289日目 既存のビジネスをやりながら、新規事業はできるのか?

既存のビジネスをやりながら、新規事業をやることは難しいです。

なぜなら、既存のビジネスの方が短期的に利益が出せる、利益を出す方法を容易に思い付くため、成功確率を考えると既存のビジネスで利益を出す方法を優先してしまいます。

目に見える顧客が存在しており、「顧客優先主義」などと謳っている場合、社内検討段階で、これから売れるかどうかもわからない新規ビジネスのタスクと顧客対応というタスクを比較した場合、既存のビジネスを優先することになり、新規ビジネスは後回しにされます。

既存のビジネスが今後も成長していく分野で有れば、どんどん伸ばしていけばよいですが、既存のビジネスが斜陽産業の場合は、そのまま続けていても、縮小していくので、業界再編や事業売却などの対象になります。

なので、新規事業で縮小していくパイを別のところでカバーしていく必要があります。

このまま、既存のビジネスをやっていても、将来は明るくないので、新たに何かを始めないとという動機付けと何かをやるためにの時間を確保しないといけません。

既存のビジネスでは、利益を出るものだけに絞って対応し、何かやるための時間を確保していく必要があります。

新規事業に対する時間を確保するためには、既存のビジネスでの対応工数を減らして、新規事業に時間を割くことができるかどうかが勝負の分かれ目になります。

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