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2020年8月27日(木)

私は物心がついた頃(2~3歳?)から、大きな音が大嫌いだった。花火、雷、学校の運動会で徒競走の時に鳴らされるピストルの音。・・・大きな音というより破裂音になるのかな?

花火大会は実家から歩いて10分ほどの川沿いで行われていた。父が朝早くから場所取りに行き、夕方になると親戚一同が集って、祖母や母が作った料理を食べながら、至近距離で鑑賞するのが毎年の恒例だった。私たちは浴衣を着せてもらい、屋台をひやかしながら、みんなで場所取りしてあるところまで、そぞろ歩く。それも私は好きだった。花火を見るのも大好きなのだけど、どうしてもあの爆音が(´;ω;`)ウゥゥなので、花火が上がるたび、爆音が聞こえないように、でも花火のあの一瞬のキレイさを見逃さないようにしつつ、耳を手でぎゅっとふさいでいた。そんな様子の私を見た父は「この音を聞かないと花火の楽しさがなくなるやないか」と、私の手を耳から離そうとした。母は、私のことを思って父を制しようとしたけれど、酔っ払っている父は耳を貸そうとしない。小さい子どもながら、花火は見たいけど、音は嫌いという私は変なのか?我慢しながらでないとキレイなものとか好きなものは楽しめないのか???とその時感じたような気がする。

雷も同じ、光と爆音のセットなので苦手なことこの上なかった。光がなく音だけいきなり来る方がまだ耐えられた。光が先に来ると「音が来る!」と身構え、先に恐怖感が襲ってきてしまう。当時の家は木造で、大きな雷が来ると、家が地震のように振動する。夜中に雷雨が来た日には、ほぼ寝られず、寝不足のまま学校へ行っていた。父母に怖いから一緒に寝てほしいと訴えることもできなかった。小さい弟たちが、父母のそばですでに寝ていたので私が入る余地はないとも思っていた。大人になってからもこの怖さには慣れず、就職して1人暮らしになってからも、夜中雷雨にヒヤヒヤし通しだった。さすがに子どもができてからは、幾分かマシになった気がする。母の強さってやつなのか。

運動会の徒競走でのピストル・・・園児の頃から片耳だけ塞いでやり過ごすことを覚え、小学校の低学年くらいまでそれでやっていた。さすがに中学年くらいからは、その一瞬だけ何とか我慢することができるようになった。ピストル音だけでなく、爆竹のパンパンいう音も苦手だったなあ・・・。

閉所もそうだけど、私には昔から「怖い」と思うものが多かった。こういう私の性格にまつわるような話を彼にすると、決まっていつも「大丈夫。何事も楽しんでやれば大丈夫。〇ちゃんなら、できる。」という。抵抗なくその言葉を受け入れられたら、私は無敵になれる気がする。

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