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『バーガーショップのアプリが「ハリケーンで停電した地域」の把握に役立ったためダウンロード数が急増』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.7.13

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■バーガーショップのアプリが「ハリケーンで停電した地域」の把握に役立ったためダウンロード数が急増

2024年7月、テキサス州でハリケーン「ベリル」による停電が発生し、Whataburgerのアプリが注目されました。

このアプリの店舗営業状況マップを利用することで、停電地域を把握する手段として利用され、ダウンロード数が急増しました。電力会社公式のオンライン停電情報サービスが機能しない中、Whataburgerのアプリの店舗検索&開店/休業がわかりやすくマップ上に一覧される機能が多くのユーザーにとって便利な情報源となりました。


開いてる/閉まってる が一目瞭然な店舗検索機能が奏功

全国チェーン店のアプリにはだいたい店舗検索機能がついていますが、Whataburgerのアプリは開店中はオレンジ・閉店中はグレーで表示されます。

この表示の仕方ができるチェーン店アプリは実は珍しく、私のスマホにインストールされているコンビニや飲食チェーン店のアプリで同じことができるものはありませんでした。もしあれば教えてください。


日本では防災専門サービス・アプリで

多くのチェーン店アプリは、店舗一覧がリストで出るだけか、地図にプロットして見せても「今」開店中か閉店中かをリアルタイムに表示することはできません。

Google Mapでは、営業時間外かどうかの時刻ベースでしか確認できません。

日本ではチェーン店アプリよりも防災専門のサービスやアプリの方が直接役立ちそうです。


NHKの災害・防災マップは停電情報ポータル

東京電力、中部電力、関西電力、北陸電力の管区に限られますが、NHKの停電マップは各電力会社の情報を取りまとめ地図上にわかりやすく表示できる便利なサイトです。

上記電力会社以外の管区についても、このページの下に各電力会社の停電情報にリンクがまとまっていますので、停電情報ポータルとしても使えます。


Yahoo!防災は災害全般で役立つ

Yahoo!防災は、災害の種類に依らずさまざまな災害情報が得られるアプリです。台風や地震などだけでなく、強盗の速報が通知で送られてきたりもします。

防災系のサービスは日常的に使っていないと使い方やアプリの存在自体を忘れてしまうので、少し離れた場所の強盗事件や、ちょっと強い雨が降る程度の情報でも通知してくれるのはよい設計です。


大雨には気象庁の「キキクル」

大雨が降った時には気象庁の「キキクル」が便利です。

大雨による土砂災害、浸水、洪水のリアルタイム情報を地図で色分けしてわかりやすく見せてくれます。ハザードマップとの重ね合わせて見る機能もあり、このまま大雨が降り続いたら危険になりそうな場所の推測にも使えます。


関東地方も週明けには梅雨明けするかもしれませんが、梅雨が明ければ猛暑と台風の本格シーズンが始まります。それに地震は日本においてはいつどこで起きてもおかしくありません。

とりあえず防災アプリをひとつ入れておくだけでも、いざという時に慌てずにすみますので、使ったことがない方はこれを機に試してみてはいかがでしょうか。

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