気がつけば、20年経ってた

2023年11月30日。
わたしが20年来ファンである、岡田准一さん(以下、准一と呼ばせてくださいいつもそう呼ばせてもらってるので)が事務所を退所する。
昨今、ファンである対象の人物を「推し」と表現することが多いけど、わたしにとって准一は「推し」とも「アイドル」とも形容できない、そんな存在だ。
なんてことはない。事務所を退所しても准一のキャリアは続くし、わたしがファンをやめることはない。
それなのに、2023年10月2日の退所に関する文書を読んだ時、わたしは涙を止めることができなかった。なぜだろう。
そこには紛れもなく、松村北斗くんとSixTONESの存在がわたしの中にあったからだ。

気がつけば20年経っていたファン人生、わたしは彼をアイドルというより俳優として見ている時間が圧倒的に長かった。
沼落ちのきっかけである学校へ行こう!の愛してるよゲームではたしかにアイドル要素強めだったけど、その後はドラマ映画作品を見漁る日々。
V6としての活動もほとんど知らずカウコンを毎年見てるくらいだった。ちなみにメンカラも知らない。
よってこの界隈に足を踏み入れることはなく、あくまで俳優岡田准一のファンとして過ごす日々だった。
そんな中出会った松村北斗くんとSixTONES。
本格的に足を踏み入れて驚いた。
この事務所(しっかり明言できないのが悔しい!)に対するアイドル達の愛情の深さ。
V6解散となってもなお、准一が事務所に所属し続ける意味みたいなものを、奇しくも北斗くんとSixTONESから汲み取ることになるとは思わなかった。
北斗くんとSixTONESのオタクにならなければ、きっとわたしは准一が事務所を退所することになっても寂しいとか悲しいとか感じることはなかったと思う。
彼が注ぎ続けた約28年の愛情の深さを北斗くんとSixTONESを通して汲み取ってしまった手前、こぼれ落ちてはいけない寂しさがどうしようもなく溢れてしまった瞬間だった。

推しともアイドルとも形容できないけれど、わたしにとっては永遠のアイドルであり続けるのが岡田准一だ。(この辺りを言語化するのが難しい…!また落ち着いたらゆっくり考えます)
といいつつ、連載を毎回追ってるわけでもないし、出演作品を全部網羅してるわけでもないし、気がついたらひとりムキムキになって衣装のスーツパツパツになってるし、メンカラは最近知ったし、ファンと言っていいか微妙なファンではあるけど、これからもわたし自身の感性との距離感を大事にしながらその活躍を見ていたい。
こぼれ落ちてしまった寂しさはきっとまた彼が生み出すクリエイティビティが埋めてくれる。
そうやって、次は気がつけば40年とか言ってると思う。ちなみに北斗くんとSixTONESでも同じこと言ってるだろうな。
准一、あなたの人生にこれからもたくさんの幸せと創造が溢れますように。あなたはわたしにとってこれからも永遠のアイドルです。

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