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毒親育ちのための一番簡単な「解毒ノート」の書き方

こんにちは。おかしな幸福論のモリです。

僕はSNSやYouTubeなどを通して毒親育ちさんが生きづらさを手放す方法を発信していて、現在は全ての媒体を合わせると5万人以上の方々にフォローしていただいています。

そんな僕が最も多くいただくご質問が「毒親育ちだけど何をしたらいいですか?」なんですね。

毒親育ちさんがその生きづらさを手放すためにしなければいけないことは実はいくつかあって、僕のカウンセリングではそれらを一つ一つ相談者さんにお伝えして取り組んでいただいています。

また、毒親育ちだと気づいたけど、どうすればいいですか?と聞かれれば、「信頼できるカウンセラーに相談していただくのがいいです」とお答えするようにしています。

ただ、実際にはそこまではしたくない方や毒親育ちの後遺症で心身の疲労が溜まっていて沢山のことはできなかったり、

または、これも毒親育ちの後遺症ですが、人を信頼できないためにカウンセリングを受けることにも抵抗がある方が多いのも事実です。

じゃあ、そういう人はどうしたらいいか?

沢山のことはできないけど、何か一つだけだったらやってみてもいい。
これだけやればいいということがあれば教えてほしい。

もしそう聞かれたら、僕は迷わず「解毒ノート」を書いてくださいと言います。

解毒ノートにはそれだけで人生を逆転させる効果があるからです。

解毒ノートとは何か?

解毒ノートとはその名前の通り、解毒のために書くノートのこと、

幼少期から主に親との関係の中で溜め込んできた「毒」(=今の自分を苦しめているもの)を自分の中から吐き出すために書くノートのことです。

先ほど、解毒ノートにはそれだけで人生を逆転させる効果があると言いました。

これは僕が大袈裟に言っているわけではなくて、実際に解毒ノートを書いて回復していった方々が大勢います。

また、元々は毒親育ちで今はカウンセラーになって毒親育ちさんのサポートをする側になった方々の中にも解毒ノートで回復していった方、毒親育ちの生きづらさや苦しみを手放していった方々も大勢いるんですね。

むしろ、そういった人達の中で解毒ノート(呼び方は色々ありますが)を書いてない人を探す方が難しいかも知れません。

解毒ノートはそれだけ毒親育ちからの回復には欠かせないもので、先ほどもお伝えした通り、それ単体で現実を変える効果があるのも大きな特徴です。

また、他のことについては色々なステップを踏んでいく必要がありますが、解毒ノートはいきなり始めることができて、それ単体で完結させることができる(回復につながる)のも大きな特徴であり、メリットです。

このnoteでは、

✓ 毒親育ちで生きづらさを感じている人
✓ 毒親育ちだけど何をしたらいいかわからない人
✓ 沢山のことはしたくない、できない人
✓ カウンセリングには抵抗がある人
✓ 何か一つだけだったらやってみたい人
✓ これ以上苦しい人生を生きたくない人

そんな人に向けて、一番簡単で、最も効果のある「解毒ノートの書き方」をお伝えしていきます。


アダルトチルドレン、毒親育ちが「抑圧してきた感情」を出す方法を購入してくださった方へ

「抑圧してきた感情を出す方法」を購入してくださった方は、このnoteを購入していただく前にこちらのページをご覧ください。

解毒ノートとは?

最初に「解毒ノート」とは何か?
また、そもそも「解毒」とはどういうことか?

ということについてお話ししたいと思います。

毒親育ちさんの場合はよく「解毒」という言葉を目にすると思いますが、ここで言う解毒とは、幼少期から現在に至るまで、主に親との関係の中で溜め込んできた毒を自分の中から出していくことを言います。

そして、解毒ノートとはそのために書くノートのことです。

また、「毒」とは自分に悪影響を与えている(きた)もの、今の自分の生きづらさの原因となっているもののことを言います。

自分の中に溜まっている3つの毒

では、自分の中に溜まっている毒にはどんなものがあるのでしょうか?

