2024年6月16日 麻生氏が矢を放つ。
岸田政権を支えてきた麻生氏(麻生派)が、まず『 岸田下ろし』の 狼煙(のろし)を上げる。
6月23日・26日 菅氏が矢を放つ。
非主流派である菅氏(菅グループ)が、麻生氏に続く。
7月7日 茂木氏が矢を放つ。
岸田政権を支える役目の茂木幹事長(旧茂木派)までもが、矢を放つ。
7月26日 自民党総裁選の選挙管理委員会を立ち上げ
*選管議員は、推薦人になれない。
黄川田氏と、片山氏は前回総裁選の高市陣営の推薦人だったので、高市氏にとっては痛い人選。
一方、岸田派からは堂々の0人。
この時点までは、岸田首相は総裁選出馬を模索していた。
8月2日 森氏が、田原氏を走らせ、引導を渡す。
派閥裏金事件で、狙い撃ちのように壊滅的に解体された旧安倍派のラスボス・森氏が最後の引導を渡す。
8月9日 岸田総理、米大使に事前通告。
ほとんどの議員が、発表まで知らされていなかった退陣を、なんと5日も前に、総理側近(木原氏)が、米国大使に通知していた。
8月14日 岸田総理 総裁選不出馬を表明
上記の会話の流れは、不自然だ。
平氏のポストだから、「分らない」と誤魔化すのは、普通なら平氏の方。
そして、聞き返すにしても、「誰だと思う?」と聞くのが自然な流れだ。
しかし、逆に自ら「森さんかね?」と2度に渡って、岸田政権の中心人物である木原氏に カマを掛けている。
平氏は、(小泉進次郎氏 推しの)キングメーカーが誰かという意味合いも含めた上で、岸田政権に引導を渡したのは誰か?を問うているようにも見える。
そして、木原氏は 表情を押し隠すように、「分からない」と答えた。
2021年の総裁選では、旧安倍派(細田派)・麻生派・旧茂木派(竹下派)が、支持することで岸田政権が誕生した。
上記の流れで言うと、主流派の各派閥領袖である 麻生氏→茂木氏→森氏が、「岸田下ろし」を順に表明し、岸田政権は必死となった。