見出し画像

引越し後の1週間の記録〜主に家のこと〜

ようやく身体が新しい家に慣れてきたのか、部屋の移動や家事に頭を使う必要がなくなってきた。身体はもう以前の部屋のことは忘れてしまったのだろうか。

三原に移住して1週間。引越しの疲れと慣れない環境からか、しっかり体調を崩してしまった。

喉の痛みと喘息症状に悩まされた

引越しの疲労と環境が変化した影響で、近いうちに体調を崩すだろうとは思っていた。案の定、移住2日目あたりから、風邪をひいたみたいに喉がやたらと痛くなった。

近くの咽喉科で診てもらうと、幸いコロナや風邪ではなかった。ただ、アレルギーか別のウイルスが原因か、それともPM2.5の影響なのか、はっきりとした原因はわからずじまいで、ひとまず炎症を抑える薬を飲んで様子をみることになった。

1、2日ほど経過しようやく薬が効いてきたと思ったら、今度は咳が止まらなくなった。

部屋に溜まっている埃の影響か、エアコンから吹き出すカビや菌の影響ではないだろうか。入居時は綺麗に掃除されている状態ではあったものの、一定期間の間は空き家の状態であったため、見えない埃や汚れが溜まっていたのかもしれない。

部屋で過ごすと喉が辛くなるため、仕方なく日中はコメダやスタバで仕事をしていた。外にいる間は症状が治るから、部屋が原因なのは間違いない。

家ではなるべくエアコンを使わないようにし、どうしても使わなければいけない時だけマスクを着用する。

ただ、寝れない。全っ然寝れない。

仰向けもしくはうつ伏せで寝ると、喉の奥の腫れている部分が気道を塞いで呼吸が止まるか謎に声が出る。横向きに寝るとまだマシだけれど、寝返りをうつと再び息が止まるか声が出て目が覚める。

おまけに部屋では蟻やあの黒い虫(奴)も頻繁に見かけるようになった。台所の床に直置きしているゴミ袋から漏れる食べ物の匂いに釣られたのだろう。夜にカサカサ音がしているからと電気をつけると、目の前を奴が歩いていることもあった。驚きはしないけれど、体調が悪い時に見つけると、沈んだ気持ちがさらに滅入ってくる。

鯖江の古民家シェアハウスに住んでいた頃を思い出した。ちなみに鯖江の方では百足で、天井から背中に落ちてきたり、寝ている時に太腿を這っていたりしたこともあった。人は心底驚くと声が出なくなる。

翌日ホームセンターに足を運び、エアコンクリーナーとアリコロリ、火バサミを購入しておく。黒い奴は車やバイクのメンテナンス用のパーツクリーナーを吹きかけるのが効果的だから、殺虫剤は買わなくても大丈夫。

部屋やエアコンを掃除し、床にアリコロリを吹き付けておく。害虫がわかないようにするには、ゴミ袋の口はこまめに閉めておき、とにかく部屋を清潔に保つ必要がある。あいつらは細かな食べかすも嗅ぎつける。

そして奴が出ると、地道にパーツクリーナーで駆除を続けた。

匂いの問題もあった。

うちはロールケーキの1切れのような縦長の家で、両サイドは隣の家に挟まれている。1階の窓は玄関隣と、反対側のお風呂から続く扉の2つしかないため、日当たりもそんなに良くはない。

出かける時は前後の窓を少しだけ開け、キッチンにある換気扇を回して空気の流れを作っておくと、井草の匂いも大分収まった。

こんな感じで家があるけど家には帰りたくないという日がしばらく続いていた。今は喉の痛みや咳は大分落ち着き、匂いも薄くなり害虫に出くわす頻度も減ってきた。

古い家に住むということは、快適に住める環境作りから始まるんだ。

起床時間をゴミ出しの時間に合わせる必要がありそう

千葉にいた頃は、大体夜中の2時頃に就寝し、朝の10時頃に起きるという生活習慣で、ゴミは夜中に出していた。

けれど今の町は、ゴミを出して良い時間帯が大体朝6時半〜7時半頃までと決められている。まあ、これが普通なのだろうけど。そういえば、住んでいる地域の治安は、ゴミの回収場所を見ると大体わかるという話はあながち間違っていないと思う。

今は寝過ごさないようにアラームを6時半にセットし、ゴミを出すために1回起きる必要がある。しかも神経質な性格だから、なぜかアラームが鳴る30分前に目が覚めてしまう。

結局6時半までぐだぐだ目を瞑ったりスマホをいじったりして時間を過ごし、ゴミを出し終えてから2度寝をする。就寝時間は徐々に変えていこう。

町内会では年1回研修旅行があるらしい

ある日、2度寝をしていると声がした。玄関に行くと80代くらいのおばあちゃんが町内会の旅行案内チラシを持ってきてくれた。

今年の行き先は呉市の旧海軍兵学校。参加者の名簿に目をやると、70〜80代の方ばかり。案内の最後には「見学はゆっくりめぐります(体にあまり負担はかかりません)」と書かれていた。

この町では、毎年秋頃になると学校行事のように日帰り旅行があるみたいだ。

車や電車が使える人であれば、思い立ったその日にでも訪れることができるが、町から出ること自体が一苦労の年代の方にとってはそうはいかない。そう考えると、わざわざマイクロバスを貸し切って、現地で案内付きで周ることができるこの旅行の存在意義は大きいと思う。

行き先が興味深い場所だったから、予定が詰まっていなければ参加するのも悪くないと思ったが、集団行動が苦手な私にとって、ほとんど知らない人と一緒にバスで移動するのは正直しんどい。運転手として参加するとかできないかな。

とりあえず「検討します」とだけ言って、チラシだけ受け取っておいた。

一旦ここまで。

これを書いている今、既に2週目が終わろうとしている。今のところカフェとスーパー、書店、家くらいしか行き来していない。もう少し行動範囲が広がれば良いが……。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?