藤塚洋介

みんなのアタマにある、やりたいこと=アイデアを”カタチ”にするのが大好きです。 これま…

藤塚洋介

みんなのアタマにある、やりたいこと=アイデアを”カタチ”にするのが大好きです。 これまで70以上の新規事業に関わり、2023年にMOONSHOT WORKS株式会社を創業し、”自走できるイントレプレナー人財”社内起業家を育成するプログラム「スキルCUBE」を提供。

マガジン

  • 同じ失敗は繰り返さない!新規事業の”傾向と対策”

    「社内起業家=イントレプレナー」たちは新規事業を立ち上げるために日々切磋琢磨して、多くの「同じような壁」にぶつかります。 筆者の10年以上多くの新規事業に関わってきた経験から そんな「新規事業のあるある」”失敗の傾向と対策”を記事にしていきます。 会社内で、新規事業部署のマネージャを任されて間もない方、これからチームを持ち上げようとするリーダーの方、とにかく部下に成長してほしい。そんなみなさんに読んでいただきたいです。 ご感想や、こんな事例も取りあげてほしい、こんな時どうすればいいの?などコメントをお待ちしています! 一緒に学び、壁を乗り越え、新規事業で未来を変えていきましょう!

最近の記事

CLOSEのカウントダウン(その2)家族会議に学ぶ新規事業の撤退条件とは?

家族の選択今回は、とある家族の家族会議をのぞいてみましょう。 どうやら父親の転勤が決まったようです。 突然の家族会議の話にびっくりしたでしょうか? もし、この家族が事前に家族会議をしていなかったら? 感情的になって、みんなバラバラのことを言っていたかもしれないし、一緒に行かなかったかもしれない。 何より家族の納得感がなかったかもしれません。 「いざ」と言う時は感情が先走ってしまい、冷静に考えられないもの。 これは新規事業を進める上でもとても大事なことなのです。 前回

    • CLOSEのカウントダウン(その1)新規事業が止まる瞬間とは?

      はじめに:新規事業の熱意が消えていく瞬間あなたは、かつて燃えるような情熱を持って始めた新規事業が、いつしか重荷に感じられるようになった経験はありませんか? 「なぜ、この事業を始めたんだっけ?」 「本当に、これが私たちのやりたかったことなの?」 こんな疑問が頭をよぎり始めた時、あなたの新規事業は既にCloseの危機に瀕しているかもしれません。 メーカーの新規事業部門で働く社内起業家の皆さんは新開発プロジェクトを任されました。 最初は「日本人の働き方をアップデートする」と

      • 忖度だらけの事業計画 〜新規事業成功への本当の道筋とは〜

        はじめに:社内起業家の苦悩「3年で売上30億円、黒字化達成」 あなたは、この数字を見てどう感じますか?希望に胸を膨らませますか?それとも、胃が重くなる感覚を覚えますか? 新規事業の立ち上げに携わる多くの社内起業家が、このような非現実的な目標設定に直面し、苦悩しています。 実現可能性を十分に検討せずに立てられた計画。それは、単なる数字の羅列ではなく、あなたの未来3年間の奮闘の軌跡を決定づけるものになるのです。 例えば、大手電機メーカーでIoTプラットフォーム事業の立ち上げを

        • 「社内プレゼンを制覇せよ!」その3ストーリー編 〜「本当にマーケットあるの?」〜

          はじめに:革新の壁に立ち向かう「本当にマーケットがあるの?売れるの?」 私が初めて新規事業の提案をしたとき、会議室の空気が凍りついたのを今でも鮮明に覚えています。 その一言で、何ヶ月もかけて準備したプレゼンが一瞬にして崩れ去りそうになりました。 この経験は、多くの社内起業家が共感できるものではないでしょうか。 この記事「社内プレゼンを制覇せよ!」シリーズ3では、MOONSHOT WORKS株式会社で70以上の新規事業立ち上げに関わってきた経験を基に、この「見えない壁」を

        CLOSEのカウントダウン(その2)家族会議に学ぶ新規事業の撤退条件とは?

