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結構衝撃的な数字が出ました。。





2021年US音楽市場の売上の、74.5%が旧作(リリースから18ヶ月以上経過した作品)というデータ。

ということは新作の売上は25.5%。。


さらに下半期だと82.1%が旧作の売上だそうです。
(ちなみに2020年は66.4%が旧作の売上)


私が10年前にチェーン店で働いていた時代の店頭売上は

だいたい、新譜が70%、旧譜が30%の比率でした。

今はそれが逆になっているという事です。



みなさん、これってどう思います?


単純にコロナ禍で新作のリリースが減ったから?

それとも、コロナ禍でも安心して(散々聴いて良いのが分かっている)聴ける作品を欲しているから?

新譜を探すのって、実は時間も手間もかかり体力が必要だったりします。

だったら、知っている作品を聴くのが手っ取り早い?


もしくは、名盤の価値を改めて再確認ということ?


この流れに乗ってなのか、海外ではベテラン・アーティストが原盤をレーベルに売却する動きが増えてきました。



このデータの考察記事も出ていました。



もちろんコロナの影響もあるでしょうけど、間違いなくサブスクの影響が大きく関係しそうな気がします。

記事の中にある

「ストリーミングによるミュージシャンの存在の“希薄化”」

誰を聴いたかも覚えていないほど消費されてしまう現在の音楽への接し方は、味気なくもあり将来への危険性さえも感じます。


フィジカルが無く配信だけのリリースの場合、ネットで探すのが面倒という側面もあるんじゃ?

サブスクリプションサービスの「ニューリリース」だけをチェックしていても全ての新譜は探せません。


アーティストの情報を追いかけて、新作が出ているか?

を調べないといけないとなると、好きなアーティストだけならまだしも

良さそうな音楽を探すのはちょっと大変です。。

好きなアーティストでさえも、新作のリリースを気付かなかったりすることって増えてません?


もちろん、CD全盛期の時代にはお店に行くか、雑誌で探してお店で買うかと「ひと手間かかる」のは一緒でした。


そうしなくても聴ける便利さと引き換えに、ちょっと分かりにくくなっているような。。

そんな気さえもしてしまう、衝撃的な数字でした。



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