明確になることで必然と条件や優先順位というものがはっきりして、自分たちに合う地域、合わない地域というものを見極められるようになるのではないでしょうか。

あと、移住する前に気になる地域には足を運んでみるということも大切だと思います。私の場合、移住する前に仕事で何度も亀岡に足を運んでいてある程度、街のことを知ることができていたので、移住後の生活がイメージでき、実際に移住後のギャップというものもありませんでした。

実際に自分の足で街をウロウロしてみないと分からないこともたくさんあるので、一次情報を大切にしていただければと思います。

▲岡本さんはサンガサポーター。亀岡駅前のサンガスタジアム by KYOCERAでのスポーツ観戦もおすすめ。

 岡本さんのお話、いかがでしたでしょうか。仕事はそのままでよりライフワークバランスを充実させたい方や、何か新しいことにチャレンジされたい方にとって、何かしらのヒントを得ていただけたのではないでしょうか。

 また、「移住を考えているけど何から始めたらいいのか分からない」と思っている方に関しては、まずは「叶えたい暮らし」というものを明確にしてみてはいかがでしょうか。
 きっと自分たちに合う地域というものが見極められるようになるはずです。

岡本さんの活動をもっと知りたい方は
市民団体 「Team DO IT!!!」

岡本さんに会いたい方は
森の京都DMOまでお問合せ下さい!


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