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毒親に育てられた人の10の特徴【毒親育ち診断】

こんにちは。おかしな幸福論のモリです。

前回、【毒親の特徴】健全な親と毒親の5つの違いでは毒親の特徴についてお伝えしましたが、今回はそんな毒親に育てられた人の10の特徴について見ていきたいと思います。

「毒親」は、アメリカの医療機関のコンサルタントで「毒になる親」の著者、スーザン・フォワードが提唱した概念です。毒親とはその言葉の通り、毒になる親という意味で、子供に悪影響を及ぼす親のことを言います。

毒親に育てられた人の10の特徴

①自己評価が低い

1つ目の特徴が「自己評価が低い」ことです。

毒親育ちさんは自己評価が異常に低い人が多いです。

自分はダメだと思っていたり、人が評価してくれているのに素直に喜べない。そんな人が多いんですね。

でもなぜ、自己評価がそんなに低いのかと言うと、その原因の1つは親に認めてもらえなかったからです。

子供は親が自分に接するように自分自身に対しても接しようとするところがあって、

だから、例えば、親が子供を認めることができない人だったり、子供にダメ出しばかりする人だった場合は、子供は自分でも自分のことを認めないようになったり、自分にダメ出しばかりするようになります。

すると、自己評価はどんどん下がっていきます。

また、自分を否定しているわけですから、「自己肯定感」とか「自己重要感」といったものも当然どんどん下がっていきます。

また、毒親育ちさんの場合は「自分に自信が持てない」というお悩みも多いですが、自信は自己肯定感という土台の上に成り立つものです。

だから、その土台となる自己肯定感がないので、なぜか何をやっても自信が持てないという問題が起きたりします。

②人にどう思われるかが気になる

2つ目の特徴が「人にどう思われるかが気になる」ことです。

例えば、何かある度に人は自分のことを悪く思っているんじゃないかと思ってしまうのは毒親育ちさんによく見られる症状、もしくは癖の一つですが、

この癖は実際に悪く思われてきた人、例えば、親に欠点ばかり指摘されていたり、批判ばかりされてきた人がよく持っている癖だったりします。

言い方を変えると、相手に親を投影してるんですね。

相手に親を重ね合わせてしまって、この人も自分のことを悪く思っているんじゃないか、この人は自分を批判しているんじゃないかと思ってしまうわけです。

③自分の意見が言えない

3つ目が「自分の意見が言えない」ことです。

自分の意見が言えない、言いたいことが言えない人は、子供の頃に自分が思ったことを言うと親に否定されていたり、もしくは言っても、無視されてきた人であることが多いです。

そして、そのことが心の傷(=トラウマ)になっていると、自分が思ったことを言おうとすると何かモヤモヤしてきて、言わない方がいいって思ってしまうんですね。

④自分には存在価値がない

4つ目が「自分には存在価値がない」と思っていることです。

なぜ自分には存在価値がないと思ってしまうのかというと、幼少期に親に自分や自分の気持ちを尊重されなかったり、または親が子供に対して無関心だったりすると、そうなりやすいんですね。

毒親育ちさんは自分の気持ちを尊重してもらえなかった人が多いですが、子供にとっては、気持ちを尊重してもらえない=自分の存在そのものを否定されているようなものです。

また、親が子供に無関心だと、子供は自分はいてもいなくてもいいんだ(=存在する価値がない)と思うようになります。

だから、親に気持ちを尊重してもらえなかったり、親に関心を持ってもらえなかった人は「自分には存在価値がない」とか、「ありのままの自分では価値がない」とか、そういった無意識の思い込みを持っていたりします。

⑤自分の気持ちを抑える癖がある

5つ目が「自分の気持ちを抑える癖がある」ことです。

親に自分の気持ちに寄り添ってもらったことがない人、自分の気持ちを出すと否定されたり、無視されてきた人はそうなりやすいです。

自分の気持ちを言ってもどうせわかってもらえない、自分の気持ちを出すと良くないことが起こる、そういった無意識の思い込みがあるのですね。

⑥人の顔色をうかがう

6つ目が「人の顔色をうかがう」ことです。

毒親さんには突然不機嫌になったり、突然怒り出す人も多いですが、そういう環境で育った人、子供の頃に親の顔色をうかがわざるを得なかった人は大人になっても人の顔色をうかがっていたりします。

