宗教という壁で「家族」という小さなコミュニティさえもうまくいかないというコンプレックス。

「家族がどうしても好きだと思えない」

これは私にとってずっとずっとずっと悩みだったと思う。


しっかりしたお父さん。

太陽のように明るいお母さん。

仲良しな兄弟姉妹。


そういうのがずっと夢だった。

というか、そんな世界少しも知らなかった。


かといって、特別ウチは仲が悪かったわけではない。


ただ、父も母も、社会へ子供を出していく為の知識や経験があるなかったのだろう。


愛は、知らないと与えることも出来ないのだと思う。


だからか知らないけれど、

私は恋愛が大好きだった。


誰かが自分のことを好きだと言って、

そして大切にしてくれる。


そんな嬉しい愛情表現があるだろうか。



生活を送るのに精一杯というカタチの親の愛情には、

子供のうちには全く気づかなかった。


本当は、

お腹を痛めて産み出すという行為だけで、

精一杯だと思う。


だって私にはその勇気もないもん。


「こんなことなら生まれない方が良かった」


そう思わせる人生にしてしまうことを背負う、その勇気が私にはない。


お父さん、

お母さん、

私を産んでくれてありがとう。


心からそう思える日なんてあるのだろうか。


例えば大好きな人にプロポーズされた時でさえ、

私は怖さしか感じなかった。


自分が結婚して家庭を作って親になる怖さ。

他人と価値観を共にしながら暮らしていく怖さ。


恋愛なら全然平気なのに、

結婚となると怖いのだ。


子供という存在が怖かったのだと思う。


こんな風に思われる親になったらどうしよう。


きっとこれからも「宗教宗教」言ってくる母を見ても、

この人は呆れないだろうか、


友人にも、親の方針で

「宗教をやっている人だけは絶対ダメ」

そんな理由で結婚がダメになった子もいた。


私だって、結局するなら〇〇教に入ってねと言われたら嫌だ。

自分的には無宗教を世間に通しているのだから。


宗教ってそんなに大事?


家から一歩出ると、

みんなそんな悩みなんて抱えていないように見える。


他人の悩みなんてホント見えないもんですよね。


今日も家族は祈っている。

やめろとは言わないし思わないけど、

期待はしないで欲しい。


あと、宗教しないから人生うまくいかないみたいに言わないで欲しい。

うちの家族は特に、

世間から見たら誰も上手には生きれていないのだから。


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