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ポケット7で十万円ゲット!!韓国パラダイスシティレポート モリカツ流ポーカーキャッシュゲーム

今回アミューズメントカジノのプライズで韓国にいってきました!

現在日本では法律で賞金がだせないので、アミューズメントカジノのトーナメントで入賞した場合、旅費の補助という形でプライズがでます。

海外でトーナメントのエントリーシートやホテル代の明細をお店に渡してそれを負担してもらう形です。

飛行機代が往復約3万円、ホテル代が1日1万円でした。

今回はお試しで4泊5日の旅。

韓国のお金ウォンは一万円で約10万ウォン。
空港で両替するとバカ高いので現地のホテルまで行けるタクシー代の分のみ日本で両替して現地のカジノや両替所で両替するのがおススメです。


僕は去年一年はフィリピンでトーナメント期間以外は毎日ポーカーをして生活していました。

パラダイスシティでは一番低いレートの1/3ドルのみしかありませんでした。

このレートでのポーカーはレベルがとても低く、弱いハンドをプレイするのを我慢できない人がたくさんいます。

キャッシュゲームは辛抱強くハンドを待ったご褒美としてバイト料が発生するような感じです。

通常弱いハンドは降りて、強いハンドのみプレイするのがスタンダードな戦略ですが、楽しむことが目的でギャンブルとしてプレイする人がほとんどで楽勝でした。

一部レギュラーといわれる常連(毎日キャッシュゲームをプレイする専業プロ)さんもいます。

一時間で配られるハンドは約20~25ハンド。
数をこなせばこなすほど勝てる人は利益が高くなります。

こなせるハンド数はプレイヤーのプレイの早さやディーラーさんのカードを配るスピードによって違います。

他のプレイヤーのプレイスピードは操作できないので自分は早くプレイして一時間にこなせるハンド数を増やすことを意識してます。

こなせるハンド数が多ければ多い程、時給が上がるので早くプレイすることはとても大切。

過去にはマカオ、ラスベガス、フィリピンと世界を回ってキャッシュゲームをやってきましたが、韓国で実践した僕流の勝ち方を書きたいと思います☆

数学的観点とは別の視点での記事なので2BB払ってやるかくらいで読み進めて頂けたら幸いです。

低ステークスのキャッシュゲームではたまにちょっとうまそうに見えても一日通すとボロが目立つ人が多く、ハンドを絞るっていうだけでも勝てるレベルです。

今回ポケット7を2回使ってその2ハンドで約400BB旅全体では1000BB勝つことができました。稼働時間は計30時間程だったので時給33BB程。

紫が100ドル、緑が5ドルです。300ドルスタート。

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レーキが10%と高いので専業でプレイする気にはなれませんが、旅行がてらポーカーをする分には悪くないと思います^ ^

2ハンドで10万円稼げたポケット7、2回のハンドレビューと僕流のキャッシュゲームの戦略について書きました。

まず手始めに50BBでテーブルについて様子を見することにしました。

印象に残った試合はAKでダブルアップした後の100BB持ち。

COの10ドルのオープンにSBのコールが入りJQsでBBでコールしました。
ポットは30ドルです。

フロップがJ66レインボー。バックドアフラッシュドローありのボード。
SBがチェック。僕もチェック。COが10ドルのベットにSBがコールしたので強気に30ドルのレイズをしました。

するとCOはコール、SBが降りてヘッズアップになりました。

ターンはJ。嬉しいカードです。Aハイはここでのベットには降りるだろうし、Jヒットはチョップになるだけなので省いて、8ポケやAKやAT等からのバリューをもう一発とるために相手のブラフに期待してチェック。
(チェックしたら必ず打ってきてくれるような人がたくさんいます。)

ポットは100ドル僕の残りスタックは140ドル。
相手のバックスタック400ドル程です。

すると相手が35ドルというバリューぽい額のベットをしてきました。
ボードはJ66J。

まず相手視点での僕のハンドを考えました。

僕はBBなので6持ちもしくはポケット系、ブラフ、Aハイ、Jヒットが相手視点でのこちらのレンジ。

もしCOの相手がJを持っていたら残りの僕の140ドルが全部入り切るのを狙うはずなのでベット額からJは持ってなさそう。

僕はAハイのチョップ狙い、QQ、KK、AA、6持ちに向けて70ドルのチェックレイズをしました。(残りバックスタック70ドル)

各ストリートでのお互いのアクションが多く、ポットも大きいのでこのターンのミニマムレイズには相手はコールしてくるだろうと思いました。

すると相手は僕のターンでのチェックレイズにコールといったのでその時点でオールインインザーダーク を宣言してリバーのカードが開く前にオールインすることにしました。

もうとっくにコミットしているし、相手のハンドがAハイでも相手が降りれない可能性がでてきました。
リバーのアクションは何がめくれても変わらないのでオールインインザダーク。

