見出し画像

猫写真家への道はここからはじまった! ここが私のアナザースカイ!

私は猫写真家である。キャリアとしては、すでに20年以上あるなかなかのベテランである。私が猫写真家としてネコ雑誌でフォトエッセイの連載を始めた頃は、すでに岩合光昭さんと、新見敬子さんが海外のネコ写真をエッセイとともに雑誌に連載や、写真集の出版をしていた。

私はニュージーランドにワーキングホリデーで滞在していたこともあり英語でのコミュにケーションが大変でもなかった。さらにバックパッカーとして放浪をしていたこともあり、日本ではなく、海外で生きるネコの写真を撮影して、フォトエッセイとしてネコ雑誌に連載をしていた経験がある。

それが、noteで復活した「路地裏ニャン方見聞録リターンズ」の前進である、「路地裏ニャン方見聞録」である。ネコ雑誌「NEKO」で足掛け7年半に渡る長期連載をして好評だったフォトエッセイである。

そもそも、拾われたノラネコを飼い始めたことがきっかけで、ネコが好きになった。動物自体好きだし、ネコもノラネコに会えば遊んだりもしていた。偶然、家に出入りするようになった、人懐こいクロネコ(クロ)をかわいがっていて、その流れでネコをもらったという経緯である。ちなみに、クロは、私の家でごはんをもらったりもしていたが、ご近所さんもみんなかわいがっていて、いろんな家を渡り歩いてはごはんをもらったりしてかわいがられていた、いかにもノラネコという賢いネコだった。

画像1

ベルギーはブリュッセルにて。

ネコを飼い始めた頃、はじめての海外旅行で、親戚が暮らしているベルギーを訪問した。既にこの頃から(20年以上前)スポーツの営業写真のアルバイトをしていたので、カメラ持参で初めてのヨーロッパ遠征だった。しかも何を血迷ったか、カッコつけたかったのでアルミケース持参だった。
親戚の家に3日ほど滞在して、特にやることがなくて暇だったので、思い切ってヨーロッパ一周の旅に出ることにした。
これが私にとって猫写真家としてのスタート地点だったと思う。

画像4

ロンドンのテムズ川ほとりの絵画の露天商。

ベルギーからドーバー海峡を越えて、イギリスへ。そのあとはフランスへ行って、名だたる美術館を巡ったり、古城がたくさんあるということで古城巡ったあとは、イタリアへ。ローマやフィレンツェ、ヴェネツィアへたどり着いた。
はじめてネコの写真を撮ったのは、ヴェネツィアだった。なんかカッチョいい。これ、アナザースカイに出るとしたら、「ここが私のアナザースカイ、ヴェネツィアなのだ!」って両手を広げて言うこと決定。

画像2

ネコを飼い始めたことがきっかけで、海外のネコが気になっていたのだ。

外国のネコはどんな感じだろう。どんな生活をしているんだろう。ネコの姿を家族にも見せたいなあ。そう思ってたまたま見かけたネコを撮り始めたのだ。
特にヴェネツィアは車が走らない水の都なので、ネコたちにとっても安全に暮らせる場所である。さらにいうと、ネコはとてもかわいがられていて、販売しているカレンダーなどもネコの写真を見かけたりした。

このときの旅はユースホステルを利用していて(思い立って旅に出たので、あらかじめユースホステルの会員ではなかった)、はじめて世界の同世代の人たちと会話をしたり(さらにドミトリーなので同じ部屋にたくさんの人が寝泊りしていた)、いろいろな文化を知ることで、英語でもっとコミュニケーションが取りたいなあと思うようになっていた。

画像3

このときの旅では、何名かの、私の人生を変えた日本人と出会った。
それは、英語を話せる人たちである。どうやって英語が話せるようになったのかを聞いていくと、「ワーキングホリデー」というワードが出てきた。
それは何かと聞くと、1年間特定の国でアルバイトなどをしながら滞在できる制度というものだった。

画像5

ヴェネツィアのネコ

なんだかすごいぞ。当時は、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの3カ国だけで、全部の国でワーキングホリデービザを取得したパワフルな女性が、ニュージーランドが一番日本人も少なくて、英語を話す環境を作りやすいと聞いて、私はいてもたってもいられなくて、ヴェネツィアの滞在を切り上げて、一路ベルギーへ。

そのまますぐに帰国して、ワーキングホリデービザ取得のための最低預金を貯めるべく、当時高額バイトだった交通整理の警備員のバイトに励むのだった。

ここがはじまり。そして舞台はニュージーランド編へ!



各種SNSフォローありがとうございます。
目標は大きく! 目指せ30万フォロワー!

オリジナルネコグッズ販売中! 
オンラインストア「にゃんこ屋」やってます!

youtubeチャンネル「気まぐれネコニュース」「オンラインツアー」やってます! フォローお願いします!

twitterもやってます!

猫写真家・森永健一公式サイト Feel So High! cats side.


この記事が参加している募集

スキしてみて

ブライダルカメラマン&猫写真家のモリケンこと森永健一。 ネコ写真集「あきらめニャければうまくいく」(電波社)より発売中!エキサイトニュース、えんウチ、しらべぇにも取りあげられました。 東京カメラ部写真展4回入選。 ネコフォトエッセイも連載していました。