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茶髪

気持ちよさそうにねむりながら
誰の夢を見ているの?
射す太陽光に照らされた細い髪
綺麗な茶髪が透ける

君が消えてしまいそうで怖いな
他のところにいってしまいそうで

本当は君の手を引いて
君を僕のものにしたいけれど
君はそれを望まないだろう?
その髪に触れるだけで精一杯

いつものふざけたフリで


太陽みたいな君なのに
誰が君を泣かせたの?
降る大雨に濡らされた君の髪
綺麗な茶髪が染まる

君が溶けてしまいそうで怖いな
もう僕に笑いかけてくれなさそうで

今すぐ君の手を引いて
僕のもとで抱きしめたいけど
あいつじゃなくて僕にしなって
君の頭を撫でて言葉を飲み込む

いつもより丁寧に撫でた

口にしたら崩れてしまいそうだ
曖昧なこの関係がもどかしいんだ
欲望と理性に揺れた葛藤を飲み込んで

僕はまたいつものふざけたフリで

君の茶髪に触れるくらいの
距離感がきっと相応しいだろう?
ずっと隣に僕がいるのにな
これからも君といたいから

いつものふざけたフリで

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