転職を繰り返すことは悪なのか?

日本においては転職をすること自体が悪だと捉えている人も少なくないです。

「裏切り者」とか「我慢が足りない」とか
そんな言われ方をすることもあるかもしれません。

日本においてはそのように忍耐とか我慢強さみたいなものが美徳とされているので、転職回数が多い人だと

「この人は忍耐強くなくて、すぐに辞めちゃうのかな」

と思われても、ある意味しかたのないことかもしれません。

では転職を繰り返すことは必ずしも悪なのか?

というと、私はそうは思いません。

むしろ転職はもっとカジュアルにするべきだと思いますし

前向きな考えのもとに転職をしていくことは全然アリだと思っています。

今日は私の考える転職の本質について書いていきます。

価値観は変わるもの

人によって仕事に求める価値観は異なると思います。

・給料
・やりがい
・ワークライフバランス
・人間関係

ですが、このような価値観というものは年齢や周りの状況によって、変わっていくものです。

例えば私の場合は年収は大事にしていて、その上で尊敬できる上司や先輩のいる職場を求めていました。

ですが、年齢が30になるにつれて憧れる人についていく、というよりも自分がそのような存在になる、という気持ちになったこともあって「尊敬できる人のいる」という観点は重要ではなくなっていきました。

それに代わって、今度はやりがいが重要ポイントにあがってきます。

今までは「自分のスキルを身につけていかないと!」と躍起になっていたのですが、現在はある程度の知識は備わったので

自分のスキルを活かしながら働いていける環境を求めるようになりました。

と、こんな感じで私の場合は

年収 + 人間関係 が最重要だったのが

年収 + やりがい に変わっていきました。

昔から変わらない価値観もあると思いますし、変わっていく価値観もあります。

このように年齢や自分のポジションやスキルなどによって、仕事に求める価値観は結構変わってきます。

その価値観が今の職場に合わないのであれば、それは転職をするべきだと思います。

私は我慢強く、忍耐力も元々ある方ですが

無駄な我慢はしない、と決めてからは「我慢することでこの先の未来が変わるのか?」と考えるようにしています。

その答えがNOなのであれば、迷いなく転職をするようにしてきました。

適職はなかなか見つけられないもの

よく就活の時に会社選びを結婚に喩えられていませんでしたか?

人生のパートナー選び、みたいなことを私はよく就活の場面で耳にしていたのですが

それで考えると一度の就職で定年まで務める、いわば初めて付き合った彼女とそのまま結婚して老後まで一緒にいる、みたいなことです。

それって実際相当レアですよね。。。

大抵の人は何人かと付き合って別れてを繰り返して結婚をして
それでも3分の1は離婚をする世の中です。

それだけ人生のパートナー選びは難しいんです。

少し脱線しましたが、、、

それと同じように、自分にとって適職を見つけるというのは簡単なことではありません。

長く勤めていれば、嫌な部分も見えてきたり、自分に合わなくなってくると感じることもあるでしょう。

なので、転職を繰り返すことは適職を探すことなので

全然悪いことだとは思いませんし、むしろもっと自分の価値観に正直になって、理想を求めていった方がいいと思います。

まとめ:転職は人生のチューニング

ここまで書いてきたように、働いている中で自分の価値観は日々変わっていくものです。

たとえ今の職場が最高で適職だ、と思っていても何年後かには自分に合わない、と感じてしまうこともあると思います。

なので転職というものは、自分の価値観と職業をチューニングするためのものだと捉えた方がいいです。

このズレは人によって生じにくい人もいれば、生じやすい人もいます。

ズレが出ているのに我慢して働き続けることに、あまり意味はないと思っています。

我慢強く耐え抜くことで自分の価値観が満たされる未来があるのであれば、転職は考え直した方がいいと思いますし

そうでないのであれば、迷わず転職に向けて動き出すべきだと思います。

転職においては、自分の価値観と考え方を理解しておくことが重要なので

私が参考にしている本についても紹介しておきます。


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