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自分の深層心理との対峙

人に言われるまで、気づかなかったことがありました。私の話を丁寧に聞いてくれて、引き出してくれた友人のお陰で自分の奥底にあった問題点が浮かび上がりました。

いわゆる、アダルトチルドレンというやつでしょうか。自分の家庭(実家)は普通だと思っていましたが、機能不全だったのだと今は思います。
父親自身、幼い頃祖父が空襲で亡くなり、祖母が男兄弟を一人で育て上げました。祖母自身めちゃくちゃ気難しく短気な性格でした。
祖母も、妾の子ということで、苦労してきたんだと思いますし、
父が父性、というものに触れたことは無かったでしょう。

私は父親なりの愛情を感じていましたが、いつ激昂のスイッチがオンになるか分からず、地雷を避けビクビクしながら毎日過ごしていました。要するに怒る時に一貫性がなく、全て気分次第。実家を出るまでずっとご機嫌を伺い、顔色を伺う人生でした。モラハラで、自己愛性人格障害というやつなのかなと思います。
怒ると誰も逆らえません。
車の運転を教わったときは、何度か激昂されて免許を取ったのに怖くて乗れなくなってしまいました。ハンドルを横から無理矢理操作され、
「お前は二度と乗るんじゃねえ!馬鹿野郎!」と目を吊し上げて怒鳴られました。
口も悪いんですね。

母親からは毎日のように父の愚痴を聞かされ続けてきました。実家を出ても今でも続いています。母親の感情のゴミ箱役をしてきたわけですね。
それでも父親も優しいときはあり、母は父を憎んでいるのがわかりずっと心のバランスを取るのが難しかったのかなと思います。
「あなたたちがいるのに離婚できない」とも言われてきましたし、母と口論になると「お父さんに似てるわね、そのいやな性格」と嫌みを言われました。

ああそうか、だから人の顔色を伺う癖が抜けないし、安心して本音を言うことができないのか。
不安と回避の症状が出てしまい、逃げたくなったり全部さよならしたくなる。

というような深い話ができる現在の人間関係があるのは、とても幸せなんだと感じています。
自分に隠れていた問題点が浮かび上がり、そういうことかと合点がいきました。
話を聞いてくれる人がいるってめちゃめちゃ強いなと。安心して話ができる。本当にありがたい。
まず、自分の心の問題点と向き合い、自分の心の声を聞いてあげようと思いました。
ちゃんと他人と向き合うのは、そこからかもしれません。

歳をだいぶ取ってしまったけど(笑)、自分の問題点やトラウマに気づけてよかったと心から思います。

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