【亀岡】 山里の木工房、春の休日 : ミモザ の花で草木染め
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【亀岡】 山里の木工房、春の休日 : ミモザ の花で草木染め

こんにちは。カメのごとくゆったりと、亀岡市担当の クロ です。

春の陽気とともに、新しいことを始めたくなる今日この頃。
木工房といいつつ、肝心の木工についてあまりお話できていませんが、「暮らしをかたちづくる手仕事を、ふわっとおおらかに捉えて活動する工房」、というスタンスで、今回は山里の春の楽しみをご紹介したいと思います。

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1 春待つ日々

4月にはいり、世間がうきうきと活動をはじめ、さくらの見ごろを迎えるころ。
工房のある犬甘野地区は、ようやく水仙のつぼみが顔を出します。霧のまち「亀岡」の盆地から、ひとつふたつ、峠を越えた山の上にある村は、春がやってくるのも少しのんびりとしているよう。

厳しい冬がながいぶん、春のおとずれが、とてもありがたく感じられます。日ごとに土から顔を出す芽生えが嬉しかったり、膨らんでいく花のつぼみをじっくり観察したり。

年度はじめの忙しい時期、お花見を忘れていた、、、なんて時には、少し山の上まで足を伸ばしてみてはいかがでしょう?春から夏にかけては、だいたい1週間から10日くらい、遅れてお花の見ごろがやってきます。

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桜が散り始めるころ、満開になるのが、「ミモザ 」。こちらも、市内とは少し時期がずれて、花の見ごろをむかえます。街中で満開の花々を満喫しつつ、そろそろ染め頃かなあ、と準備をし始めるとちょうど良いくらい。

何の話かって?春の休日の楽しみ、草木染めをしてみよう!と。

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2 手仕事がつなげる地域の輪

歩いて、もしくは自転車で、気軽に買い物に行けるようなお店はないし、映画もカラオケも、日に5往復のバスに乗って、最寄りの駅まで行かなければならないのだけれど、そこら中に、自然のあそびの種があふれていて、草木染めもその「遊び」のひとつ。

じつは草木染めの楽しさを知ったのは、移住希望の人と小学校の子供たちとの交流イベントのお手伝いをしたことがきっかけです。杉やタマネギを使った染めを教えてもらってからというもの、季節ごとにどんどんと移り変わっていく庭の草木が、森の木々が、道端の雑草でさえ、美しい色見本帳に見えるのです。

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オレンジっぽいのが「杉」、黄色っぽいのが「タマネギ」、紺色が「藍」ですよ〜。

交流イベントは、みんなで手仕事をしながら、地域の雰囲気を感じてもらおうという取り組みで、自治会や小学校からもご協力をいただき、毎年夏ごろにある地元の神社の『御田祭』に合わせて企画されています。

今年も継続を目指して企画中ですので詳しくは『京都Betsuin Nabi』http://www.betsuin.net にて。どうぞ応援をよろしくお願いいたします。地域の活動の様子や、過去のイベントの写真なども見られますよ。*今年の『御田祭』は7月3日の予定です。(2022年4月現在)

ちなみに、イベントに協力してくれる西別院町の小学校では、地域にあるものから商品を企画して、販売まで行うという特色ある授業を行っています。
何もないように見えて、とても豊かな「もの」がたくさんある田舎だからこそ、何かを生みだそうとする地盤が育つのかもしれません。

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3 季節の色を集めて、ミモザ の春を染める

花はあざやかな黄色。葉っぱは青みのあるグリーン。枝は、、、あおむしのような緑っぽい?
さて、どんな色に染まるのだろう?
教科書どおりの色に染まるばかりではないのが、草木染めの面白いところ。
一期一会の色を収集しているようで、季節を色に閉じ込めた気分。

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草木染めのレシピ

① ミモザ の花 50g
② ミモザ の葉っぱ 50g
③ ミモザ の枝 50g

・媒染液:焼きミョウバン 16gを2Lのお湯に溶かす
・布:コットン それぞれに50gずつ (前日に豆乳に浸し、よく乾かしておく)

作り方

1 ①のミモザ の花を1.5Lの水に入れ火にかけ、90℃前後になってから15分ほど煮る。材料を湯から取り出し、染液とする。
2 1の染液に染める布を入れ、かき混ぜながら10分煮る。
3 染液から取り出し、媒染液に浸す。
4 好みの色になるまで、2と3を繰り返す。
5 しっかり水洗いし、水気を切り、陰干しする。

②③も同様。

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4月中旬とはいえ、肌寒い日。久しぶりにストーブを焚くついで、と染料を煮はじめると、あれやこれや試したくなる。

花はやわらかな黄色に、ということですが、、、煮すぎて、赤っぽく…布に染めるとオレンジの混ざった薄紅桃!これはこれでとても綺麗。
葉っぱは緑に…と思っていたものの、こちらは鮮やかな黄色に。不思議です。煮詰めた葉っぱはグレイッシュなカーキに。
そして枝は…赤っぽくなるらしいですが、、やさしい桜色に。

おまけ、葉っぱと花をミックスすると…オレンジ味のベージュ、でした!

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左から、枝2回染め、枝一回染め、元のコットン 、煮詰めた花、花と葉っぱ、煮詰めた葉っぱ、葉っぱ2回染め、葉っぱ1回染め。

予想を良い意味で裏切ってくれる結果に、毎回、驚きと発見が詰まっています。
マニュアルどおりには行かない自然の気まぐれな美しさに、「こうでなければダメという事は何もないんだよ」と、言われているような気持ちになります。

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あとがき

地域のご縁ではじめた草木染め。今はもっぱら「あそび」の範囲ですが、小学生の試行錯誤に触発されて、何か製品として作ることが出来たら楽しいだろうなあ、と画策中です。
まずは、工房での、こもののパッケージから始めたいと思っていますので、乞うご期待!


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