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2020年の仕事を、走馬灯のように振り返る

これまでの仕事人生で、心身ともに、いちばん負荷のかかった年だった。

わたしがファーストキャリアに選んだ会社の理念は「人間成長®の実現」。それにコミットして、仕事は人として成長するステージだ!と楽しんできたタイプなので、負荷がかかるとは、自分にとって最高の1年だったということでもある。分かりづらいけど。あと、渦中の今はしんどいけど。

まだ自分のなかで昇華しきれていないことが多くて、うまく言語化ができず、筆も進まない。でも、そんな状況すらも思うままに書くことで、将来の資産になるとも思ったから、年の瀬に書いてみる。

年始は久しぶりの大型新機能「サークル」の告知に邁進していた。そして訪れた新型コロナ。noteでも矢継ぎ早に対策を講じていて、突発対応が頻発するようになって、正直ものすごく忙しかった。並行して休校、休園が発生して、子連れ在宅勤務。この時期に仕事があったのは、本当にありがたいことでもあるが、春先の記憶があまりない。

会社の組織を振り返ってみると、今までにはいなかった職域のプロフェッショナルたちが続々入ってきた。こぼれ落ちそうなボールをパスする先がある安心感。それと同時に、比較的社歴が長くなっていた私は、組織のためになにができるのか?を考える時間が増えた。

社内を横断するプロジェクトをまとめるような役割も任せてもらえるようになった。PRチームもひとが増えて「リーダー」を務めることになった。

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ところで、わたしにとってコンプレックスのひとつが「マネジメント経験がほとんどない」ことだ。前職の営業時代にほんのわずかな期間でやったことがあるが、すぐに適性がないと判断されて「森本はプレイヤーで突っ走ってくれ」と言われていた。自分も「わたしはそういうタイプなんだ」と思い込んでいたから、やりたいと手を挙げることもなくなっていた。

異動した先の広報部署は、はじめは広報が1人しかいなかった(自分だけ)ので、マネジメントもなにもなかった。上司の役員が「マネジメントの機会は個人の能力だけでなく、組織の状況など環境に左右される面が大きい」と話していたことが、身にしみて分かった。

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前職では1,000人以上の組織に、最大で広報・PRチームは3名だった。それが、100名規模のnote社では、アシスタントも入れて5名。なんてありがたく、期待してもらっている環境なんだろう。

自分のチームの規模拡大とともに、プロダクトも会社もステージが一段上がった。確実に。クリエイターのメディアプラットフォームを目指しているからこそ、社会の公器でありたい。そう思い描いていた自分たちにとって、その意味するものの大きさを実感する機会がたくさんあった。

それはもう、たくさん。思ったよりも、早いスピードで。

PRチームのリーダーである私は「決断」を求められる機会が増えた。社内では社歴が古い方になって、代表の隣で仕事をしてきた私だからこそ、経営チームに意見を進言することも増えた。

そして、社内外から「なんでこんなことを発信したのか」と、私が決断したことに対して、指摘されることがよくあった。それだけ、みんなが自分ごとに捉えて「僕だったらこうしたのに」「こうであってほしい」と期待してくれているんだと思う。

そんなありがたい、愛されているプロダクト、会社で働けるよろこびと責任を痛感している。

自分にとって、絶対に譲れないことはなにか。この違和感はなぜ生じているのか。なにを判断のファクトとして示したら、納得してもらえるのか。

プロフェッショナルな仲間たちと話していると、自分の足りなさばかりが目に入る。でも、それって伸びしろばかりということじゃないか。

元々、転職の動機が「成長」だった私にとって、これ以上ない成長痛だ。

退職エントリなので「なぜ辞めるのか?」を表現するのであれば「自分がどこまで通用するか挑戦したい」から。「現状維持は衰退」「迷ったら厳しい道を選べ」と散々後輩たちにハッパをかけてきました。自分の人生、自分で責任をとり…ます!(新卒から13年勤めたエン・ジャパンを退職します。

しょっちゅう稲盛和夫さんの言葉「組織は、トップの器以上のものにならない」が頭を駆けめぐって、ウググ…と辛い気持ちにもなるけど、今は学びたいことだらけ。

そんな自分を楽しみながら、2021年は社外はもちろん、社内も、もっともっと顔が見える関係性、期待してもらえるような存在でありたい。

代表の加藤さんが思い描いているビジョンは創業期からほとんど変わってないし(昔のインタビューを読み返すと、びっくりするくらい)、note社のメンバーみんなはすっごく純粋にクリエイターを想い、プロダクトを愛している。真っ正直なひとたちばかりだ。

そんなみんなと社会との関係構築を担うのが、PRの仕事。2020年はその役割をまっとうできなかった後悔もたくさんあるけど、過去は変えられないし、やれることがたくさんあるのは幸せだ。

そんなワクワクを2021年に持っていきたい。やるぞ!!!!!

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