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        • 同じ失敗は繰り返さない!新規事業の”傾向と対策”
          19本

        記事

          「“学ぶだけ”で終わらせない! 新規事業フレームワーク実践のための3ステップ」

          皆さん、こんにちは。MOONSHOT WORKS株式会社の藤塚洋介です。 新規事業開発のコンサルタントとして、数多くのプロジェクトに携わってきた経験から、今回は「学んだフレームワークが使われないあるある」な課題についてお話ししたいと思います。 新規事業開発の落とし穴:学んでも使えないフレームワーク「研修で面白いと思った新規事業のフレームワークも、実際の事業開発にはほぼ使っていない...」 この体験、身に覚えはありませんか? 実は、これは新規事業開発に携わる多くの方々が

          「“学ぶだけ”で終わらせない! 新規事業フレームワーク実践のための3ステップ」

          「恋とビジネスは同じ?新規事業でソリューション依存を克服する方法」

          タカシとアヤの「好き違い」社内起業家の皆さん。 このお話が新規事業開発において学ぶところがあったことに気づきましたか? 新規事業の世界では、革新的なアイデアが生まれた瞬間、そのソリューションに酔いしれてしまうことがあります。 しかし、この「ソリューション酔い」こそが、多くの新規事業を失敗に導く落とし穴となっているのです。 私、藤塚洋介は新規事業開発のコンサルタントとして、70以上のプロジェクトに携わってた経験から、この問題がいかに深刻で、かつ普遍的であるかを痛感していま

          「恋とビジネスは同じ?新規事業でソリューション依存を克服する方法」

          「社内プレゼンを制覇せよ!」その2〜コミュニケーション編〜苦手を乗り越える実践テクニック

          ネゴに頼らないためには?皆さんこんにちは、新規事業コンサルタントの藤塚洋介です。 今回は、前回の資料編に引き続き、私自身の失敗談も交えながら、社内説明を成功させるための「コミュニケーション編」としてポイントをお話しします。 前回の「資料編」で伝え方について色々書かせていただきましたが、資料を使ったプレゼン本番は10分から20分しかないケースが多いので、初見の人は圧倒的に時間が足りませんし、聴く側も既存事業から新規事業の判断基準に脳内をスイッチするのも間に合わなかったりします

          「社内プレゼンを制覇せよ!」その2〜コミュニケーション編〜苦手を乗り越える実践テクニック

          「社内プレゼンを制覇せよ!」その1資料編〜苦手を乗り越える実践テクニック〜

          「また落とされた…」 深夜まで頑張って作り上げた新規事業の提案資料。 チームメンバーと何度も推敲を重ね、自信を持って臨んだ役員会。 しかし結果は厳しいものでした。 「うちの役員は既存事業に忙しくて新規事業をわかってないのではないか?」 そんなネガティブな言葉が頭をよぎります。 でも、本当にそうでしょうか? 私は新規事業開発コンサルタントとして、これまで70以上のプロジェクトに携わってきました。 その経験から、社内説明の成否を分ける重要なポイントがいくつかあることに気づき

          「社内プレゼンを制覇せよ!」その1資料編〜苦手を乗り越える実践テクニック〜

          知らないと損をする”値決めのワナ”とは!?【チェックシート付き】

          はじめに:起業家達の苦い経験いかがでしょうか? 在庫の嵐、、、シャレになりませんね。 アイデア段階で「いいね」「欲しい」と言ってくれた人たちが、実際のサービスは購入してくれない。 それどころか時に反対のことを言う。 社内起業家の皆さんは、自社の商品を置き換えて考えてみてください。 ひょっとして「私も似たような経験しました。」と思っている方もいるかもしれませんね。 この現象を、私は”値決めのワナ”と呼んでいます。 皆さん、こんにちは。 MOONSHOT WORKS株式会

          知らないと損をする”値決めのワナ”とは!?【チェックシート付き】

          「失敗しないためのサステイナブルな新規事業組織とは!?」【自己診断チェックリスト付き】

          「優秀な外部パートナーに任せたものの、契約が切れたら縁の切れ目。結局、社内にはノウハウが残らなかった...」 新規事業の立ち上げは、多くの企業にとって成長の要です。 しかし、その過程で陥りやすい罠の一つ、私が新規事業立ち上げに携わる中で、最も頻繁に耳にする悩みの一つが外部パートナーへの過度な依存です。 この記事では、この問題の根本原因を探り、持続可能な解決策を提示します。 ↓私がCEOを勤めるMOONSHOT WORKSの公式ホームページはこちら↓ 外部パートナー依存

