漫画「課長島耕作」「部長島耕作」感想(完結作品を語る! #104)
「課長島耕作」「部長島耕作」(弘兼憲史)
連載期間 1983年~1992年、1992年~2002年(モーニング)
昼でも夜でも、おはようございます!
カメレオンシンガーソングライターのhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々です。
現在も100近い連載中作品を追いかけています。
リアルタイムではなく、ここ一年くらいの間、
一日数話ずつ読んでいて現在「相談役」編です。
(厳密には、一番最初に1巻だけ読んだのは中学生くらいで、大人の世界ってこんな感じなのかーと思いました)
ということで、
サラリーマン島耕作と共に歳を重ねた人とは感じ方がだいぶ違うと思います。
ただ、
今後、島耕作を読む人は「毎週1話ずつ読もう」という風には読まないと思うので、
むしろ、こういう読み方の私の感想が参考になるのではないでしょうか!
リアルタイムで読んでいる・読んでいた人も言っていますが、
「課長」編と「部長」編が一番アクティブな島耕作が見れます。
いわゆる脂が乗っているという状態です。
なんとなく島耕作を知っている人は…
色んな女性とイイ感じになって仕事も上手いことこなしていく、という印象っぽいんですが、
それがまさに「課長」編と「部長」編です。
課長編は、
弘兼先生の実体験なども含まれているんでしょう。
サラリーマンの表と裏みたいなものを楽しく学べますし、バブル期ということで日本の勢いも感じられます。
部長編は、
その後の島耕作シリーズでお馴染みの、
弘兼先生が勉強した(知っている)ことを作品に落とし込むというのをやっています。
ワイン貿易とレコード会社に関わる仕事をするんですけどね。
取締役以降は現場でバリバリ動く感じが減っていくので、この部長編が比べるとイイ感じなわけです。
島耕作の上司、カカカと笑う中沢。永遠の恋人、大町久美子。
こういったキャラクターも生き生きと動き回ります。
あと、
ここで知り合った人が実は〇〇でしたーというパターンはずーっと変わらずですね。
そういうマンガです!(笑)
最後に。
弘兼先生は別作品でもそうですが、人情味溢れる話を描かせたら超一流です。
だから何回も涙させられましたし、
「課長」編と「部長」編を読むことで、その後のシリーズで〇〇の話となった時、より心に響くわけです。
まずは、「課長島耕作」読んでみてください。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「課長島耕作」「部長島耕作」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
hiro’
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