リバーは2。70ドルのオールインに対して相手は長考。相手がコールするか考えた時点でJがないことが確定したのでコールしてくれたらいいなくらいに思っていると相手はコールを選択しました。

ハンドを見せるとやっぱりかあと顔をしかめ6だけ見せてくれました。
もし僕が逆の立場だった場合はターンはチェックバックしてその場合リバーのBBからのベットにコールするか降りるか額次第のラインかなと思います。

J66ボードでBBからのレイズは77とか88の可能性も相手視点あるかもしれませんが、そもそもそのハンドならプリフロでBBが3BETすることも考えられるのでJ持ちが一番濃厚と考えます。

それを踏まえてターンでJがめくれてしまったらCOの立場ならチェックバックしてリバーBB側がベットしてきたら額次第でコール、チェックしてきたらベットフォールド(ベットしてレイズが返ってきたら降りる。)かチェックのラインを取るのがCO側の場合のおススメです。

利益を最大限に被害を最小限に。

これが僕が目指しているものなのでフルに被害をだすプレイをしたのは相手のミスだと思うし、プレイヤーのレベル次第で被害が大きくなる典型的なシチュエーションだったと思います。

話が長くなってしまいましたが、僕がキャッシュゲームで勝つためにやっていることを先に話したいと思います。

1 相手の顔アジャストする。

プレイを見てからVPIPや傾向をみてアジャスト(調整)するのは当たり前ですが、僕は持ってるチップ量や手つき、顔でやる前からどんなプレイヤーなのかをまず予想して戦略を立てます。タイトそうとかルーズそうとかタフそうとかそういう感じです。強いプレイヤーは押し引きのバランスが取れているプレイヤーで低ステークスは攻めすぎたり、降りすぎたり何かしら弱点があるプレイヤーしか見たことがないです。

この顔アジャストは年齢や性別、雰囲気、顔を見てこういうプレイヤーだろうなと山を張ります。

2 やってくる系かやってこない系か

顔アジャストの2番目にすることは自分以外の8人の顔を見て3ベットレンジが一般的なJJ+なのか僕のようにA9oとかでもポジションや相手を選んで3ベットしてくるのかで使うハンドレンジを考えます。もちろん実際のプレイを見てからの方がより正確に判断しやすくなりますが、やる前にある程度予想します。VPIPが高くコールも多いけど3ベットはガチハンドでしかしない人も多いのでそういう人には3ベットしてきたら相手せずにインポジでのこっちがレイズして相手がコールになる場面を意識的に増えるようにプレイします。あまり弱いプレイヤーを狩ろうとしすぎると左に狩ろうとしているプレイヤーを狩りにくる人もいるので注意します。

もちろん僕は明らかに弱いハンドをプレイする人を狙っている人もまとめて狩ることを狙います。

1/3の場合9ハンド4ドル。一時間でプレイできるのはだいたい20~30ハンド。これはプレイヤーのプレイの早さやディーラーの早さによって変わってきます。

遅い時には一時間での配られるハンドはだいたい20ハンドです。
8時間プレイする場合160ハンド。

1ハンド45円でもらえて8時間での経費は7200円です。
ストラドルをする人がいると少し変わってきますが、その160ハンドで来た中から経費を浮かせることはもちろん最大利益がでることを狙います。

当然左にやってくる系がいるときには強いハンドでリンプしてやってきてくれることを狙ったり、難しい状況にならないようによりハンドを絞ります。

本格的に高レートをやるのはこれからですが、低レートは弱いハンドをプレイすることを我慢できない相手より我慢して辛抱料としてお金をもらうような感覚です。

3チェックレンジの強さ。

例えばAJを持っていてA86というボードでベットするのが一般的ですが、チェックするプレイの引き出しもあるのかないのかを注意深く観察します。

チェックしてこのボードで打たれてオリジナルレイザーがコールしてきた場合スローダウンしたJJやQQ、KK等のハンドかAKで相手からチェックコールでバリューを引き出そうとしているのかもしれません。

CB頻度から相手の手札を読んでうかつにベットするのは危険です。

4リンプコールする額。(最重要)

