ステップアップクラブという考え方

ヨーロッパには、選手がよりレベルの高いリーグやクラブへの移籍の足掛かりとして加入するようなサッカークラブが存在します。(このようなクラブは、有望な若手選手を安く獲得して育成した上で、ビッグクラブに高い移籍金で売却をすることで収益を上げています。)

日本代表の南野拓実選手が、プレミアリーグのリバプール移籍前に所属していたザルツブルク(オーストリア)は、その典型的なクラブの一つです。

南野選手に限らず、様々な国の選手がザルツブルクでの活躍を経て、よりレベルの高いリーグへの移籍を果たしました。

最近では、日本の大手IT企業であるDMMがシントトロイデン(ベルギー)のオーナーになったことによって、日本人選手の海外移籍の足掛かりとなっています。

日本代表でも主力となりつつある冨安健洋選手(ボローニャ/セリエA)・遠藤航選手(シュツットガルト/ブンデスリーガ)・鎌田大地選手(フランクフルト/ブンデスリーガ)はシントトロイデンでのプレーを通じて、現在はよりレベルの高いリーグでそれぞれ活躍中です。(現在も5人の日本人選手が所属しています。)

というわけで今日の本題に入るのですが、「運営スタッフ側のステップアップとして機能しているサッカークラブはあるのかな?」という疑問がふと湧きました。

最近はインターンやスポーツ系の学校の授業等を通じて業務を経験できる機会はあると思うのですが(学生の方に比べると、社会人の方はそういった機会が得にくいかもしれません)、実際に運営スタッフとして実務を経験した上で、上位カテゴリーのクラブスタッフになる事例はそこまで多くないと思います。(きちんとは調べきれてないのですが。)

南紀オレンジサンライズFCの運営メンバーは、実際に和歌山県内に移住して活動するスタッフとオンラインを通じてチームに関わってもらうスタッフに分かれます。

選手や現場スタッフはせっかく移住してもらえる以上、セカンドキャリアも含めて長く和歌山県に在住して欲しいと考えています。(そのために、クラブとして様々な施作は行う予定です。)

しかし、オンラインを通じてクラブに関わってくれる方には、個人的にその経験を違う場所で活かして欲しいという想いもあります。

自分自身の経験だと、せいぜい2年もクラブに関わればおおよその経験は積めると思っています。

もちろん、クラブに愛着を持って長く関わってもらった方が嬉しいのは確かなのですが、別の選択肢があってもいいのではないでしょうか。

これはあくまで個人的な意見なのですが、「運営スタッフにとってのステップアップクラブ」として価値を見出していくのも、クラブの存在意義につながる一つの方法ではないかと考えています。

【サッカークラブを作ります!】

南紀オレンジサンライズFCは「サッカークラブ×移住×農業」をテーマに、和歌山県みなべ町および田辺市を拠点に活動を予定しているサッカークラブです。
現在は、2022年からの和歌山県社会人サッカーリーグ加盟を目標に準備を進めています!

Twitter:https://twitter.com/nanki_fc_2020
Instagram:https://www.instagram.com/nanki_fc_2020/


最後まで読んでいただきありがとうございました! いただいたサポートはサッカークラブ「南紀オレンジサンライズFC」の運営費として使わせていただきます。