元親父は家族の動きを常に監視する

元親父は家族の誰か動くとジーっと見る。


例えば私がお茶を飲もうと立ち上がるとする。
すると私が台所に行くまでをジーっと見る。

そして

「あ。ついでに爪楊枝取って来て」


と言うのだ。
人を使うのだ。

これは、私だけでなく家族全員に対してもそう。
ちなみに元親父に同じことをすると


「なんで俺がっ!?プギャー!」

である。


普通の人でも
「ついでに●●取って」
と言うことがあるかもしれない。

しかし元親父は毎日毎回毎回これをする。
家族全員にこれをするので
元親父はさぞかし楽であろう。

こうして人をパシりにし、無意識に
「自分の方が上」
というアピール。


しかし「モラハラ」と言う言葉を知ってからは
家族皆が特に意識して

「自分で取れば?いちいち人の動線を見るんじゃない」
と言うようになるが、

「それくらいやってくれてもええじゃないかっ!!」

と逆切れ。


いや勿論、あんたが「普通の人のレベルの頼み方」をするならやってやるよ。


大人は言うことを聞かないとわかった元親父は
自分の孫(甥)ばかりをパシりにするようになる。
姉激怒。

余りにも酷いので離婚までは
「甥と元親父を二人にはしない」
というルールで生活していた。


ちなみにモラハラを知らない当時の私、
知らずともだんだんムカついてきた時期。爪楊枝を渡すときは
わざと口に入れる先がとんがった方を手でつかんで渡していた(地味に精神に来るアレ)。


お金は大切に。