代表的なものが以下の3つです。

①幼少期から抑圧してきた感情
②無意識の思い込み(=親の呪い)
③幼少期のトラウマ

この3つは全て生きづらさ、そして、不本意な現実(例えば、どこに行っても尊重してもらえない、どこに行ってもなぜか見下される、軽く扱われるなど)が繰り返される原因となります。

解毒ノートでは、この中の①幼少期から抑圧してきた感情を吐き出すということをしていきます。

②と③については本来は別のアプローチが必要になりますが、③トラウマは①の感情を我慢した結果できるものなので①を出していくとトラウマも自然と解放されていきます。(トラウマやトラウマを解毒ノートで解放する方法については後ほど詳しくお伝えします)

また、①を出していくと、無意識の思い込み、別の言い方をすると「親の呪い」ですが、そういったものにも気づきやすく(手放しやすく)なっていきます。

それに加えて、無意識の思い込みはトラウマを負った結果、つまり、何らかの感情を我慢した結果、手にするものでもあるので、そういう意味でも①を出していくことで無意識の思い込みも手放しやすくなっていきます。

解毒しないでいるとどうなるか?

でもなぜ感情は抑圧すると毒になるのか?毒を溜め込んだままだとどうなるか?ということですが、次の2つことが起きやすくなります。

①体調不良や病気の原因になる

感情はある種のエネルギーですが、溜め込むと身体の負担になって体調不良や病気の原因になります。

その理由について医師で「身体がノーと言うとき」の著者、ガボール・マテ博士は著書の中で「感情が抑圧されると病気に対する体の防衛機能が活動しなくなる」と語っています。

マテ博士はまた、潰瘍性大腸炎やがんなど、深刻な病気になる患者には「ある共通点」があることに気づいたと語っていますが、

その共通点とは彼らがノーと言えないこと、怒りなどネガティブな感情を表現することができず、心の中に沢山の感情を溜め込んでいることだったそうです。

また、毒親育ちさんの多くは怒りの感情を沢山抑圧していますが、怒りは攻撃のエネルギーで、抑圧してしまうとその攻撃のエネルギーが自分に向かいます。

それが腰痛や体が自分を攻撃してしまう自己免疫疾患の原因になると指摘する医師や専門家もいます。

ちなみに、こういった体調不良などの症状は30代から40代以降になると出てきやすくなります。

感情を抑圧して何とかなるのは40年位が限界で、それ以降になると身体がもう感情を抑え込めなくなって、身体の症状となって出てきてしまうんですね。

②似たような体験を繰り返す

感情を抑圧するとなぜかその後に似たような感情体験を繰り返すということが起きてきます。

特に幼少期に抑圧した感情があると、大人になってからそれと似たような感情体験を繰り返しやすくなります

例えば、子供の頃に母親にダメ出しばかりされていたり、父親が高圧的な人だった場合、大人になってからどこの職場に行ってもお局につかまるとか、パワハラ上司がいるとか、そういったことが起きたりするんですね。

また、毒親育ちさんは子供の頃に自分や自分の気持ちを尊重されることなく育った人が殆どですが、そのせいで(その時の感情を抑圧していることで)どこに行っても尊重してもらえない、軽く扱われたり、見下されるっていう体験を繰り返したりします。

ただ、これは不思議に思われる方も多いですが、元となっている感情、つまり、幼少期に抑圧した感情を自分の中から出していくことで(=解毒することで)、こういった不本意な繰り返しがピタっと止まる、もしくは起きても気にならなくなるってことが起きてきます。

解毒ノートは現実を変えるために書くノート

毒親育ちさんがなぜこんなにも生きづらいのかをもし一言で言うなら、子供の頃から沢山の感情を我慢してきたからです。

その自分の中に溜まってる感情が自分の身体の負担になっているし、不本意な現実を繰り返し創っているのです。

言ってしまえば、これまで我慢してきた感情を自分の中からすべて出すことができれば、今抱えている悩みもすべて解消するということになります。

解毒ノートはそのために書くノート、自分に起きている不本意な現実を変えるために書くノートです。

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