          「失敗しないためのサステイナブルな新規事業組織とは!?」【自己診断チェックリスト付き】

          「聞き手は名監督!?できる人のユーザーインタビューの備えとは」

          新規事業開発において、ユーザーインタビューやアンケート調査は不可欠なプロセスですが、多くの社内起業家が「調査が終わらない」という共通の悩みを抱えています。 MOONSHOT WORKS株式会社のCEO藤塚洋介が、70以上の新規事業開発プロジェクトに携わった経験から、この問題の本質と解決策を詳しく解説します。 ↓MOONSHOT WORKSの公式ホームページはこちら↓ 社内起業家の「あるある」悩みまず、典型的な悩みのシナリオを描いてみましょう。 このシナリオ、どこか心当

          「聞き手は名監督!?できる人のユーザーインタビューの備えとは」

          「新規事業研修の選び方:経験ゼロの講師では足りない理由」

          イントロダクションみなさんこんにちは、MOONSHOT WORKS株式会社の藤塚洋介です。 元プロバイクレーサーから新規事業開発のスペシャリストへと転身した経験から、今日は「研修・コーチ」の「あるある」な課題と、選ぶ基準についてお話しします。 ↓MOONSHOT WORKSの公式ホームページはこちら↓ 冒頭の話、これはプロスポーツの世界でも同じことが言えるんです。 例えば、理論的な知識だけを持っているコーチがいたとしても、彼らが選手としての実践経験がなければ、選手に具

          「新規事業研修の選び方:経験ゼロの講師では足りない理由」

          デートに誘ったら音信不通に。恋愛とスタートアップ協業の奇妙な関係!?

          みなさん一度や二度、似たような経験をしたり、聞いたことありませんか? え?デートを断られたことがない? それは羨ましい限りですが、そんな恋愛マスターのあなたも、仕事に置き換えると似たようなシーンを生み出してしまうかもしれません。 特に新規事業開発において、スタートアップ企業とオープンイノベーション※を進める際の日常においては日々どこかで起きていると言ってもいいくらいなのです。 皆さん、こんにちは。 MOONSHOT WORKS株式会社の代表取締役CEO藤塚洋介です。

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          学校では教えてくれない 桃太郎式チーム作りとは? 【診断シート付き】

          新規事業立ち上げは、企業にとって成長と革新の源泉です。 しかし、その道のりは決して平坦ではありません。 新規事業の成功率はわずか10%〜30%とも言われ、この低い成功率の背景には様々な要因がありますが、今回は特に担当者が直面する最大の課題の一つ 「十分なチーム体制を整えられない」 という問題に焦点を当てます。 皆さん、こんにちは。 MOONSHOT WORKS株式会社の藤塚洋介です。 コンサルタントとして、数多くのプロジェクトに携わってきた経験から、今日もある「ある

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          「バイクレーサーから学べ!」何を信じていいかわからない社内起業家へ

          「ネットで新規事業に関する情報を探せば山ほど出てくる。 あれも良さそうだし、コレも正しそう。その中から自分たちが本当に取り組むべき優先課題が見えてこない...」 「先輩や経験者にアドバイスを求めたら、聞く人によって逆のことを言われ…どうしていいかわからなくなった。」 これは、多くの社内起業家が直面する"あるある"な悩みです。 皆さん、こんにちは。 MOONSHOT WORKS株式会社代表の藤塚洋介です。 これまで70以上の新規事業に携わって今はコンサルタント会社を運営

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          知ってますか?新規事業の”元カレ”問題

          デート計画のシーン明日は彼女(彼氏)と久しぶりの休日デート。 あなたは、これまで行けなかった場所を巡るプランを計画しました。 「メインはあの国民的テーマパークに行って、お洒落なカフェでランチ。そのあとは買い物に行って…」 あなたは目をキラキラさせながら、テーマパークを中心にしたプランを熱心に彼女に話しました。 すると、彼女から一言 「楽しそうだね…でも今回は他のところにしない?」 と、曖昧な返事が返ってきました。 どれだけテーマパークの魅力を伝えても、彼女の態度は変わ

          知ってますか?新規事業の”元カレ”問題