『STEPNからStoreリンクが消えた今便利なアプリ「FP Monitor」』~【新しいweb3ビジネスのアイディアのタネ】2022.11.16
■STEPNのシューズ・GEMのフロア価格を確認するアプリ「FP Monitor」
トークノミクスが崩壊してもFTX破綻でソラナが暴落してもなお毎日9足50分歩き続けているSTEPNウォーキングデッドのモリプトですこんにちは。
そのFTX破綻が起きた約1週間前だったと思いますが、STEPNアプリからStoreリンク(の代わりだったWeb検索窓)のメニューがなくなりました。
STEPNを今やっている人は分かると思いますが、Web検索窓メニューがなくなっただけでもGEMの売却がものすごく面倒になったんですよね。その面倒を解決してくれるのが今回ご紹介する「FP Monitor」というアプリです。
STEPNをやっていなくても、NFTを扱うアプリを出そうと考えている方には役立つ情報なのでぜひ読んでってください。
■「FP Monitor」はマケプレの最低価格を確認するだけのアプリ
「FP Monitor」はSTEPNのシューズやGEMといったNFTアイテムの現在の最低価格を確認するだけのアプリです。
設定しておけば値動きを通知してくれる機能もありますが、今のSTEPNの市場環境では役に立ちません。
それよりもSTEPNアプリからNFTマーケットプレイスへリンクするボタンがなくなったことを補う超便利な使い方ができるのが「FP Monitor」のメリットです。
今STEPNユーザーは毎日歩いて手に入れるGEMというNFTをマケプレで売却することで稼いでいる人が多くいます。GEMを売る際、最低価格で売るのがセオリーなので、つど最新価格を確認する必要があります。
ブラウザアプリでSTEPNのNFTマーケットプレイスにアクセスしてもGEMの値段を確認はできますが、
・毎回ログインのための入力作業が必要な仕様
・ID(メアド)を入力→メールに数字コードが届く→数字コードをマケプレに入力→Google Authenticatorの番号を取得→マケプレに入力。を毎回ログインするたびにやる必要がある(これが超面倒)
と、非常に手間がかかります。
GEMの最低価格を確認したいだけなのですが、すごく面倒です。
今まではSTEPNアプリからリンクを押すだけで確認できただけに面倒感が5万倍増しです。
そこで「FP Monitor」の登場です。
このアプリを起動すると、Lv1~Lv4までのGEMの最低価格がずらっと一覧表示されます。Efficiency/Luck/Comfort/Resilienceの4種類も切り替えナシで一覧されるため公式サイトより楽チンです。
GEMだけでなくシューズとミントスクロールの最低価格も表示されます。
「FP Monitor」を併用することでSTEPNで歩いてGEMを手に入れて売る、の一連のEarnがとても楽になりました。売るだけなら初期のSTEPNアプリ内NFTマーケットプレイスがあったころより楽です。
STEPNウォーキングゾンビの皆さん、「FP Monitor」をぜひ試してみてください。(勝手アプリなのでセキュリティの不安があるかもしれませんが、Appleの審査を通っているのでiOS版は大丈夫なんじゃないかと考えています。でもDYORで。)
■NFTを扱うアプリの今後のカタチは「メインアプリ+Webマケプレ+サポートアプリ」か
STEPNがAppleに刺されたおかげで、何がOKで何がNGかの線引きが徐々に明らかになってきています。
NFTマーケットプレイスを直接アプリに内蔵して暗号資産で売買することはNG。暗号資産建てなら大丈夫ということはない、が明確になりました。
Web検索を設置し、運営がNFTマーケットプレイスへのリンクだよと明示しなくてもAppleが警告してくることも明らかになりました。
しかし、今許可されていることもあります。
STEPNアカウントに紐づけるかたちでユーザーにNFTを持たせることは今のところOKのようです。これができるから、外部のWebでNFTを売買した情報がアプリ側にも反映できるわけです。
つまり、
・アプリ・Web共通のユーザーアカウントを作成する
・外部のNFTマーケットプレイスでNFTを売買する
・NFTの所有状況を、アカウント情報を参照してアプリ側で表示して使用させる
はOKなようです。
さらに、売買はできず参照するだけのサポートアプリもOKなようです。
もしかすると、STEPNアプリ内で最低価格を一覧表示するだけならOKかもしれませんが、まだ試されていません。
Web側に置かれているNFTマーケットプレイスのログイン方法がもっと簡単になればサポートアプリは不要かもしれませんが、NFTの場合かなり大きな額が動くことも多いため、セキュリティレベルが高い方が安心感はあります。不便さをサポートアプリで解消するのはひとつの見識だと思いました。
voicyやradikoなど、外部Webでアカウント発行したり有料アイテムを購入した結果をアカウントに紐づけてアプリ内で使えるようにするという仕組みを取っているサービスは非常に多く、NFTが絡まなくてもこの手法はずっと許可または黙認されてきたと言えます。
このやり方を禁止するとNFT系アプリよりずっと幅広く影響が及ぶため、さすがのAppleも手を入れられないんじゃないかと思います。
STEPNが順序良くOK/NGラインを明らかにしてくれた結果、今後のNFT系アプリは「メインアプリ+Webマケプレ+サポートアプリ」が主流になるのだろうな、と考えています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?