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2024年→2025年の思考記録 ~年末年始の読書を中心に~

2025年になりました。

先週からお仕事が休みで9連休中。主だった予定も少ないので、この年末年始はたくさん本を読みたいなと思って、買いこんだ本を手当たり次第に読んでいます。

読書というのは他の誰かの経験や思考を自分に取り入れる行為で、読書を通じて普段はあまり及ばない思考が廻ったりします。

その思考をアウトプットすることで、考えたことを整理しておきたいなと思いnoteを書き始めました。
自分にとっては、「書く」という行為がラクでストレスがないのでアウトプット先にnoteを選んでいますが、誰かに「話す」とか方法は何でもいいと思います。

いずれにせよ、何かしらアウトプットするというのが有益なんじゃないかなと感じます。

散漫になりそうですが、今頭に浮かんでいることを書いていきます。

生き物としての一生、生命の起源に触れて

今の自分を俯瞰してみるときに、「生きる」とか「死ぬ」といった世界観から考えたりします。

自殺願望があるとか、そういう話ではなく、”結局自分も動物なんだからいつか死ぬよね”といった事実ときちんと向き合っておきたいという気持ちです。

そういう極端な思考に触れた時に、今の自分の悩みがしょうもなく思えたり、日常の普通がかなり貴重に思えたりします。

今、「シン・オーガニック(吉田太郎 著)」という本と「生き物の死にざま(稲垣栄洋 著)」という本を並行して読んでいます。

地球の起源とか生き物に起源をあらためて理解すると、動物としての”ヒト”はかなり後発な生き物であり、地球の歴史から考えると相当歴史の浅い存在だということに気づきます。

近年の技術革新や変化みたいなものを、そこだけ切り取って考えるとすごい変化だと感じるんですが、もっと長い時間軸で考えると相当微細なものにしか過ぎなかったりするんだろうな、と。

同時に、いろんな生き物の一生を知ると、多くの生き物が生殖行動のために生きていて、子孫を残した瞬間に一生を終えるというのが儚くもあり、動物というのはそうやって子孫を残し続けてきているんだな、と感じます。

そう思うと、むしろ特殊なのは人間のほうで、そういう視座に立ってみると生きているということをもっと大切にしないといけないなと考えさせられました。

自分の目をくもらせるバイアスについて

そういう極端な話から、日常に視点を戻してきた時に、今見えているものをどう捉えるかという点が大事なんじゃないかと考えています。

見ようと思っても見ようとしなければ見れないし、もっというと感じることができなければ何も分からない世界がたくさんあると思います。

もっと”感性”を磨けたらいいなぁと思いますし、そこで感じたものから自分なりに”問い”を持ち思考することができたらいいなと思います。

「観察力を高める(佐渡島庸平 著)」を読んでいて、人はあらゆるバイアスに歪められながら世界を見ているんだなと再確認しました。

自分が見ている世界と他人が見ている世界は、それぞれのバイアスによって見えているものが違っていて、見たいものしか見ていない。

このことを事実として認識しているかどうかは、人とつながっていくうえで大事な点になるなと感じました。

働かないアリから考える組織論

興味関心を自分の仕事に引き寄せて考えたときに、今もっとも興味があるのが組織開発です。

ここにある願いとしては、組織に所属する人が、その人の個性や魅力を最大限発揮して成果を出せる状態を作れたらいいなというものです。

「その人の個性や魅力を最大限発揮する」となったときに、その状態は誰かに指示されたり、コントロールされている状態というよりは、自分で主体的に考え行動できたり、心理的な安心安全が担保されているとか要件がいくつかありそうです。

ここはまだまだ知見も足りないし、しばらくは探究していきたいテーマだなと思いつつ、いろんな角度から組織を眺めてみるのが大事なんじゃないかなと思っています。

どこまで行っても組織は1人の人の集合体であり、いろんな人がいるということを理解せずに議論を進めるというのは困難だろうという思いもあります。

そんななか、「働かないアリに意義がある(長谷川英祐 著)」という本を読んでいます。



生物学者の方が書いたアリの生態についての本なのですが、どんな集団に分けたとしても働かないアリが必ず生まれてしまうと書かれています。

結局、これはアリの種(コロニー)を維持するために、ずっと働き続けると必ず疲れるという前提なので、あえて働かない種がいることで組織の壊滅のリスクを回避できるということらしいのですが、なかなか示唆深い話だなと感じています。

よく働くアリだけが存在しても成果は出すかもしれないが、いざというときに弱いというのは組織を持続的な継続という観点から見ると非効率というわけです。

果たして自分の所属している組織ではどうあるべきか?

思考を廻らす良い問いをもらえたなと思います。


いったん、今考えていることを書きだしてみました。
ざっと書いてみてやはり整理できる感じがあるので、アウトプットするのはよいですね。

また書きます。では。

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森本直樹@教育/子育て/田舎暮らし
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