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「普通」の幸せ。

どんなに辛くても、ちゃんと寝て、ちゃんと食べて、
好きな人の手を離さないで。                     ー過保護のカホコ

過保護のカホコLOVE&DREAM、少し遅れてHuluで見たのですが、やっぱりカホコいいなあと思いました。ドラマっていうのもあるのかもしれない、でもね〜素直に、正直に、生きている人に私は引かれるし、そんな人が報われる世界がいいですよね。
手帳にも書き出してた冒頭の言葉は、最初に聞いたときにはっとして、今でも大好きな忘れたくない言葉。

今年1年を振り返ると、とにかくある人のことに触れずには話せない1年だったな、と思ったので、今年のまとめとはちょっとずれちゃうけれど、今日はそのことを。

今年の初めに、大切な人ができました。
同い年で、出会って、恋に落ちて、思いが通じた人。
真面目で、運転が好きで、よく食べて、すぐに笑わせようとしてくる人。
どちらかが重い病気でもないし、浮気性といったこともなく(笑)、健康で、ちゃんとお互いのことが好きで。
付き合ってほぼ1年経つ今でも毎日幸せだな〜と思うし、いつも私のことを思って行動してくれるのが嬉しい、そんな日々。

でも。
友達から恋の悩みを聞いて、2人なりの困難を聞いては、ちょっぴり「いいなあ、ドラマみたい」って思ったりしちゃってた。すごく不謹慎かもしれないけれど、困難があるのってなんかいいなあって。
小学校の時に、運動会の練習中に貧血で倒れちゃう人を羨ましく思っちゃうような。

私たちは彼が出張じゃない日は毎日一緒にごはんを食べて、「今日はどの映画みる?」って話して、「明日は燃えるゴミの日だっけ?」なんて他愛のない話をする。
私がいじけても、怒ってても、「謝って!」っていうとちょっと含み笑いで冗談めかして謝ってくる彼。そんな感じで謝られたら、私も怒れなくなって、笑って喧嘩にならない(笑)。
引っ越したてのきれいなキッチンのおかげでやる気マンマンな私は、朝ごはんをちゃんと作って、それを喜んだ彼がコーヒーメーカー買ってくれて、もっともっと充実した朝ごはんを食べる。
飼っている文鳥のきなこを可愛がって、私が名前を呼んでも返事してくれないのに、彼が呼ぶと返事をすることに拗ねる。
一緒にいるのが当たり前で、外で待ち合わせもしなくなって、ロマンティックなクリスマスも、サプライズのプレゼントもない(お互いに何がほしいか聞いて、一緒に買いに行って、予約しておいたケーキを受け取り、おうちでケンタッキー食べた)。

そんな普通の日々が、なんていうか、山も谷もなく、あまりに普通で、幸せだけど、平凡な2人だな〜と思ったりしちゃってた。

でも実は、お互いが頑張って私たちなりの普通を作ってるのかもしれない。薄っすら気づいてはいたけれど、そんな生活が幸せなのかもしれないって思ったんです。
だって、どんな困難がある人も、それ以外の人生はないわけだから、その人にとってはどんな状態であれそれが普通なんだよね。

誰一人として同じ関係性はないのだから、誰かと比べる必要もないのかも。
他人の目線を気にしすぎる私だけど、自分が普通に幸せでいることを不満に思うっってどういうこと?だって幸せなんだもんね。いいじゃんそれで!

私は、数年前からささやかな幸せの例えとして金木犀の香りを使っているんだけれど、これからも、金木犀の香りで幸せを感じられるような、小さな幸せを見つけられる人でいたい。代わり映えのない毎日がどれだけかけがえのない日々であるか、失ってから気づくのではなくて、ちゃんと今掴んでいる幸せを噛み締めていられる人でいよう。

今日は2人で音楽かけて、下手なダンスをくるくる踊りながら大掃除をしたりした。阿呆みたいに笑って、楽しかった。

来年はどんな一年になるかな。
来年も、どんなに辛くても、ちゃんと寝て、ちゃんと食べて、
好きな人の手を離さないで、ね。

#日記 #エッセイ #幸せ #2018年まとめ

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