キャリアの棚卸しは定期的に実行する
皆さんは自身のここまでのキャリアを他人に説明できるでしょうか?
ただ単に自分の経歴を話す事はできるかと思いますが、
どのタイミングでどのような経験を得て、どんな成長をしてきたか
そこまで話せる人ってそんなにはいない気がします。
「いやいや、転職するわけでもないのにそんなの必要ないでしょ」
と思われる人もいるかと思いますが、自身のキャリアを振り返ると多くの利点があります。
今日は定期的に自身のキャリアを振り返ることのメリットについて書いていきます。
メリット1:自身の強みを理解できる
自分自身のキャリアを見つめ直してみると
自分が成長できた点や壁を乗り越えた経験がいくつかあるかと思います。
多かれ少なかれそういう経験はその人の糧になっていたり
強みに繋がっていることが多いです。
なので、キャリアの中でどういった経験を経て自分自身が成長してきたのか
これを理解しておくと、自分自身の強みを理解することができます。
例えば私の場合は、人に教えることやOJTを通して人を成長させることに強みを持っています。
これは私が数々のOJT担当をこなしてきた経験からきています。
最初は放任主義すぎたところがあって、全然構ってあげられなかったり
そのことを反省して結構つきっきりで教えたが、逆になかなか自立できないようになってしまったり
OJT対象者ごとに指導方法は変えた方がいい、ということに気付けたり
などなど多くの失敗、気づき、試しを経験したことによって、人に教えるというノウハウは私の中で強みになっています。
このように言えるのも、定期的なキャリアの棚卸しをしているからです。
自分自身の強みを理解していると、それだけでも自信につながりますし
その強みを活かした仕事をしていけば、仕事そのものを楽しみながらやることができるので、とても大きなメリットにつながります。
メリット2:今の仕事のスタンスを見つめなおせる
「なんだか今の仕事向いてないなぁ」
「もう何年も同じ部署にいて仕事がつまらなくなってきたなぁ」
と感じる人も結構いるのではないでしょうか。
そんな人にもキャリアの棚卸しはオススメです。
自分が今の部署で
・仕事の中で何を経験できたのか
・それは今後どのように活かしていけるのか
などを見つめ直すことで、
・自分のキャリアの中でその経験は役に立ちそうなのか
・それとも他のことに移っていった方がいいのか
など今の仕事に対してのスタンスを見つめ直すことができます。
今の仕事のスタンスを見つめ直すことで、
今の部署でまだまだ学べる事はありそうだな、なのか
もう今の部署で経験は一通りできたので次のステップにいくべき、なのかを判断することができます。
メリット3:今後のキャリアを考える
自分の仕事のスタンスを見つめ直すと、今後のキャリアについてもつなげて考えるようになります。
自分は今の仕事をこのまま続けるべきなのか?
自分が将来的にやりたいことを実現されるには、どのようなことが足りていないのか?
など今後のキャリアの方向性を考えるきっかけになります。
キャリアを見つめ直して、今後の方向性を考える事は定期的に実行した方がいいと思います。
同じ組織で長年やっていると、どうしてもぬるま湯に使っているような感覚になってしまい、新しいことに挑戦する意欲が薄くなってしまいます。
そもそも自分はどういうキャリアを歩みたかったんだっけ?
を定期的に認識して、キャリアの微調整を行っていくことで
より適切なキャリアを歩むことができると思います。
キャリアを見つめ直す手っ取り早い方法
では、キャリアを見つめ直す、棚卸しをするといっても結構手間ですよね。
結構腰が重くなってしまうのもわかります。。。
なので手っ取り早い方法は、
「転職する気があろうがなかろうが、転職活動をする」です。
転職活動をすることで、強制的に今までのキャリアと自身の経験、強みを再認識することになります。
また、転職活動をすることで業界の動向や自分自身の市場価値を客観的に捉えることができます。
ちなみに私は今日転職活動というか、リクルートのカジュアル面談をやって
自分自身の市場価値について改めて再認識できました。
これをすることによって、今回はもっと今の部署でスキルを磨いていこうという気になることができました。
人によっては転職をしよう!という方向にいく人もいるかと思います。
このように転職活動というのは転職をするためだけでなく
自分自身のキャリアを振り返るために利用してもいいと思います。
自分自身の市場価値を認識するのは結構重要ですし、モチベーションも上がるので、いろんな効果があってオススメです。
まとめると
転職をする、しないにかかわらず、自分自身のキャリアの棚卸しは
・自分自身の強みを理解できる
・今後のキャリアについて考えるきっかけとなる
というメリットがあるので、是非とも定期的なキャリアの棚卸しをしてみてはいかがでしょうか。
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