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『微弱電流で味覚を調整する“電気調味料”。味変ウェアラブルデバイス』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.9.17

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■微弱電流で味覚を調整する“電気調味料”。ウェアラブルなものが新規参入

「味の素」と東京大学、お茶の水女子大学が、「電気調味料」ともいうべきウェアラブルデバイスを共同開発しました。

これまでも電気刺激を使って味を変えるスプーンや箸はありました。

しかし、今回発表されたウェアラブルデバイスは、首やあごに装着して電気刺激で味を変えます。首にかけておくだけで塩味や旨味、酸味を強く感じさせることができるっていうんだから驚きです。

普段は塩分控えめの食事をしている人でも、これを使えば味気ない食事が劇的に美味しくなります。入院して病院食を味わったことがある人はわかると思いますが、塩味の薄すぎる食事は食べた気がしないんですよね。

だんだん慣れてくるとはいえ、最初は物足りないもの。このウェアラブルデバイスを使って物足りなさを補いつつ、徐々に効き目を弱めていけば、無理なく健康食を続けていけそうです。

苦手な味もカスタマイズできる?

この「電気調味料」なウェアラブルデバイス、味を「強くする」だけじゃなくて、逆に「弱くする」こともできたらもっと便利じゃないかなと思います。

例えば、苦いものや酸っぱいものが苦手な人は、その味を抑えれば、もっと食事が楽しくなるはず。最初は苦手な味を抑えて、慣れてきたところで徐々に効き目を弱くしていけば、苦手な食べ物を克服するのにも使えそうです。

個人的には苦手なものは食べなければいいと思っていますし、子どもの食べ物の好き嫌いは大人になれば多くは勝手に食べられるようになるので問題ないと思っていますが、過度な野菜嫌いの子はさすがにビタミンが摂れなさすぎるので、ウェアラブルデバイスで苦手な味を抑えて食事から栄養を摂れるようにするというのもアリかもしれません。

香りもコントロールできたら完璧!

さらに欲を言えば、味だけじゃなくて「香り」も調整できる機能があったら最高です。食べ物の味は香りによってもかなり影響を受けます。野菜嫌いの多くは青臭さがに苦手なような気がします。

好きな香りを強化したり、逆に苦手な匂いを弱めることができれば、食べたくなかった食材にもチャレンジしやすくなりそうです。

私が苦手なパクチーのあの独特な香りを和らげる機能があれば、どの料理にもパクチーが入ってる気がする東南アジアでもストレスフリーで現地の料理を楽しめるようになるんじゃないかなって思ってます。

超未来の食事体験

この「電気調味料」デバイスがもっと進化して、味も香りも自由にカスタマイズできるようになったら、食事のスタイルが大きく変わるはずです。健康のために減塩しなければならない、野菜も食べなきゃいけない…それが全く苦にならない未来が来るかもしれません。

一方、「味変ウェアラブルデバイス着用禁止!」と掲げる頑固な店主の店も現れたり、「この店はデバイスなしでも美味い!」なんて評判になったり、コース料理の最中に「このソースでお召し上がりください」のテイで「このパラメータでお召し上がりください」なんて言われるほどアタリマエに普及すると、味の概念がガラッと変わりそうです。


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