プロジェクトマネジメントのポイント
昨年までSIerの会社で案件のPM(プロジェクトマネージャー)をやっていました。
ただ、PMになったからといって誰かに何かを教わったわけではありませんでした。
なので自己流で勉強と試行錯誤を繰り返しながら色々得る部分がありました。
色々もがきながらもありましたが、いったんその職を離れた今だからこそ気付ける点などについて、書いていきます。
メンバーとは仕事以外のコミュニケーションをする。
この方法はいろんな本にも書かれているので
理論的なところはすっ飛ばしますが、
チームをまとめていくのに一番効果があります。
これをやることのメリットとしては
自分を理解してもらうこと
メンバーを理解すること
の二つです。
仕事の原則として、必ず他者がいてその人の役に立つことをすることが基本だと思います。
なのでチームで成果を出す以上は、チームメンバーと仕事をするので
相手が何を求めているのか、自分はどうして欲しいのか
をお互いが知っておく必要があります。
実際にはあまり会話がなくとも成果を出しているチームもありますが
それはその前提に必要なコミュニケーションが取れているからです。
何も仲良くなる必要はないんです。
自分がどういう考えを持っていて、相手はどういう考えを持っているのか
それを理解することで、そこから自分の役割を見出したり
よりいいアクションを考えたりするようになっていければ、チームとしての生産性は上がっていきます。
なので、まずはお互いの理解を深めることが必要です。
その一つのきっかけとして、仕事以外のコミュニケーションが重要になってきます。
これやると、お互いの人間性が理解しやすくなるのと
人は自分の好きなことに興味を持ってもらえることに親近感を湧きやすいので、雑談ってのは結構効果が現れやすいです。
タスク状況の共有
これは定番ですが、特に気にする点は
頻度
共有のレベル感
が重要です。
プロジェクトって本当に水ものなので、予定通りに行かないものだと思っておいた方がいいです。
内的/外的要因によって左右されるので、その都度適切な対処を行う必要があります。
それを見つけるためにも、定期的な情報共有は必要です。
特にPJの最初の方は、日次でもいいと思います。
軌道に乗ってきたら、週数回→週一くらいに調整していけばいいです。
最初から週一回と決めてやってしまうと、
初期の頃は方向性がブレやすかったり、各々の役割や進め方にばらつきがあったりするので、細かく状況をみながら調整していった方がいいです。
あとは共有のレベル感ですが、基本的には個人の主観で報告をしてもらっていいのですが、
その人が考えているタスクのスケジュール感は把握した方がいいと思います。
例えばAさんは以前にも仕事をしたことがあって
この分野のタスクだったある程度任せされるのであれば、そこまでかっちり管理する必要はないかなと思います。
ですが、初めて一緒にやるメンバーだったり、スキル的にチャレンジングなことを任せているメンバーは早めの情報共有やアウトプットのすり合わせが必要になります。
なので、できるだけ前倒しのスケジュール感で進める必要があることを念頭において進めていく方がいいです。
その他ツールの話やトラブル対処などについてはまた別記事で書いていきたいと思います。
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