『自分で考える力』がある子に育てるための関わり方
こんばんは、森本です😗教育に関わるお仕事をしながら、2人の男の子の子育てを頑張っています。
さて、今日は僕のお仕事の中からの気づきをシェアしたいと思います。家庭での子育てにも転用できるお話だと思いますので、よければ最後まで読んでみてください👀✨
親が我が子に願うことは何か?
最近僕は在籍している『きりんアフタースクール』の保護者の方とお話する機会がありました。
そこで、お父さん・お母さんが我が子に求めるものが様々な言葉で出てきます。
「他の子とうまく関われるようになってほしい」
「寛容になってほしい」
「自分のことは自分でできるようになってほしい」
と言った具合です。これらは一言で言ってしまうと、「自立」という言葉に集約されます。
親から離れても自らの人生を切り拓いていける力をつけてほしい。
これはどんな親でも共通の願いではないでしょうか。
「自立」といっても様々な要素があります。経済的な自立、精神的な自立。いずれにしても、自立をしていくためには、自分で思考し、自分で判断できるトレーニングが必要になってきます。
自ら考える力を育てるには?
先日、ある保護者の方からこんなお話を聞きました。
「うちの子、不安症なのか何でも大人に回答を求めようとしてしまうんです。自分のすることに親の許可を求めてきたり、“次はどうすればいいの?”と聞いてきます。親としては、自分で考えられるようになってほしいんですが、、、」
いかがでしょうか?
どのご家庭でも大なり小なりある光景ではないでしょうか。
まず前提として、年齢にもよりますが、いきなり「自分で考えなさい」と突き放してしまうのは酷ですよね。判断する材料が持てていなかったり、チャレンジしてみて失敗するのが怖いといった感情もあるかもしれません。
自分で考える力をどう育んでいくか?
ヒントは大人からの「問いかけ」に隠されています。
具体的な手順をご紹介します。
❶「●●ちゃんはどうしたらいいと思う?」と聞いてみる
まずは大人の側が「あなたの意見を聞きたいと思っているよ」というメッセージを出すことがとても重要になります。これで、子どもは「自分の意見、気持ちを話してもいいんだ」という安心感を持つことができます。
「心理的安全」と呼んだりもします。
もし、問いかけによって自分の意見を話すことができたら、
「そっか、●●ちゃんはそう思ったんだね。」
といったんすべて受け止めてあげることが大切です。ここで
「そうじゃなくて、、、」
と否定をしてしまうと、ますます自分の意見を言いにくくなってしまいます。
そして、受け止めてあげたうえで、
「自分の気持ちを話せてすごかったね。」
と意見を言葉にできたこと事実そのものに価値づけをしてあげましょう。
万が一、話してくれた意見を修正する必要がある場合は、最後の最後でいいです。
「その意見もいいと思うけど、お母さんはこっちのほうがいいかなと思ったよ。」といった具合です。
❷「AとBならどちらがいいと思う?」と選択肢を与える
ここまで書いたようなやり取りがいきなりできる子ばかりではありません。
なかには「分からない」「知らない」とうまく自分の意見を言えなかったり、考えることを放棄してしまう子もいます。
そんな時には、大人から選択肢を出してあげて、選んでもらうようにします。自分の意見・考えを決めやすい環境を作ってあげるのです。
「AかBなら、どちらがいいと思う?」
と問いかけてあげて、自分で決めたように導いてあげます。
そして最後はやはり、
「自分で決められてえらかったね。」
と褒めてあげることが大切です。
、、、
いかがでしょうか。いきなり❶のように、自分の意見を言うところまでできなくても、❷の選択肢から選ばせることを積み重ねていくことで、少しずつ自分で考える力が身についていきます。
家庭の中で、日常の何気ない親子の会話の中でも実践できます。
『自分で考える力』を身につけていくためのアプローチ。大人から「問いかけ」をされることで、子どもの脳は動きだします。ぜひ試してみてくださいね😄✨
何かの参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました!
では、また!
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