これも先ほどと一緒で相手に親を投影しているわけですが、そこに気づけないでいると、どうしても人の顔色が気になったり、不機嫌な人がいると自分のせいじゃないかって思ってしまうんですね。

⑦休めない。ダラダラできない

7つ目が「ゆっくり休めない。ダラダラできない」ことです。

毒親育ちさんには休みたいのに休めない人も多いですが、これはなぜかというと休んでいたり、ダラダラしていると怒る毒親さんが多いからです。

もっとも、毒親さんもまた自分の親に同じことをされていたケースが多く、毒親の親も毒親だったりします。

そういった家系にはどんな時でも「ちゃんとしていないといけない」という思い込みが代々引き継がれていることも多いです。

また、毒親育ちさんの中には「何もしていない自分は価値がない」という思い込みがあるために休めないとか、ダラダラできない人もいますが、「何もしていない自分には価値がない」はありのままの自分を受け入れてもらえなかった人に多い思い込みの一つです。

⑧孤独感が強い

8つ目が「孤独感が強い」ことです。

なぜ毒親育ちさんは孤独感が強いのかと言うと、「安全基地」がなかったからです。

子供にとって心の拠り所となる大人を安全基地と言ったりしますが、毒親育ちさんは安全基地がなかった人が多く、中には「家にいるのに帰りたいと思っていた」人もいるんですね。

そういう人、安全基地がない中で育った人の孤独感が強くなるのは当たり前だと思います。

⑨感情を抑圧する癖がある

9つ目が「感情を抑圧する癖がある」ことです。

毒親育ちさんは子供の頃を過酷な環境で育ったために、ずっと自分の感情を抑圧してきた人が多いです。

辛いとか悲しいとか、怖いといった感情をなかったことにして生きてきたんですね。

そういう人は大人になっても感情を抑圧していたりします。

感情を抑圧している人は怒りや悲しみといった感情を封印しているので、例えば、イラっとすることがあっても、相手にも事情があると考えたりして、怒りを感じないようにしていることが多いです。

ただ、感情は抑圧すると心にどんどん溜まっていくので、心の容量に限界が来ると、もううまく抑圧できなくなって、そうなるとぐるぐる考えること(ぐるぐる思考)が多くなります。

ぐるぐる思考は感情を抑圧してる人の典型的な症状なんですね。

ちなみに、ぐるぐる思考をやめるには感情の抑圧をやめる必要がありますが、それについてはこちらで詳しく解説しています。

⑩人間関係がうまくいかない

10個目の特徴が「人間関係がうまくいかない」ことです。

この理由はこれまでご紹介してきたようなことが大きく関係していて、人間関係が苦手だったり、対人関係に不安があるといった悩みを抱えている毒親育ちさんは多いです。

また、人間関係という意味では、グループとか集団が苦手という毒親育ちさんも多いです。

2人だと大丈夫だけど、3人以上になると自分を出せないとか、急に苦手意識が出てくるとか、そういったことですね。

これはなぜかというと、その理由の一つは、人にとっての最初のグループ、集団が家族だからです。

そこで自分を出せなかった人が他の人達の中で自分を出せるかと言ったら、それは難しいです。

 * * *

さて、ここまで毒親に育てられた人の10個の特徴を見てきましたが、ここで少し振り返るとこんな形になります。

①自己評価が低い
②人にどう思われるかが気になる
③自分の意見が言えない
④自分の存在価値がわからない
⑤自分の気持ちを抑える
⑥人の顔色をうかがう
⑦休めない
⑧孤独感が強い
⑨感情を抑圧する癖がある
⑩人間関係がうまくいかない

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