低ステークスではほとんどのハンドでリンプするプレイヤーがたくさんいます。

強いハンドが入ったら当然弱い参加レンジの相手にレイズしてチップを奪いにいくわけですが、いくらまでならゴミハンドでコールしてくれるのかを、額を変えて調べます。

3ドルのリンプが一人、SB.BBがいてまずは15ドルくらい。
二人からコールをもらえたから次は20ドルと額を調整していきます。

驚くことに30ドルのレイズにほぼエニハンでコールしてくれる人が二人いたのでとても楽に稼ぐことができました。

5レイズ額

キャッシュゲームではレーキがかかるので僕は4BBのオープンをベースにしています。

オープン額を変えるときはBBがいくらでもコールしてくれる。
ハンドごとにレイズ額を変えてもうまくリーディングできなかったり読めない卓ではめちゃくちゃ変えます。

今回もUTGでのKKは17BBでのオープンを試してみました。
100BB持ちで残り83BB。

BBが悩んでコールしてきました。
いったいどんなハンドでコールしてるんだろとウキウキしているとボードは
T83。

安全なボードです。34BBのポットで残り83BBもちろんセットなんてケアしません。

Tヒットや8ヒットKK以下のポケットに向けてバリュー。

相手がAKだと読み違えてオーバープレイしてくることを願います。

フロップは何もない可能性も十分あるので10BBの小さいベットをしました。
何もなければフォールドする可能性もありますが、コールされた場合にはターンがAかTならスローダウン、他はポット7割のベットフロップでレイズがかえってきたらコールしてターンで相手がいれてくれるのを待つと作戦を立てていました。

これにはコールされターンは4。

特に変化はないのでここでもポット3割のベットでバリューを取りに行きコールされました。

54BBのポットに15BBベットして84BB。
ここまで二回のコールで何かあるのはほぼ間違いないでしょう。

そしてリバーは4で相手はチェック。

当然オールインすると相手は悩んでコール。
KKを見せると相手はマックだったのでハンドはわかりませんでしたが、僕の予想はTヒットです。

さすがに全員降りちゃうなと思いつつBBが相手をしてくれて助かりました。
めったにここまではやりませんが、3ベットが入っていたらAAで4ベットオールまでして刻まない方がバリューを取れることもたくさんあります。

6 大きいベットは強い。


当たり前だろ!と聞こえてきそうですが例えばAQでQ64でダブルバレルターン7リバー6でダブルバレルにコールした相手がリバーで6がでてポット7割以上のベットをしてきたとします。

低ステークスのキャッシュゲームで相手が強気な時にはブラフは比較的少ないので滑ったボードでポットオーバーのベットをしてくることはあまり見たことはありません。自分からうってバリューをインポジで取るのを基本として相手が強気にでてきたら強い役になったと考えて被害を最小限に抑えるのをおススメします。チェックコールを2回してリバーで大きくベットしてくるときはほとんどの場合ツーペア以上になったサインであることが多いです。

さてやっと僕のポケット7のハンドレビューです。

僕のポケット7 第一章

100BB300ドル持ちでUTGで7ポケ。
トーナメントではオープンしますが、キャッシュゲームのUTGのレンジはTT+AKくらいでもいいと思います。

3ベットレンジが狭い人が多い卓だったので僕は12ドル(4BB)でオープンしました。

するとSB.BBがコール。3WAYです。

ポットは36ドル。

フロップは556レインボー。
悪くないフロップです。ですが3WAYなので気は抜けません。

するとSBが25ドルドンクベットにBBがコール。

.....

トリップスでドンクする人はいますが、78は7をブロックしているので薄くSBは6持ちの可能性が一番高く、88や99やTTの可能性ももちろんありますが、それならチェックコールでもよくない?ってのもあってBBが5持ちの可能性もありますが、6ヒット濃厚と思い75ドルにレイズすることにしました。

するとSBがコール。BBがフォールド。

ポットが211ドル。

ターン9でSBチェック。

念のため5持ちをケアしてチェックバック。
リバーは4でした。
ボードは55694でフラッシュ目はなし。

すると相手がリバーで35ドルのベット。
心の中ではよっしゃー!と思ってました。

5を持っていてポットに対して少ないこの弱気なベットはなさそうだからです。フロップの時点からなさそうと思ってはいましたが、一応レイズにコールしてきたのでこのベットで勝ってる可能性がすごく高いと判断しました。

6ヒットが弱気なブロッキングベットをしてきていると読んでほぼ間違いないと思いました。

相手視点での僕のハンドを考えるとターンの僕のチェックバックで相手の頭には僕がAQやAKの可能性もあると踏んでいると思いました。

ここでコール止めはもったいないと思い結果100ドルにレイズして相手は割と早くコール。
77を開くと相手はマック。ほぼほぼ6ヒットだったんだと思います。

トリップスみたいな役ができた時には低レートではその扱いが丁寧になることが多く、もちろんオリジナルが強いハンドをもってコールをもらえる算段でドンクしてくる人もいます。
ですがこのドンクベットの雑さが5を持っているそれじゃないと考えました。
ターンでは念のためケアでチェックしましたが、リバーの弱気なベット額から5持ちではない可能性が最初から薄かった上に急上昇。

