片思いの相手を振り向かせる方法(ロイ・F・バウマイスター理論より)

1999年にアメリカの社会心理学者のロイ・F・バウマイスターにより、男女間の親密さに関する文献レビューが実施されました。

この論文の中で、男女の曖昧な関係を抜け出すために必要なことは、
親密さに対して急激な変化を与えることだと主張しています。
つまり、二人の関係性が変化するのは、急激な変化を得たときだけという結果になります。徐々に積み上げていって、友達から恋人に昇格できるのではなく、今まで経験したことがない経験によって起きる強烈な感情の変化によって、男女間のあいまいな関係性を打破できるとしています。
吊り橋効果もこれと同じです。

友達という関係性は、時間が経過するにつれて、安定化していきます。
もちろん連絡が途絶えると、関係性が薄くなりますが、再開すると、すぐに関係性はもとに戻ります。恋愛関係になるためには、友達関係、安定化している状況から改善するための対応が必要になります。
友人関係になるなど、いったん関係性を構築し、さらなる変化が起きにくい状況を「順応」と呼びます。この順応状態であり続けることが、友達から恋人に昇格できない原因と言えます。つまり、順応状態を破ることができれば、友人から男女の関係に進展するとこの筆者は伝えています。

順応状態になると、関係性が構築されます。一言で言うと、”慣れ”です。
さらにいうと、価値観が硬直化され、相手への観察力が低下してしまいます
自分の都合のよい情報しか受け取ることができず、あなたが好きだと思っていても、きづくことはありません。このような状況のときに、あなたが告白して、うまくいくこともありますが、多くの場合、片思いの相手は、あなたを友達として見ていたので、びっくりしてしまい、この関係性を壊したくないから、維持したいと思うようになります。告白した方は、相手に振られたと感じていまいますが、そうではありません。二人の関係性が、順応状態だったため、あなたのサインに気づいていなかったので、断ってしまった可能性が高いと言えます。

これを打破するにはどうしたらよいでしょうか。
順応状態を抜けることです。その一つの方法が、お互いが経験したことがない体験を行うことです。
お互いが経験したことがないことが条件となりますが、例としてキャンプで旅行とします。慣れている状況だと、観察力が働きません。経験したことがないイベントは、いろいろなものに気を配るので、自然と観察力が高くなります。そうすることによって、何か新しい価値に気づき、友達の括りが外れる可能性が高くなります。できれば二人で行くことをお勧めしますが、お友達を誘って、数人で遊びにいくことも問題ありません。ただ、あなたの状況を知らない友人を連れていくと、片思いをしている人との間で、関係性ができて、燃え上がった恋となる可能性もあるので、できればあなたのことをよく知っている友人がおすすめです。

つまり、あなたの知らない一面を相手にきづいてもらうことが重要です。
また、友達の状況のままではなく、新たなイベント体験を共有し、
お互いに新たな価値観の変化があったときが、告白のタイミングかもしれません。参考の一つにして下さい。

あと、この理論は、復縁や再告白のときにも有効と言われています。
相手の価値観が変わることが前提ですが、いろいろとあなたのよさに気づいてもらうために、経験したことがないことを共有してもらうことが重要です。あなたの身なりをよくすることやボディータッチで接近することもいいと思いますが、相手の抱く順応関係を打破するという観点だけは忘れないでいただきたいと思います。

参考になればと思います。個人で占い鑑定を実施しています。
相手の方の気持ち、アプローチ方法を知りたい方は、ご相談下さい。
問い合わせ先URLは↓
https://gyouen-uranai.com/contact/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?