エクイロックス&追い切りについてTwitter版まとめ

エクイロックスについて
エクイロックスとは簡単にいうと蹄の弱い馬につける保護具です。
メンコとかと違うのは簡単に着脱はできません。
完全に蹄に張りついているので蹄鉄の打ち替えの時などに装着します。
大まかに分けて2通りあると言いましたがコメント欄に書きます‼︎

①蹄鉄を装着する際の釘を打つ為のエクイロックス
通常釘を打つのは神経の通っていない蹄の下の部分に打ちますが何度も落鉄する馬や走ってる時にぶつけて欠けてしまう馬など色々います。
何度も落鉄して釘を打ってると当然新しい釘を打てる場所がなくなってしまいます。

そこで出てくるのがエクイロックス。
これは蹄の代わりになり、強度も蹄と同じくらい硬いものになります。
欠けた部分をエクイロックスで埋めてあげる事によりまた新しく釘を打てるようになります。

②蹄鉄を装着する為のエクイロックス
これはそもそも釘を打つ事すら出来ない馬に使います。
特に酷い裂蹄、酷い蟻洞(ぎどう)、蹄の伸びにくい馬にやる事があります。
釘を打つと神経に当たって打てない、打つところがない場合に使います。

いわゆる接着装蹄です。
基本的にはここまでいく馬はかなり少ないですのでほぼエクイロックスを使っている場合は①の蹄の代わりのエクイロックスと思っていただいて大丈夫だと思います‼︎

エクイロックスについて書いてありますが基本的には保護具(補助具)と変わらないですので音に敏感な馬にはメンコ、集中力がない馬にはブリンカー、脚をぶつけたり不安のある馬にはバンテージ。
それとほとんど変わりません。
あまり見ないので特別視する必要はないと思います‼️

唯一②接着装蹄だった場合のみ考えなくてはいけない事があります。
それはレース中の落鉄。
さすがに接着装蹄も釘ほどの耐久性がないので落鉄の可能性高い気がします。
馬具にはその馬の能力を出すために使うもので悪い所を隠す為に使う物ではないとハッキリ言わせて頂きます‼︎

追い切りについて

MORE的追い切り診断方法
Twitterを見ていると『コースが…』『時計が…』『手ごたえが…』などよく見ますがそれを決めてるのは誰でしょう⁇
コースは別として時計(手動)や手ごたえがどうのって決めてるのは馬にも触った事がない競馬記者さんなんですよ。

これを参考にして予想するって非常に危険だと思いません?
ストップウォッチのボタンを1ハロン毎に0.5秒遅く押してたら800メートルで2秒違いますよ?
手ごたえに関しても馬って本来手で追うものじゃなく全身で追うもの。
手だけを見ている素人の意見を気にしますか?

それより競馬なんですから馬を見た方がとても効率がいいと思うんですよね‼︎
乗り手も千差万別ですし上手い人もいるし下手な人もいる。
よく馬7騎手3と言われますが普通に考えたら馬7の方を見る方がいいですよね?
そんな馬の見方を次のツイートからしていきたいと思います!

前置きが長くなりましたが。これからが本題。
どういう追い切りが良い追い切りか?
当然ですが『全身を使って走っている馬』がいいんですよ。
問題はそれをどうやって見抜くか?それですよね?

当然時計が速いと身体が使えてるとは別物。
皆さん経験があると思いますが猛時計を出したからといって競馬が走るとは限りませんよね?
逆に新聞には『一杯』『半マイル53秒』とかって書かれても普通に馬券に絡みませんか⁇

今度こそ本題。
全身を使えてる馬を探すにはまず馬の構造上首を大きく使えてる馬を探す必要があります。
基本的には首が上がった時に後肢を踏み込む。
首が下がった時に後肢は蹴り上げる。
当然首が大きく使えてれば踏み込みも大きくなります。

ちなみに前脚はどちらかと言うとバランスや左右のブレの修正。
後脚は馬の推進力を生み出します。
昔からわかっています。
どの馬でも後脚の筋肉に負荷をかけたいので坂路コースが出来ました‼︎

追い切り映像を見ていて見なきゃいけないこと。
その①首が大きく上下に動いているか?
その②最後までその動きを維持する事が出来ているか?
基本的にはこの2点です。
細かく言うと手前が…とか乗り役に反抗してないか?とかありますが。それはまたの機会に。

その①首が大きく上下に動いているか?
これがまず1番大事だとMOREは考えます。
大きく動けている=後肢を使えている
ほぼこれはイコールで構いません。
もちろん馬にも個体差がありますのでその馬にとって大きく動けていればOKです‼︎

その②最後までその動きを維持する事が出来ているか?
当然追い切りというのは終盤の方がペースも上がり苦しくなります。
そこをもう一踏ん張り出来るか?とても大事です。判断はとても簡単です。

首の上下が入りや中盤より後半(ラスト1ハロン)と変わらずかむしろ早くなっているかどうか?の判断になります。
当然ですが終いを伸ばす為ピッチが早くなり首の上下が激しくなります。
次に苦しくなってしまった場合どんな走りになるか?書いていきますね!

ここまで追い切りに関して書きましたがあくまでこれは馬の好調、不調のサイン。
しかし絶対的な能力差というのは埋められません。
絶好調のハルウララvs絶不調のアーモンドアイ
どちらが勝つのかは明白ですよね??
いくら絶好調でも埋められないものは埋められません。

それを理解した上で是非追い切りをみた際に参考にしてみて下さい😄
せっかくなので暇な時にエクイロックスの話と一緒にnoteにまとめますのでそちらもよろしくお願い致します😊

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