リバーはコール止めする人も多いシチュエーションかもしれませんが、利益を最大限にがテーマな僕は自分の読みを信じてマックスバリューとることができたと思います。

僕のポケット7第2章

50BBが膨れ上がり300BB程持っていた時にまたしてもUTG77。

ディープだけどセット作れば全部とれるような人がたくさんいるし、4BBでオープンするとレイズが入ってフロップ見れないのが嫌だったのでリンプを選択。

すると600BB持ちのCOが20ドルにレイズ。BBがコールして僕もコールで3WAYに。

100BB持ちの場合にはKKもプリフロで降りることを考えないし、セットオーバーセットも考えないでやります。

300BBではセットオーバーセットもケアするべき場面があるので難しくなります。

フロップは79Jのツートーン。♠♠♧です。
セットにはなりましたが、マルチウェイなんで気が抜けません。

BBがチェック。僕もチェック。
するとオリジナルが61ドルのポットに50ドルのベット。
僕が気にしているのは99、JJを持っているかどうか、オリジナルのT8は候補から外します。

BBがフォールド。

フラッシュドローを怖がって強めにQQ、KK、AA、AJがベットしてきてる感じがしました。

ここはレイズしてもコールをもらえてターンベットまではほぼコールしてもおかしくないハンドを持ってそうだったのでレイズしました。

先読みして99、JJなら相手を降ろすのを怖がって気持ちもっと少ないCBになると思っていたので勝ってるとかなり自信を持てていました。(まあフロップセット負けてると思うやつはいないだろうけどw)

僕の125ドルのチェックレイズにコールしてくれた場合にはターンでぱんぱんにベットする気でいたら相手が100ドルチップをごっそりもって雑にリリレイズしてきました。

強いハンドでそんなに雑におろしに来なさそうだし、総合的にJJ、99は持ってる可能性がすごく低いと判断してオールインを返しコミットしていた相手がコール。

僕が77を見せるとほぼ諦めたような顔をしていたので恐らくAJかKJのどちらかだったんでしょう。相手はリバーでマック。

相手のオーバープレイに助けられ900ドル増やすことに成功しました。

僕はJ9でUTGリンプからの7BBレイズにコールなんて絶対しないし、T8でもしない。このフロップでのチェックレイズはほぼほぼ77か99もしくはKQのフラッシュドロー付きツーオーバーガットあたりそれかプリフロはめてたJJ+くらいでしかレイズしにくいし、相手はこっちのハンドを読んでない、もしくは読めなかった結果大損害をだしてしまっていました。

今回のケースしかり特別なハンドは丁寧にプレイしがち、雑にプレイしてくるハンドはそれなりでしかないなって改めて実感しました。

もちろんレベルが高くなるとこうはいかないと思いますが、相手は反射的にチェックレイズにほぼコミットのレイズをトップペアぐらいで返してきましたが、ボードにでてるカード一枚やQQ+の可能性がある相手にレイズしてきているという事実を考えれば相手は僕のフロップのレイズに降りたり、コールしてしまってもターンで状況が変わらなければ降りる選択ができたと思います。

以上でこの旅のレポートを終わります。少しでも購入して読んで頂いた方の参考になれば幸いです。

最後に

今僕はポーカーのトーナメントで世界レベルで活躍することを目指して来年のWSOPまでの期間トーナメントを教える家庭教師をやらせて頂いてます。

きっかけはアミューズメントで同卓したプレイヤーに頭の中どうなってるんですか?とかポーカー教えてくださいとたくさんの方に言って頂いたので一つでも多くのトーナメントに挑戦するためにお仕事としてやっています。

もし興味を持って頂いた方は来月からは僕の自宅(高田馬場)もしくはご依頼頂いた方の事務所や自宅にお伺いしてトーナメントでの僕の戦い方をレクチャーしています。

僕のお手本にしているのはドイツのトッププレイヤーであるFELDOR HOLZ。

動画を全てチェックして困ったときにはHOLZならきっとこうプレイすると予想して判断していたりします。

基本的にトーナメントでは良いハンドが入った時、BTNやポジションが良いそれなりのハンドが入った時、BBでのオッズコールした時にプレイしますが、BBでのプレイがすごく得意で試行錯誤の中とても有効な戦略を使っていてフィリピンのトーナメントでは50トーナメントで10回ファイナルテーブルに進出することができました。

家庭教師を頼んで頂いた際は基本戦略と気を付けること一緒にポーカーズターズでトーナメントをプレイしながら感覚を掴んでもらえるように教えさせて頂いています。

プレイヤーとしてはこれからなのでMTGのように世界チャンピオンみたいな実績がないのに人に教えてもいいものか迷いましたが、人生をかけて世界に羽ばたくために日々努力してますので、初級者、中級者の方には今より強くなるアドバイスができると思います。

興味がある方はツイッター@mori_katsuhiroにDMで連絡ください。

よろしくお願いします!








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